有価証券報告書-第157期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/25 10:37
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【項目】
146項目

有報資料

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
第14次中期経営計画 2年目の総括
(1)経営方針
当社は、普遍的なミッションである「経営理念」、現在の存在意義を明確にした「パーパス」、2030年という未来における当社のありたい姿を表現した「NFC VISION 2030」、これらを経営戦略の策定や経営の意思決定の拠りどころとなる基本方針と位置付けています。また、基本的な価値観や倫理観を共有し、これを業務に反映させていく為に「社員行動指針」と「倫理綱領」を制定しています。
このように、「経営理念」を最上位の価値観、倫理観とし、現在、何をするべきなのかを「パーパス」で、2030年という未来に向けたありたい姿を「NFC VISION 2030」で表現し、第14次中期経営計画(2023-2026年度)の達成に向けて取り組んでおります。
(2)定量目標の達成状況と今後の見通し
第13次中期経営計画第14次中期経営計画
2018年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
実績実績実績実績予想当初目標見直し(*)
売上高(億円)280.8368.4335.3356.6342.0410.0380.0
営業利益(億円)32.050.642.049.050.057.058.0
EBITDA(億円)43.160.155.062.564.977.975.1
ROIC6.1%7.9%6.3%7.1%7.2%8.0%8.0%
設備投資5年間で109億円17.7億円24.7億円58.0億円4年間で120億円4年間で160億円
売上高研究開発費比率2.4%2.4%2.7%2.7%2.9%2.7%2.7%

*中期経営計画の見直し後数値(2025年4月30日公表)
第14次中期経営計画2年度(2024年度)は、売上高356.6億円、営業利益49億円、償却前営業利益(EBITDA)62.5億円、投下資本利益率(ROIC)は7.1%となりました。設備投資額は、2年度は24.7億円となりました。売上高研究開発費比率は2.7%となりました。
(3)各事業セグメント毎の達成状況 単位:億円
2023年度実績2024年度予想
(2024年10月30日公表)
2024年度実績
売上高営業利益EBITDA売上高営業利益EBITDA売上高営業利益EBITDA
機能性製品262.036.048.1289.441.854.4284.443.155.8
ビューティケア79.421.924.492.024.627.789.424.227.3
ヘルスケア58.34.511.959.48.015.760.510.217.9
ファインケミカル52.06.48.458.05.57.256.15.17.0
トレーディング72.33.23.380.03.73.878.43.63.7
環境衛生製品
(ハイジーン)
70.84.95.474.26.06.669.95.25.8
その他2.51.11.42.40.71.02.30.60.9
連結合計335.342.055.0366.048.562.1356.649.062.5

(機能性製品)
-ビューティケア分野-
化粧品原料(「化粧品用リン脂質素材」、「化粧品用機能性油剤」、「生理活性物質」)をグローバルで展開しています。持続可能なパーム油の為の円卓会議認証制度を受けたRSPO製品や、遺伝子組換え作物を使用しないNon-GMO製品、自然由来指数ISO16128を高めたサステナブル製品開発と拡販に注力した結果、海外顧客への販売が大幅に増加しました。一方で、化粧用リン脂質素材と生理活性物質の需要が減少しました。
-ヘルスケア分野-
医薬品用リン脂質では、ギリアド・サイエンシズ社向けは計画通りに進捗しました。また、他海外顧客向け医薬品用高純度リン脂質の販売が増加しました。一方で、子会社の薬理・安全性試験の受注が減少しました。
-ファインケミカル分野-
工業用ウールグリース誘導体では、海外向けコレステロールの在庫調整を第3四半期に完了し、販売価格の是正などもあり、収益性が改善しましたが、コーティング剤では、海外向け販売が減少しました。一方で、過去から収益を下支えしてきた品目の採算性を見直す「選択と集中」には目途が立ち、ペロブスカイト型太陽電池用素材は社会実装に向けて量産化を目指す生産スケールアップ検討を進めました。
(環境衛生製品)
-ハイジーン分野-
感染症対策商品では、季節性インフルエンザなど感染症の流行はありましたが、コロナ禍後の消費者意識の変化もあり販売が伸び悩みました。また、物流費の上昇、原材料価格の高止まりなどもあり、厳しい事業環境が続く中、原価低減や販売価格の改定などに取り組みました。
(4)資本政策と株主還元
第13次中期経営計画期間第14次中期経営計画
2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
実績実績実績実績実績予想当初目標見直し(*)
DOE(%)2.13.03.03.53.54.3
(目安)
3.5
(目安)
4.3
(目安)
1株当たり配当額35円54円57円70円74円94円80円100円
総還元性向(%)3045797743-平均50%以上
政策保有株式比率(%)2824252421-17%以下
*中期経営計画の見直し後数値(2025年4月30日公表)

■2024年度 政策保有株式売却実績 4.5億円
■配当総額 16.6億円
■自社株式取得実績なし
■配当9期連続増配見通し
※DOE:連結純資産配当率(年間配当総額÷連結純資産、若しくは配当性向×ROE)
総還元性向:(配当総額+自己株式取得額)÷親会社株主に帰属する当期純利益
政策保有株式比率:「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」の「貸借対照表計上額の合計額」が連結純資産に占める比率

第14次中期経営計画 3年目(2025年度)の概要
(1)基本方針
長期ビジョン「NFC VISION2030」で描いた2030年度のありたい姿の達成に向け、2025年度は「成長基盤強化」、「サステナビリティ」、「ガバナンス強化」の3つを事業活動の基本方針とします。
(2)事業活動の方針
各セグメント毎の活動方針は以下の通りです。
(機能性製品)
-ビューティケア分野-
欧米ブランドによるサステナブル素材の需要拡大や今後の化粧品人口の増加によるグローバル市場の拡大を見据え、海外顧客へのマーケティング活動を強化いたします。戦略品目である機能性油剤や化粧品用リン脂質を中心に、グローバル市場への販売拡大に努めます。さらに、昨年に開設した「The Design & Creation Lab.」では、顧客、同業他社等とのオープンイノベーション活動を推進し、テーマの獲得と売上拡大に繋げます。サステナブル対応はこれまで通り注力し、新たな基準にも積極的に対応する組織づくりを推進してまいります。
-ヘルスケア分野-
医薬品用リン脂質は、ギリアド・サイエンシズ社向けの安定供給体制を維持しつつ、医薬品用高純度リン脂質、リポソーム、リピッドナノパーティクルなど製剤化技術での差別化で顧客を獲得していきます。また、新プラントへの生産集約によりコスト競争力強化を図ります。さらに、湘南ラボを中心に、大学、国内外の企業とのオープンイノベーションを行うことで、新たな価値を届け続けるための活動を推進いたします。
-ファインケミカル分野-
戦略品目であるペロブスカイト型太陽電池用素材については、今後の社会実装を見据えた研究開発と量産化技術の確立に注力いたします。また、次世代のコア事業の育成にも取り組んでまいります。サステナブル社会に貢献できるテーマを見定めて、その用途拡大を推進してまいります。
(環境衛生製品)
-ハイジーン分野-
濃縮タイプ等のサステナブル製品開発の加速と日本精化グループの相互資源を活用したシナジー強化に注力致します。また、成長が見込まれる病院・介護施設向け製品での顧客獲得やフードビジネス分野での差別化製品の拡販による顧客獲得を目指します。
(3)経営目標数値
2023年度2024年度2025年度
実績実績予想前年比増減率
売上高(億円)335.3356.6342.0△4.1%
営業利益(億円)42.049.050.02.1%
営業利益率(%)12.513.714.6-
EBITDA(億円)55.062.564.93.8%
EBITDAマージン(%)16.417.519.0-
経常利益(億円)44.552.152.0△0.2%
親会社株主に帰属する
当期純利益(億円)
33.338.740.03.3%
1株当たり当期純利益(円)146.4172.1177.8-

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