- #1 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
② 戦略
気候変動が事業に及ぼす影響を、当社(機能性製品事業)とグループ会社のアルボース(環境衛生製品事業)及び日精バイリス(薬理・安全性試験事業)について、2030年及び2050年を検討の時間軸に設定し、気候変動対策が進んでパリ協定の目標が実現した「1.5℃の世界」及び、新たな気候変動対策が取られずに温室効果ガスが増加した「4℃の世界」で、「低炭素経済への移行に関連したリスクと機会」「気候変動に伴う物理的影響に関連したリスクと機会」についてシナリオ分析を行いました。事業インパクトの評価では、1.5℃シナリオにおいて、炭素税に代表される排出削減に向けた政策や規制と生産量や需要量の変動に伴う天然由来原材料の調達懸念によるビジネスリスクが大きく、一方でペロブスカイト太陽電池用素材の販売に機会があることが分かりました。4℃シナリオにおいては、原油価格変動による原材料価格への影響と天然由来原材料の調達懸念のビジネスリスクが大きく、一方で1.5℃シナリオと同様にペロブスカイト太陽電池用素材の販売に機会があることが分かりました。また、海面上昇や集中豪雨の激甚化による洪水等の直接操業への影響を施設の立地毎に調査したところ、1.5℃シナリオではリスクは小さいが、4℃シナリオでは中程度のリスクがあることがわかりました。現在リスクのあるサイト内の倉庫や製造施設を含むいくつかの建築物で、床を高くする対策を行っています。水リスクの動向は今後も調査してまいります。温室効果ガス排出量については、二酸化炭素排出係数の低い燃料への転換や老朽化設備の更新による省エネ化、社用車のハイブリッド車やEVへの転換、製造工程の見直し等によるスコープ1の削減を当社グループで進めており、今後さらに検討してまいります。また当社とアルボースでは、2023年度までに購入電力の全てを再生可能エネルギーに切り替えることによりスコープ2の削減を行いました。今後、他のグループ会社においても切り替えを拡大し、スコープ2の削減を進めてまいります。スコープ3についても、化石由来原材料から天然由来原材料への切り替えや二酸化炭素排出量の少ない鉄道輸送の利用、バイオマスボトルの採用などにより二酸化炭素排出量の削減に取り組んでおります。
■気候変動リスクと機会への対応
2026/06/17 14:04- #2 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社グループの報告セグメントは、当社及び子会社の構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、当社及び子会社の構成単位に分離された財務諸表に基づき、製品・サービス別に構成した事業単位について、国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。当社は、「機能性製品」、「環境衛生製品」を報告セグメントとしております。
「機能性製品」は、化粧品用原料、ウールグリース誘導体、リン脂質、機能性コーティング剤、樹脂添加剤、植物性油脂、合成樹脂製品などの製造販売及び仕入販売、薬理・安全性試験の受託を行っております。「環境衛生製品」は、業務用洗剤、薬用石けん液、除菌・殺菌剤などの製造販売を行っております。
2026/06/17 14:04- #3 事業の内容
3【事業の内容】
当社グループは日本精化株式会社(当社)及び連結子会社5社により構成されており、機能性製品と環境衛生製品の製造販売を行っているほか、その他の事業を営んでおります。
事業内容及び当社と子会社の当該事業における位置付け並びにセグメントとの関連は次のとおりであります。
2026/06/17 14:04- #4 会計方針に関する事項(連結)
(5) 重要な収益及び費用の計上基準
当社グループは機能性製品、環境衛生製品の製造・販売を主な事業とし、顧客との販売契約に基づいてこれらの商品及び製品を引き渡す履行義務を負っております。当該履行義務は商品及び製品の引渡時点において顧客が当該商品及び製品に対する支配を獲得し履行義務が充足されると判断していることから、国内取引においては引渡時点で収益を認識し、輸出取引においては船積時点で収益を認識しております。なお、国内取引において、出荷時から当該商品又は製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、出荷時に収益を認識しております。
その他の薬理・安全性試験の受託事業は、顧客との契約に基づいてこれらのサービスを提供する履行義務を負っております。顧客が当該サービスに対する支配を獲得する納品時点で収益を認識しております。
2026/06/17 14:04- #5 従業員の状況(連結)
① 連結会社の状況
| 2026年3月31日現在 |
| 機能性製品 | 528 | (37) |
| 環境衛生製品 | 133 | (8) |
| その他 | 2 | (0) |
(注) 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間平均雇用人員を外数で記載しております。
② 提出会社の状況
2026/06/17 14:04- #6 株式の保有状況(連結)
特定投資株式
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(千円) | 貸借対照表計上額(千円) |
| 5,648,549 | 3,679,480 |
| ㈱ニチリン | 286,000 | 286,000 | 環境衛生製品セグメントにおける取引先であり、事業関係及び取引関係の維持・強化等を目的に保有しております | 有 |
| 1,161,160 | 1,023,880 |
| 476,200 | 464,400 |
| ㈱ユシロ | 101,800 | 101,800 | 環境衛生製品セグメントにおける取引先であり、事業関係及び取引関係の維持・強化等を目的に保有しております | 有 |
| 305,909 | 196,066 |
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(千円) | 貸借対照表計上額(千円) |
(注) 定量的な保有効果は算定が困難であるため、記載しておりません。なお、保有の合理性を検証した方法については、「② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」の「a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載の通りであります。
みなし保有株式
2026/06/17 14:04- #7 研究開発活動
ファインケミカル分野では、次世代太陽電池(ペロブスカイト太陽電池)向け正孔輸送材料の研究開発・量産化技術などに注力しております。機能性コーティング剤分野では、防曇、ハードコートなどの機能性コーティング剤の開発・上市を進めております。ウールグリース誘導体では、コストダウン製法の開発検討も行っております。
(2)環境衛生製品
環境衛生製品の研究開発活動の金額は165百万円であります。
2026/06/17 14:04- #8 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
工業用ウールグリース誘導体は、海外向け販売増加とコストダウンにより収益性が改善しました。ペロブスカイト型太陽電池用素材は、社会実装に向けた量産化の検討が着実に進展しました。
(環境衛生製品部門)
-ハイジーン分野-
2026/06/17 14:04- #9 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
工業品用ウールグリース誘導体の海外向け販売増加とコストダウン等による収益性改善により、ファインケミカル分野全体で増収増益となりました。
(環境衛生製品)
当セグメントにおきましては、原材料価格上昇の影響を受けましたが、販売価格の改定やフードビジネス及び医療介護分野における新製品の拡販に取組んだ結果、売上高は72億1千2百万円(前期比3.1%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は5億7千2百万円(同10.2%増)となりました。
2026/06/17 14:04- #10 設備投資等の概要
当連結会計年度の設備投資は3,970百万円でありました。
(環境衛生製品)
当連結会計年度の設備投資は既存設備の維持改善等の21百万円でありました。
2026/06/17 14:04