- #1 主要な顧客に関する情報(IFRS)(連結)
(5)主要な顧客ごとの情報
| | (単位:百万円) |
売上収益 | 383,221 | 326,423 |
関連するセグメント | ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズ、その他 | ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズ、その他 |
2024/06/25 15:45- #2 事業の内容
3【事業の内容】
当社グループは、当社、子会社134社、ジョイント・オペレーション(共同支配事業)4社並びに関連会社及びジョイント・ベンチャー(共同支配企業)26社で構成され、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション及びベーシック&グリーン・マテリアルズの製造・販売を主な事業内容とし、さらに、各事業に関連するサービス等の事業活動を展開しております。
当社グループの事業内容及び主な関係会社の位置付けは次のとおりであります。
2024/06/25 15:45- #3 事業等のリスク
⑪マクロ環境に関するリスク
リスク概要と対応 | 影響度 | 発生確率 |
[脅威]・当社グループの事業は、顧客、市場、提携先や業界全体の動向、競合他社の事業展開等外部環境の影響を受ける恐れがあり、これらの外部環境の影響により、当社グループの事業戦略の前提となった事実が変化した場合には、事業戦略が予定どおり進まず、期待したとおりの効果を奏せず、又はそれらの変更を余儀なくされる可能性があります。・製品については、価値観やライフスタイルの変化、技術革新等による顧客ニーズや市場構造の変化、競合他社の能力拡大や品質・性能向上による価格競争の激化、原材料や物流等のコスト増加、金利・為替相場の変動による収益の悪化等の可能性があります。・また、当社グループは、国内外で幅広く事業活動を展開しておりますが、各国/地域毎にニーズやペインの多様化が進んでおり、グローバルな市場環境に合わせた対応ができず、海外で競争劣位となり、成長機会を失う可能性もあります。・昨今では、国内競合を中心とした業界の再編機運も高まりを見せておりますが、対応が後手に回る場合、当社のプレゼンス低下や競争劣位に陥る可能性があります。[機会]・一方で、当該リスクについては、地域・他社との連携拡大を通じた資本効率の高い事業への転換、新たな市場に対応する素材や機能・サービスの提供による事業の優位性の強化、各地域の市場環境へのタイムリーな対応によるグローバルな事業成長の実現等、当社グループの成長につながる可能性もあります。 | 大 | 低~中 |
[対応]・当該リスクに対しては、次のとおり取り組んでまいります。⇒差別化製品・高機能/環境型製品の市場投入、新規市場の開拓、知的財産への取り組み強化、技術開発ロードマップの策定等による市場競争力の維持・向上⇒当社製品の付加価値向上・価格転嫁、原材料の安価調達、最適な稼働調整による原料・製品在庫管理の徹底、設備投資額の精査・最小化等による製品競争力の強化⇒環境変化を捉えた、他社連携も含む当社の取り得るオプションの検討等による資本効率の改善⇒地域戦略グランドデザインの策定、グローバルコミュニケーション体制の構築、ローカル人材の育成、国/地域発のビジネスアイディアの発掘による事業発信力強化、地域に即した事業企画、製品開発の創出力強化等による各地域の市場環境にタイムリーに対応したグローバルな事業成長の実現 |
(3) 最重要リスク
全社リスクレビューにより、当連結会計年度において設定した全社重点リスクは、上述「(2)全社重点リスク」のとおりですが、そのうち「事業継続に関するリスク」を当社グループの最重要リスクとして全部門の2024年度予算に展開し具体的な対応方策を策定しております。
2024/06/25 15:45- #4 従業員の状況(連結)
(1) 連結会社の状況
| 2024年3月31日現在 |
ICTソリューション | 3,033 |
ベーシック&グリーン・マテリアルズ | 2,411 |
その他 | 4,610 |
(注)1.従業員数は就業人員であります。
2.その他として記載されている従業員数は、主として提出会社の管理部門及びセグメントに属さない連結子会社に所属しているものであります。
2024/06/25 15:45- #5 株式の保有状況(連結)
特定投資株式
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
108 | 80 |
アキレス㈱ | 60,100 | 60,100 | アキレス㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
93 | 81 |
川口化学工業㈱ | 25,000 | 25,000 | 川口化学工業㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
36 | 31 |
みなし保有株式
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円)(注5) | 貸借対照表計上額(百万円)(注5) |
3,694 | 2,607 |
㈱カネカ | 681,600 | 681,600 | ㈱カネカは、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
2,600 | 2,352 |
2,471 | 1,242 |
エア・ウォーター㈱ | 1,000,000 | 1,000,000 | エア・ウォーター㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
2,395 | 1,660 |
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円)(注5) | 貸借対照表計上額(百万円)(注5) |
群栄化学工業㈱ | 578,500 | 578,500 | 群栄化学工業㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
2,227 | 1,497 |
1,680 | 1,075 |
アイカ工業㈱ | 450,000 | 450,000 | アイカ工業㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
1,674 | 1,366 |
1,105 | 1,038 |
松本油脂製薬㈱ | 58,600 | 58,600 | 松本油脂製薬㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
1,043 | 806 |
790 | 1,085 |
東邦化学工業㈱ | 1,390,000 | 1,390,000 | 東邦化学工業㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
733 | 677 |
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円)(注5) | 貸借対照表計上額(百万円)(注5) |
269 | 332 |
住友ベークライト㈱ | 40,000 | 20,000 | 住友ベークライト㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。(注6) | 無 |
185 | 103 |
旭有機材㈱ | 34,600 | 34,600 | 旭有機材㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
183 | 110 |
クミアイ化学工業㈱ | 213,520 | 213,520 | クミアイ化学工業㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
177 | 181 |
日本ゼオン㈱ | 100,000 | 100,000 | 日本ゼオン㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
132 | 140 |
永大産業㈱ | 420,000 | 420,000 | 永大産業㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
123 | 94 |
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円)(注5) | 貸借対照表計上額(百万円)(注5) |
99 | 105 |
北海道コカ・コーラボトリング㈱ | 14,000 | 7,000 | 北海道コカ・コーラボトリング㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。(注6) | 無 |
36 | 30 |
15 | 12 |
ホクシン㈱ | 100,000 | 100,000 | ホクシン㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
13 | 14 |
大伸化学㈱ | 5,000 | 5,000 | 大伸化学㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため、同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
8 | 6 |
出光興産㈱ | - | 1,638,400 | 出光興産㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため同社株式を保有していましたが、当事業年度に売却しました。 | 無 |
- | 4,751 |
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円)(注5) | 貸借対照表計上額(百万円)(注5) |
帝人㈱ | - | 1,095,600 | 帝人㈱は、当社ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業の顧客であります。当社は同社との事業上の関係強化・維持のため同社株式を保有していましたが、当事業年度に売却しました。 | 無 |
- | 1,529 |
(注)1.みなし保有株式に関して当社が有する権限は、議決権行使に関する指図権限です。
2024/06/25 15:45- #6 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループは、本社に製品・サービス別の事業本部を置き、各事業本部は、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って、当社グループの報告セグメントは、製品・サービスの内容、市場等の類似性を総合的に勘案し、事業本部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、事業セグメントの集約はせず、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズの4つを報告セグメントとしております。また、報告セグメントに含まれない事業については「その他」の区分としております。
セグメントごとに製造・販売をしている主要製品は、下記のとおりであります。
2024/06/25 15:45- #7 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社及びその子会社(以下、「当社グループ」といいます。)の連結財務諸表は、3月31日を期末日とし、当社グループ並びに当社グループの関連会社及び共同支配の取決めに対する持分により構成されております。
当社グループは、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズの製品の製造・販売を主な事業内容とし、さらに、各事業に関連するサービス等の事業活動を展開しております。
当社グループの主な事業内容、主要な活動及び報告セグメント区分変更の詳細は、注記「6.セグメント情報 (1)報告セグメントの概要」に記載しております。
2024/06/25 15:45- #8 注記事項-売上収益、連結財務諸表(IFRS)(連結)
2.当社グループの売上収益はほとんどが顧客との契約から認識した収益であり、その他の源泉から認識した収益に重要性はありません。
当社グループは、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション及びベーシック&グリーン・マテリアルズの製品の製造販売を主な事業内容とし、さらに、各事業に関連するサービス等の事業活動を展開しております。これらのビジネスから生じる収益は顧客との契約で明確にされている対価に基づき測定し、第三者のために回収する金額を除いております。変動対価を含む売上収益の金額については、変動対価に関する不確実性がその後に解消される際に、認識した収益の累計額の重大な戻入れが生じない可能性が非常に高い範囲でのみ、取引価格に含めております。
製品の製造・販売に係る収益は、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、製品の引渡時点で認識しております。また、取引の対価は履行義務を充足してから主として1年以内に受領しており、重大な金融要素は含んでいません。
2024/06/25 15:45- #9 注記事項-重要性がある会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
ステップ5:履行義務を充足した時点で(又は充足するにつれて)収益を認識する。
当社グループは、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、及びベーシック&グリーン・マテリアルズの製品の製造販売を主な事業内容としており、これらの製品の販売については、顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足される時期に応じて、製品の引渡時点、船積時点で収益を認識しております。
また、収益は顧客との契約において約束された対価から、返品、値引き及びリベート等を控除した金額で算定しております。変動対価を含む売上収益の金額については、変動対価に関する不確実性がその後に解消される際に、認識した収益の累計額の重大な戻入れが生じない可能性が非常に高い範囲でのみ、取引価格に含めております。
2024/06/25 15:45- #10 研究開発活動
当セグメントに係る研究開発費は112億円であります。
(4) ベーシック&グリーン・マテリアルズ
当社において、「ベーシック&グリーン・マテリアルズ」領域の製品群(フェノール誘導品、ハイドロキノン等工業薬品、ポリウレタン原料等)の事業強化に資する合理化プロセスの開発を継続的に行っております。また、当社では、DXを活用しポリオレフィン樹脂の競争力強化に資する高性能重合触媒の開発を、㈱プライムポリマーでは、当社との連携のもと、ポリオレフィン樹脂やポリプロピレン・コンパウンドの新銘柄・新製品開発を、それぞれ進めております。
2024/06/25 15:45- #11 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
- コンバーティングの各領域に重点的に取り組んでおり、事業ポートフォリオの変革を通じたソリューション型ビジネスモデルの構築を加速してまいります。
また、安全・快適なインフラ、健康な暮らし、持続可能な地球環境を支えるAI、Beyond 5G・6G、ロボティクス等の進化といった様々な社会課題の解決に貢献する『ユニーク』なICTソリューション事業の創造・拡大を図ります。
(主要製品)
半導体・電子部品工程部材、光学材料、リチウムイオン電池材料・次世代電池材料、高機能食品包装材料等を事業展開しています。
<半導体・実装ソリューション>フォトマスク用防塵カバー(三井ペリクルTM)、成膜プロセス用高純度ガス(シラン・ジシラン)、フォトレジスト原料(ミレックス®)、半導体製造工程用テープ(イクロステープTM)、シリコーンコートフィルム(SP-PETTM)、耐熱離型フィルム(オピュラン®)
<イメージングソリューション>レンズ材料(アペル®)、液晶反射フィルム用材料(TPX®)、液晶・有機ELシール材(ストラクトボンド®)、太陽電池用封止シート(ソーラーエースTM)
<電池材料ソリューション>LiBセパレータ用材料(ハイゼックスミリオン®)、LiB用電解液(ミレット®)、LiBパウチ用接着剤(ユニストール®)、耐熱コート材(ボンロン®)
<コンバーティングソリューション>環境配慮型紙包装材用ヒートシール剤(ケミパール®)、サステナブル包材用バリアコート剤(タケラック®WPB)、包装用接着剤(タケネート®、タケラック®)
(強み)
・半導体・実装領域およびイメージング領域におけるユニークでシェアの高い製品
・高い技術力と品質、技術サービス
・グローバルでの顧客基盤
・バリューチェーンを通じたトータルソリューション提案力
(基本戦略)
<半導体・実装ソリューション>既存事業の強化・拡大と半導体・実装プロセス革新に対して競争優位性の高い新製品・ソリューションの提案強化
<イメージングソリューション>先端ニーズへの先着に向けた競争優位性の高い新製品・ソリューションの提案強化
<電池材料ソリューション>次世代電池材料の開発強化
<コンバーティングソリューション>環境対応包材の拡大
(基本戦略を推進する上での課題と方策)
・ICT顧客のスピードに適した仕組みづくり → ニーズ起点である海外拠点の企画・マーケティング力強化や
社外パートナーとの共同開発強化
・ICTプラットフォーマーとの協働関係構築・強化 → 顧客拠点におけるソリューション・製品・技術の訴求
する「Mitsui Day」の開催
・顧客プロセス適合性評価等の研究開発機能の強化 → クリエイティブインテグレーションラボの開設、評価
設備の集約・拡充を通じた顧客との共創の推進2024/06/25 15:45 - #12 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
また、化学工業界においては、川下製品の需要鈍化の影響を受け、国内のナフサクラッカーの稼働率は低調に推移しました。
このような情勢のもとで、当社グループは、成長領域の「ライフ&ヘルスケア・ソリューション」、「モビリティソリューション」、「ICTソリューション」の拡大・成長、「次世代事業」の創出・育成、「ベーシック&グリーン・マテリアルズ」の更なる競争力強化に取り組みました。
ライフ&ヘルスケア・ソリューション領域では、先進国の少子高齢化や新興国の経済成長・人口増加に伴い、生活の質(QOL)向上や、食資源の不足等の社会課題への関心が高まっています。世界トップシェアのビジョンケア材料では、アジアで高まる高機能品需要、北米で進むポリカーボネート素材からの切替え需要等により世界で成長を続ける高屈折レンズ市場に対応するため、当社大牟田工場のプラントにおいて生産能力を増強し、2024年1月に営業運転を開始しました。次期増強計画も推進しております。不織布事業においては、旭化成㈱との共同新設分割によりエム・エーライフマテリアルズ㈱を設立しました。当社と旭化成㈱がこれまで培ってきた技術やノウハウを融合させ、シナジーの最大化を図り、不織布における世界的なリーディングカンパニーを目指します。
2024/06/25 15:45- #13 設備の新設、除却等の計画(連結)
当連結会計年度後1年間の設備投資計画は1,750億円であり、セグメントごとの内訳は以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 2024年3月末計画金額(百万円) | 計画の内容 |
ICTソリューション | 37,000 | 製造設備の増設等 |
ベーシック&グリーン・マテリアルズ | 36,000 | 製造設備の増設及び合理化等 |
その他・調整額 | 51,000 | 関連事業設備等の基盤整備及び強化、次期基幹システムの構築等 |
(注)1.所要資金については、自己資金及び借入金等を充当する予定であります。
2.「その他・調整額」は、当社管理部門等の設備投資も含んでおります。当社管理部門等の設備投資について は、各報告セグメントに配賦する予定であります。
2024/06/25 15:45- #14 設備投資等の概要
(ライフ&ヘルスケア・ソリューション)
当セグメントにおける当連結会計年度の設備投資額は、39,334百万円であります。
(モビリティソリューション)
2024/06/25 15:45- #15 重要な会計方針、財務諸表(連結)
当社は、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。
当社は、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション及びベーシック&グリーン・マテリアルズの製品の製造販売を主な事業内容としており、これらの製品の販売については、顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足される時期に応じて、製品の引渡時点、船積時点で収益を認識しております。
また、収益は顧客との契約において約束された対価から、返品、値引き及びリベート等を控除した金額で算定しております。変動対価を含む売上収益の金額については、変動対価の変動対価に関する不確実性がその後に解消される際に、認識した収益の累計額の重大な戻入れが生じない可能性が非常に高い範囲でのみ、取引価格に含めております。
2024/06/25 15:45