有価証券報告書-第156期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 9:18
【資料】
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【項目】
150項目
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
第14次中期経営計画 1年目の総括
(1)経営方針
当社は、普遍的なミッションである「経営理念」、現在の存在意義を明確にした「パーパス」、2030年という未来における当社のありたい姿を表現した「NFC VISION 2030」、これらを経営戦略の策定や経営の意思決定の拠りどころとなる基本方針と位置付けています。また、基本的な価値観や倫理観を共有し、これを業務に反映させていく為に「社員行動指針」と「倫理綱領」を制定しています。
このように、「経営理念」を最上位の価値観、倫理観とし、現在、何をするべきなのかを「パーパス」で、2030年という未来に向けたありたい姿を「NFC VISION 2030」で表現し、第14次中期経営計画(2023-2026年度)の達成に向けて取り組んでおります。
(2)定量目標の達成状況
第13次中期経営計画第14次中期経営計画
2018年度2022年度2023年度2023年度2026年度
実績実績実績計画目標
売上高(億円)280368335380410
営業利益(億円)3150424857
EBITDA(億円)4360556177
ROIC6.1%7.9%6.3%-8.0%
設備投資(億円)5年間で109億円17.74年間で120億円
売上高研究開発費比率2.4%2.4%2.7%2.6%2.7%

第14次中期経営計画の初年度(2023年度)は、売上高335億円、営業利益42億円、償却前営業利益(EBITDA)55億円と何れも計画に対して未達となり、投下資本利益率(ROIC)は6.3%となりました。設備投資額は、4年間で120億円の計画のところ、初年度は17.7億円となりました。売上高研究開発費比率は2.7%と過去最高水準となりました。
(3)各事業セグメント毎の達成状況 単位:億円
2022年度実績2023年度予想
(2023年10月30日公表)
2023年度実績
売上高営業利益EBITDA売上高営業利益EBITDA売上高営業利益EBITDA
機能性製品284.541.650.1271.037.049.3262.036.048.1
ビューティケア71.719.521.485.022.024.579.421.924.4
ヘルスケア56.67.011.360.04.211.858.34.511.9
ファインケミカル70.512.414.552.07.59.652.06.48.4
トレーディング85.72.82.974.03.33.472.33.23.3
環境衛生製品
(ハイジーン)
80.77.48.181.76.06.670.84.95.4
その他3.21.51.92.31.01.32.51.11.4
連結合計368.450.660.1355.044.057.2335.342.055.0


(機能性製品)
-ビューティケア分野-
化粧品原料(「化粧品用リン脂質素材」、「化粧品用機能性油剤」、「生理活性物質」)をグローバルで展開しています。持続可能なパーム油の為の円卓会議認証制度を受けたRSPO製品や、遺伝子組換え作物を使用しないNon-GMO製品、自然由来指数ISO16128を高めたサステナブル製品開発と拡販に注力した結果、海外顧客への販売が増加しました。また、国内でのリン脂質素材と生理活性物質の需要が堅調に推移しました。
-ヘルスケア分野-
大型投資を実施したギリアド・サイエンシズ社向け新プラントにおいて、かねてから計画していたテスト生産を上期までに完了、下期より通常稼働となり新プラントへ移行し、ほぼ計画通りに進捗しました。医薬品用リン脂質では、営業利益減少の要因として、新プラントの減価償却費の増加がありますが、通期の売上高とEBITDAは、昨年実績を上回りました。さらに2023年4月に開設した湘南ラボは、オープンイノベーションの拠点として新規テーマを獲得しています。
-ファインケミカル分野-
前中期経営計画の終盤から、過去から収益を下支えしてきた品目の採算性を見直す「選択と集中」を推進しております。その結果、終売を決定した品目の影響で、前年同期比で売上高、利益とも前年を下回る結果となりました。その他、マイナス要因としては海外向け飼料用コレステロールの競争環境の激化による販売減少、中国経済の停滞による需要減の影響を受けた脂肪酸アマイドの販売が減少しました。一方で、ペロブスカイト型太陽電池用素材は社会実装が着実に進展しており、順調にテーマ進捗しております。
(環境衛生製品)
-ハイジーン分野-
5月に新型コロナウイルス感染症法上の位置づけが変更してから、感染症対策製品への需要が落ち着いたことに加えて、市場における在庫過多の影響や、感染対策疲れなど消費マインドの冷え込みも相まって、主力製品アルボナースの販売が減少致しました。
(4)資本政策と株主還元
第13次中期経営計画第14次中期経営計画
2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度2023年度2026年度
実績実績実績実績実績実績計画目標
DOE(%)2.02.12.13.03.03.53.5
(目安)
3.5
(目安)
1株当たり配当額30円33円35円54円57円70円70円80円
総還元性向(%)313030457977平均50%以上(*1)
政策保有株式比率(%)272328242524-17%以下

■2023年度 政策保有株式売却実績 12.6億円(*1)第14次中期経営計画の期間中で平均50%以上
■配当総額 15.9億円
■自社株式取得実績 35万株 9.9億円
■配当8期連続増配見通し
※DOE:連結純資産配当率(年間配当総額÷連結純資産、若しくは配当性向×ROE)
総還元性向:(配当総額+自己株式取得額)÷親会社株主に帰属する当期純利益
政策保有株式比率:「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」の「貸借対照表計上額の合計額」が連結純資産に占める比率

第14次中期経営計画 2年目(2024年度)の概要
(1)基本方針
長期ビジョン「NFC VISION2030」で描いた2030年度のありたい姿の達成に向け、2024年度は「成長基盤強化」、「サステナビリティ」、「ガバナンス強化」の3つを事業活動の基本方針とします。
(2)事業活動の方針
各セグメント毎の活動方針は以下の通りです。
(機能性製品)
-ビューティケア分野-
海外顧客へのマーケティング活動を強化し、戦略品目である化粧品用リン脂質を中心にグローバル市場拡大に努めます。さらに、2024年4月に開設した「The Design & Creation Lab.」でのラボワークを通じてテーマの獲得と売上拡大に繋げます。サステナブル対応はこれまで通り注力し、新たな基準にも積極的に対応する組織づくりを推進してまいります。
-ヘルスケア分野-
ギリアド・サイエンシズ社向け新プラントは、安定した供給体制の維持で収益の基盤とする中で、医薬品用リン脂質は、リポソームやリピッドナノパーティクルなど製剤化技術での差別化で顧客を獲得していきます。さらに、湘南ラボをオープンイノベーションの拠点として、将来の成長に資するテーマの獲得を推進してまいります。
-ファインケミカル分野-
「選択と集中」を継続し、事業採算の効率化を推進して利益率向上を目指す一方で、次世代のコア事業の育成にも取り組んでまいります。戦略品目であるペロブスカイト型太陽電池用素材については、社会実装に対応すべく、量産体制の確立及び次世代素材の開発に着手してまいります。サステナブル社会に貢献できるテーマを見定めて、その用途拡大を推進してまいります。
(環境衛生製品)
-ハイジーン分野-
濃縮タイプ等のサステナブル製品開発の加速と日本精化グループの相互資源を活用したシナジー強化に注力致します。また、成長が見込まれる病院・介護施設向け製品での顧客獲得やフードビジネス分野での差別化製品の拡販による顧客獲得を目指します。
(3)経営目標数値
2022年度2023年度2024年度
実績実績予想前年比増減率
売上高(億円)368.4335.3357.06.5%
営業利益(億円)50.642.048.014.3%
営業利益率(%)13.712.513.4-
EBITDA(億円)60.155.061.712.3%
EBITDAマージン(%)16.316.417.3-
経常利益(億円)53.944.549.010.0%
親会社株主に帰属する
当期純利益(億円)
40.833.334.53.7%
1株当たり当期純利益(円)174.4146.4153.4-

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