訂正有価証券報告書-第25期(2024/04/01-2025/03/31)
2.自然資本に関する取り組み
2-1.戦略
当社グループは「地球の恵みを、社会の望みに。」というパーパスのもとで事業を行っており、事業活動において直接的・間接的に自然資本に依存しております。また、生物多様性の保全と自然資源の持続可能な利用は気候変動対策とともにグローバルでの重要な課題であると考えております。そこで2021年には生物多様性に関する基本方針を定め、自らの生産活動に伴う環境への悪影響の低減という<責務>と製品・事業を通じた環境課題の解決という<貢献>の両面から取り組んでおります。今後、この生物多様性についての取り組みを加速させるために、2025年5月、TNFD「自然関連財務情報開示タスクフォース」提言への賛同を表明し、TNFDの提言に沿った自然関連の重要情報を当社ウェブサイトにおいて開示しております。
本項目は、その抜粋を掲載しております。
https://www.awi.co.jp/ja/sustainability/environment/tcfd_and_tnfd_recommendations.html
1) 責務
責務として水資源の保全、廃棄物の発生低減など環境負荷を低減する取り組みを行っております。
2) 貢献
貢献としては、工場の有毒な排気ガスを無害化する排ガス処理装置、汚濁水を処理するREADシリーズ、廃プラと未利用木材から製造する人工木材のエコロッカの製造と販売により環境課題の解決に努めております。
3) LEAPアプローチによるリスクと機会の検証
TNFDが2023年9月に開示枠組みの正式版である最終提言書を開示したことから、TNFDの推奨するLEAPアプローチに従って、事業活動における自然資本への影響と生態系サービスへの依存に対するリスクと機会の分析を実施しました。
具体的には当社グループの各事業の生産活動(直接操業)について自然への依存関係と影響のスクリーニングをTNFDの推奨するENCOREを用いて分析し、重要度をVH(とても高い)からVL(とても低い)までの5段階で評価して一覧表(ヒートマップ)にまとめました。また、重要度がVH(とても高い)またはH(高い)と評価された項目がある事業の生産工場について、TNFDが推奨するIBATで法的保護地域など自然保護のため重要な地域(要注意地域)との近接度合いを調査しました。
その結果、重要度が高く、要注意地域と近接する工場のある、肉の加工・保存業、清涼飲料製造業、バイオマス発電事業を調査する対象と定め、リスクと機会の特定と評価、財務影響評価、対応策の検討を行いました。
リスクと機会の分析の結果、当社の自然資本に対するリスクと機会について、リスクの方が機会より財務影響が大きいものの、リスクへの十分な対応策や機会獲得が見込まれていることを確認しました。
事業部門ごとのリスクと機会分析の詳細については、当社WEBサイトをご参照ください。
https://www.awi.co.jp/ja/sustainability/environment/tcfd_and_tnfd_recommendations.html
自然資本に関するリスクと機会一覧(抜粋)
(注) 1 長期:2031年~2050年(サステナブルビジョン2050)、中期:2028年~2030年(経営計画terrAWell30)
短期:2025年~2027年(中期経営計画terrAWell30 2nd stage)
2 大:売上収益/コスト 100 億円以上 中:売上収益/コスト 10 億円以上 100 億円未満 小:売上収益/コスト 10 億円未満
2-1.戦略
当社グループは「地球の恵みを、社会の望みに。」というパーパスのもとで事業を行っており、事業活動において直接的・間接的に自然資本に依存しております。また、生物多様性の保全と自然資源の持続可能な利用は気候変動対策とともにグローバルでの重要な課題であると考えております。そこで2021年には生物多様性に関する基本方針を定め、自らの生産活動に伴う環境への悪影響の低減という<責務>と製品・事業を通じた環境課題の解決という<貢献>の両面から取り組んでおります。今後、この生物多様性についての取り組みを加速させるために、2025年5月、TNFD「自然関連財務情報開示タスクフォース」提言への賛同を表明し、TNFDの提言に沿った自然関連の重要情報を当社ウェブサイトにおいて開示しております。
本項目は、その抜粋を掲載しております。
https://www.awi.co.jp/ja/sustainability/environment/tcfd_and_tnfd_recommendations.html
1) 責務
責務として水資源の保全、廃棄物の発生低減など環境負荷を低減する取り組みを行っております。
2) 貢献
貢献としては、工場の有毒な排気ガスを無害化する排ガス処理装置、汚濁水を処理するREADシリーズ、廃プラと未利用木材から製造する人工木材のエコロッカの製造と販売により環境課題の解決に努めております。
3) LEAPアプローチによるリスクと機会の検証
TNFDが2023年9月に開示枠組みの正式版である最終提言書を開示したことから、TNFDの推奨するLEAPアプローチに従って、事業活動における自然資本への影響と生態系サービスへの依存に対するリスクと機会の分析を実施しました。
具体的には当社グループの各事業の生産活動(直接操業)について自然への依存関係と影響のスクリーニングをTNFDの推奨するENCOREを用いて分析し、重要度をVH(とても高い)からVL(とても低い)までの5段階で評価して一覧表(ヒートマップ)にまとめました。また、重要度がVH(とても高い)またはH(高い)と評価された項目がある事業の生産工場について、TNFDが推奨するIBATで法的保護地域など自然保護のため重要な地域(要注意地域)との近接度合いを調査しました。
その結果、重要度が高く、要注意地域と近接する工場のある、肉の加工・保存業、清涼飲料製造業、バイオマス発電事業を調査する対象と定め、リスクと機会の特定と評価、財務影響評価、対応策の検討を行いました。
リスクと機会の分析の結果、当社の自然資本に対するリスクと機会について、リスクの方が機会より財務影響が大きいものの、リスクへの十分な対応策や機会獲得が見込まれていることを確認しました。
事業部門ごとのリスクと機会分析の詳細については、当社WEBサイトをご参照ください。
https://www.awi.co.jp/ja/sustainability/environment/tcfd_and_tnfd_recommendations.html
自然資本に関するリスクと機会一覧(抜粋)
| 事業 | 分類 | 区分 | 事象 | 事業インパクト | 時間軸 (注1) | 対応策 | 財務影響度 (注2) |
| 肉の加工・保存業 | 依存 | リスク | 自然からの水の供給サービスへの依存 | 市水断水、井水渇水による生産停止 | 短期 | ・他工場と連携した生産の維持・複数の水源確保 | 中 |
| 影響 | 機会 | 廃棄物を適切に処理しない場合の生態系への悪影響 | 製造に伴い発生する固形廃棄物のリサイクル(肥料化)による資源循環 | 長期 | ・廃棄物の堆肥化スキームの構築 | 小 | |
| 清涼飲料製造業 | 依存 | リスク | 自然からの水の供給サービスへの依存 | 水使用量の制限による生産量・売り上げの低下 | 中期 | ・水の効率的な使用 | 中 |
| 影響 | リスク | 廃棄物を適切に処理しない場合の生態系への悪影響 | 不適切な廃棄物処理による環境汚染と法令違反による操業への影響 | 短期 | ・廃棄物処理業者の適切な選定、管理による不適切処理・法令違反防止 | 小 | |
| バイオマス発電事業 | 依存 | リスク | 自然からのバイオマス燃料の供給への依存 | 気候変動等によりバイオマス燃料の調達が困難になることによる操業停止や事業撤退 | 長期 | ・燃料供給国の分散化・安定的な燃料調達方法、サプライヤーの確保 | 大 |
| 影響 | リスク | 廃棄物を適切に処理しない場合の生態系への悪影響 | 廃棄物に関する種類・量の規制や罰則の強化によるコスト増 | 短期 | ・燃料スペックの管理と運転の適正管理による焼却灰の有価物化維持 | 中 |
(注) 1 長期:2031年~2050年(サステナブルビジョン2050)、中期:2028年~2030年(経営計画terrAWell30)
短期:2025年~2027年(中期経営計画terrAWell30 2nd stage)
2 大:売上収益/コスト 100 億円以上 中:売上収益/コスト 10 億円以上 100 億円未満 小:売上収益/コスト 10 億円未満