有価証券報告書-第86期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 16:07
【資料】
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【項目】
152項目
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(会社の経営方針)
当社グループは、企業倫理と遵法の精神に基づいた企業活動を行い、持続的な企業成長と企業価値の向上を実現し、あらゆるステークホルダーから真にその存在を認められる企業を目指しております。また、従業員の安全、操業の安全、製品の安全を図り、企業の「安全」を保つこと、安定品質な製品を安定供給し、安定した収益を上げることで「安定」配当を継続し、さらに環境・コーポレートガバナンスに配慮した、株主・顧客・従業員・地域社会に「安心」を与え続けるという3つの経営方針を基本としております。
(経営環境を踏まえた経営戦略、目標とする経営指標及び対処すべき課題等)
当社グループを取り巻く経営環境として、主たる市場である東北・北海道地域の経済は、地域総人口の継続的な減少が地域購買力の減退を招くこと、また公共事業も減少傾向にあることに加え、新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」という。)の拡大の影響を受け、人やモノの動きの遮断から経済活動が抑制され、個人消費の急速な減速が見られること等から景気は大幅に下押しされており、事業環境はこれまで以上に厳しい状況が続くものと思われます。
また、感染症は経営方針に掲げる「安全」、「安定」、「安心」に大きな影響を与えるリスク要因となります。当社グループは、社内外への感染症抑止と各拠点に勤務する従業員の健康と安全を確保するため、在宅勤務や時差出勤等の取り組みを行っておりますが、従業員が感染し従業員同士の接触等により感染が拡大した場合には、当社生産工場の稼働状況等にも支障が生じる他、一定期間の操業停止が発生する可能性があります。
このような状況下、ガス関連事業では、中核事業として新たな高み、次のステージを見据え、市場の深耕と開発に積極的に取り組んでまいりますが、弱含みの市場環境に加え同業他社との競合等があり、一定の成果を得るまでに今少し時間がかかると予想されます。中期的には、高圧ガス充填所の刷新や集約、配送部門の共同化による合理化を行い、製造原価の低減を図る計画であります。
現状の認識といたしましては、液化石油ガスは民生用の消費が底堅く推移している他、産業ガスについては、生産工場が正常稼働を維持しており感染症の影響は受けておりませんが、ユーザーへの商品・製品の安定供給のため生産拠点を分散化し、同時に一定程度の在庫を確保することでリスク低減に努めております。
食品用ガスについては、既存客先への販売増及び新規客先の開拓を続けてまいりますが、感染症拡大の影響に加え、東京オリンピック・パラリンピック開催の延期も重なり飲食の消費の落ち込みなど販売数量の減少の可能性があります。
器具器材関連事業・自動車機器関連事業では、主顧客先である自動車部品メーカーへの供給を目指しますが、自動車業界の事業環境の悪化で投資が抑制方向に向かう等、自動車部品メーカーの需要減の可能性があります。
その他事業の製氷・冷凍機械では、先進技術を活用した新製品開発による利益率のさらなる向上を目指し、環境に配慮した製品提供による受注拡大を目指しますが、感染症拡大の影響により作業人員が確保できず受注案件が後ろ倒しになる状況が生じております。
また、当社グループの構造改革として各事業分野における成長戦略を徐々に軌道に乗せるためにも当社グループの販売力・収益力の現状を総合的に分析したうえで、グループ組織及び人員配置の最適化、在庫管理、物流管理のIT化を推し進め、グループ経営管理システムの再構築を図り、将来を見据えることが必要であると認識しております。
当社グループでは、2019年度を初年度とする中期経営計画「Challenge2021」を策定しており、定量目標として連結売上高400億円、経常利益率6%以上、親会社株主に帰属する当期純利益15億円という業績目標の達成に向けて取り組んでまいります。加えて、資本コストを的確に把握した経営管理を行う方針のもと、当社の株主資本コスト5%(当社試算)以上である8%のROEを維持することや、財務基盤強化の指標として自己資本比率50%以上、株主還元の方針として配当性向25%以上の安定配当を継続することを盛り込んでおります。これら事業戦略の遂行上で事業等のリスクが顕在化した場合には、経営環境の急激な変化に十分注意を払いつつ、対処すべき課題を適宜解決しながら事業運営を行ってまいります。
なお、本計画は当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社グループとして約束する趣旨のものではありません。従いまして、今後の国内外の経済情勢や予測不可能な不確定要素等により、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

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