有価証券報告書-第158期(2025/04/01-2026/03/31)
有報資料
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
第14次中期経営計画 3年目の総括
(1)経営方針
当社は、普遍的なミッションである「経営理念」、現在の存在意義を明確にした「パーパス」、2030年という未来における当社のありたい姿を表現した「NFC VISION 2030」、これらを経営戦略の策定や経営の意思決定の拠りどころとなる基本方針と位置付けています。また、基本的な価値観や倫理観を共有し、これを業務に反映させていく為に「社員行動指針」と「倫理綱領」を制定しています。
このように、「経営理念」を最上位の価値観、倫理観とし、現在、何をするべきなのかを「パーパス」で、2030年という未来に向けたありたい姿を「NFC VISION 2030」で表現し、第14次中期経営計画(2023-2026年度)の達成に向けて取り組んでおります。
(2)定量目標の達成状況と今後の見通し
第14次中期経営計画3年度(2025年度)は、売上高338.0億円、営業利益53.4億円、償却前営業利益(EBITDA)68.4億円、投下資本利益率(ROIC)は7.4%となりました。設備投資額は40.4億円となりました。売上高研究開発費比率は2.8%となりました。
(3)各事業セグメント毎の達成状況 (単位:億円)
(機能性製品部門)
-ビューティケア分野-
化粧品原料(「化粧品用リン脂質素材」、「化粧品用機能性油剤」、「生理活性物質」)をグローバルで展開しています。持続可能なパーム油の為の円卓会議認証制度を受けたRSPO製品や、遺伝子組換え作物を使用しないNon-GMO製品、自然由来指数ISO16128を高めたサステナブル製品開発と拡販に注力しましたが、化粧品用機能性油剤の海外向け流通在庫の調整遅れにより販売が減少しました。また、生理活性物質の国内向け販売が減少しました。一方で、化粧品用ウールグリース誘導体の販売は増加しました。
-ヘルスケア分野-
医薬品用リン脂質は、ギリアド・サイエンシズ社向けは堅調に推移しました。また、他海外向け医薬品用高純度リン脂質の販売が増加しました。また、医薬品中間体の受託品のスポット販売と、医薬品用ウールグリース誘導体の海外向け販売が増加しました。
-ファインケミカル分野-
工業用ウールグリース誘導体は、海外向け販売増加とコストダウンにより収益性が改善しました。ペロブスカイト型太陽電池用素材は、社会実装に向けた量産化の検討が着実に進展しました。
(環境衛生製品部門)
-ハイジーン分野-
感染症対策商品では、原材料価格上昇の影響を受けましたが、販売価格の改定やフードビジネス及び医療介護分野における新製品の拡販に取り組みました。
(4)資本政策と株主還元
第14次中期経営計画 4年目(2026年度)の概要
(1)基本方針
長期ビジョン「NFC VISION 2030」で描いた2030年度のありたい姿の達成に向け、2026年度は「成長基盤強化」、「サステナビリティ」、「ガバナンス強化」の3つを事業活動の基本方針とします。
(2)事業活動の方針
各セグメント毎の活動方針は以下の通りです。
(機能性製品部門)
-ビューティケア分野-
欧米ブランドによるサステナブル素材の需要拡大や今後の化粧品人口の増加によるグローバル市場の拡大を見据え、海外顧客へのマーケティング活動を強化致します。戦略品目である機能性油剤や化粧品用リン脂質を中心に、グローバル市場への販売拡大に努めます。また、「The Design & Creation Lab.」では、顧客、同業他社等とのオープンイノベーション活動を推進し、テーマの獲得と売上拡大に繋げます。サステナブル対応はこれまで通り注力し、新たな基準にも積極的に対応する組織づくりを推進してまいります。
-ヘルスケア分野-
医薬品用リン脂質は、ギリアド・サイエンシズ社向けの安定供給体制を維持しつつ、医薬品用高純度リン脂質、リポソーム、リピッドナノパーティクルなど製剤化技術での差別化で顧客を獲得していきます。また、新プラントへの生産集約によりコスト競争力強化を図ります。さらに、湘南ラボを中心に、大学、国内外の企業とのオープンイノベーションを行うことで、新たな価値を届け続けるための活動を推進致します。
-ファインケミカル分野-
戦略品目であるペロブスカイト型太陽電池用素材については、今後の社会実装を見据え量産化技術の確立に注力致します。また、次世代のコア事業の育成にも取り組んでまいります。サステナブル社会に貢献できるテーマを見定めて、その用途拡大を推進してまいります。
(環境衛生製品部門)
-ハイジーン分野-
フードビジネス分野での、大口食品工場等の新規顧客開拓と濃縮洗浄剤の拡販に取り組むとともに、医療介護分野での
新規顧客獲得と医療用衛生用品の拡販に注力致します。また、サステナビリティ対応製品の研究開発強化を図ってまいります。
(3)経営目標数値
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
第14次中期経営計画 3年目の総括
(1)経営方針
当社は、普遍的なミッションである「経営理念」、現在の存在意義を明確にした「パーパス」、2030年という未来における当社のありたい姿を表現した「NFC VISION 2030」、これらを経営戦略の策定や経営の意思決定の拠りどころとなる基本方針と位置付けています。また、基本的な価値観や倫理観を共有し、これを業務に反映させていく為に「社員行動指針」と「倫理綱領」を制定しています。
このように、「経営理念」を最上位の価値観、倫理観とし、現在、何をするべきなのかを「パーパス」で、2030年という未来に向けたありたい姿を「NFC VISION 2030」で表現し、第14次中期経営計画(2023-2026年度)の達成に向けて取り組んでおります。
(2)定量目標の達成状況と今後の見通し
| 第13次中期経営計画 | 第14次中期経営計画 | ||||||
| 2018年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 | ||
| 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 今回予想 | 目標 | |
| 売上高(億円) | 280.8 | 368.4 | 335.3 | 356.6 | 338.0 | 374.0 | 380.0 |
| 営業利益(億円) | 32.0 | 50.6 | 42.0 | 49.0 | 53.4 | 57.0 | 58.0 |
| EBITDA(億円) | 43.1 | 60.1 | 55.0 | 62.5 | 68.4 | 71.7 | 75.1 |
| ROIC | 6.1% | 7.9% | 6.3% | 7.1% | 7.4% | 7.6% | 8.0% |
| ROE | 6.3% | 9.2% | 7.2% | 8.2% | 8.9% | 10.0% | - |
| 設備投資 | 5年間 109億円 | 17.7億円 | 24.7億円 | 40.4億円 | 4年間 135億円 | 4年間 160億円 | |
| 売上高 研究開発費比率 | 2.4% | 2.4% | 2.7% | 2.7% | 2.8% | 2.9% | 2.7% |
第14次中期経営計画3年度(2025年度)は、売上高338.0億円、営業利益53.4億円、償却前営業利益(EBITDA)68.4億円、投下資本利益率(ROIC)は7.4%となりました。設備投資額は40.4億円となりました。売上高研究開発費比率は2.8%となりました。
(3)各事業セグメント毎の達成状況 (単位:億円)
| 2024年度実績 | 2025年度実績 | 対前年 差額 | ||||||||
| 売上高 | 営業利益 | EBITDA | 売上高 | 営業利益 | EBITDA | 売上高 | 営業利益 | EBITDA | ||
| 機能性製品 | 284.4 | 43.1 | 55.8 | 263.5 | 46.9 | 61.0 | △20.9 | 3.7 | 5.2 | |
| ビューティケア | 89.4 | 24.2 | 27.3 | 85.5 | 19.6 | 23.2 | △3.9 | △4.6 | △4.1 | |
| ヘルスケア | 60.5 | 10.2 | 17.9 | 74.4 | 14.5 | 22.5 | 13.9 | 4.2 | 4.6 | |
| ファインケミカル | 56.1 | 5.1 | 7.0 | 58.8 | 10.8 | 13.3 | 2.7 | 5.7 | 6.3 | |
| トレーディング | 78.4 | 3.6 | 3.7 | 44.8 | 2.0 | 2.0 | △33.6 | △1.6 | △1.7 | |
| 環境衛生製品 (ハイジーン) | 69.9 | 5.2 | 5.8 | 72.1 | 5.7 | 6.3 | 2.2 | 0.5 | 0.5 | |
| その他 | 2.3 | 0.6 | 0.9 | 2.3 | 0.8 | 1.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | |
| 連結合計 | 356.6 | 49.0 | 62.5 | 338.0 | 53.4 | 68.4 | △18.7 | 4.4 | 5.9 | |
(機能性製品部門)
-ビューティケア分野-
化粧品原料(「化粧品用リン脂質素材」、「化粧品用機能性油剤」、「生理活性物質」)をグローバルで展開しています。持続可能なパーム油の為の円卓会議認証制度を受けたRSPO製品や、遺伝子組換え作物を使用しないNon-GMO製品、自然由来指数ISO16128を高めたサステナブル製品開発と拡販に注力しましたが、化粧品用機能性油剤の海外向け流通在庫の調整遅れにより販売が減少しました。また、生理活性物質の国内向け販売が減少しました。一方で、化粧品用ウールグリース誘導体の販売は増加しました。
-ヘルスケア分野-
医薬品用リン脂質は、ギリアド・サイエンシズ社向けは堅調に推移しました。また、他海外向け医薬品用高純度リン脂質の販売が増加しました。また、医薬品中間体の受託品のスポット販売と、医薬品用ウールグリース誘導体の海外向け販売が増加しました。
-ファインケミカル分野-
工業用ウールグリース誘導体は、海外向け販売増加とコストダウンにより収益性が改善しました。ペロブスカイト型太陽電池用素材は、社会実装に向けた量産化の検討が着実に進展しました。
(環境衛生製品部門)
-ハイジーン分野-
感染症対策商品では、原材料価格上昇の影響を受けましたが、販売価格の改定やフードビジネス及び医療介護分野における新製品の拡販に取り組みました。
(4)資本政策と株主還元
| 第13次中期経営計画期間 | 第14次中期経営計画 | |||||||
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 | ||
| 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 今回予想 | 目標 | |
| DOE(%) | 2.1 | 3.0 | 3.0 | 3.5 | 3.5 | 4.3 | 4.3 (目安) | 4.3 (目安) |
| 1株当たり配当額 | 35円 | 54円 | 57円 | 70円 | 74円 | 98円 | 104円 | 100円 |
| 総還元性向(%) | 30 | 45 | 79 | 77 | 43 | 94 | 4年間平均50%以上 | |
| 政策保有株式比率(%) | 28 | 24 | 25 | 24 | 21 | 26 | 17%以下 | |
| ■2025年度 政策保有株式売却実績 10.0億円 | ||||
| ■配当総額 21.2億円 | ||||
| ■自社株式取得実績 20.0億円 | ||||
| ■配当10期連続増配見通し | ||||
| ※DOE | : | 連結純資産配当率(年間配当総額÷連結純資産、若しくは配当性向×ROE) | ||
| 総還元性向 | : | (配当総額+自己株式取得額)÷親会社株主に帰属する当期純利益 | ||
| 政策保有株式比率 | : | 「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」の「貸借対照表計上額の合計額」が連結純資産に占める比率 | ||
第14次中期経営計画 4年目(2026年度)の概要
(1)基本方針
長期ビジョン「NFC VISION 2030」で描いた2030年度のありたい姿の達成に向け、2026年度は「成長基盤強化」、「サステナビリティ」、「ガバナンス強化」の3つを事業活動の基本方針とします。
(2)事業活動の方針
各セグメント毎の活動方針は以下の通りです。
(機能性製品部門)
-ビューティケア分野-
欧米ブランドによるサステナブル素材の需要拡大や今後の化粧品人口の増加によるグローバル市場の拡大を見据え、海外顧客へのマーケティング活動を強化致します。戦略品目である機能性油剤や化粧品用リン脂質を中心に、グローバル市場への販売拡大に努めます。また、「The Design & Creation Lab.」では、顧客、同業他社等とのオープンイノベーション活動を推進し、テーマの獲得と売上拡大に繋げます。サステナブル対応はこれまで通り注力し、新たな基準にも積極的に対応する組織づくりを推進してまいります。
-ヘルスケア分野-
医薬品用リン脂質は、ギリアド・サイエンシズ社向けの安定供給体制を維持しつつ、医薬品用高純度リン脂質、リポソーム、リピッドナノパーティクルなど製剤化技術での差別化で顧客を獲得していきます。また、新プラントへの生産集約によりコスト競争力強化を図ります。さらに、湘南ラボを中心に、大学、国内外の企業とのオープンイノベーションを行うことで、新たな価値を届け続けるための活動を推進致します。
-ファインケミカル分野-
戦略品目であるペロブスカイト型太陽電池用素材については、今後の社会実装を見据え量産化技術の確立に注力致します。また、次世代のコア事業の育成にも取り組んでまいります。サステナブル社会に貢献できるテーマを見定めて、その用途拡大を推進してまいります。
(環境衛生製品部門)
-ハイジーン分野-
フードビジネス分野での、大口食品工場等の新規顧客開拓と濃縮洗浄剤の拡販に取り組むとともに、医療介護分野での
新規顧客獲得と医療用衛生用品の拡販に注力致します。また、サステナビリティ対応製品の研究開発強化を図ってまいります。
(3)経営目標数値
| 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 | ||
| 実績 | 実績 | 今回予想 | 前年比増減率 | |
| 売上高(億円) | 356.6 | 338.0 | 374.0 | 10.7% |
| 営業利益(億円) | 49.0 | 53.4 | 57.0 | 6.7% |
| 営業利益率(%) | 13.7 | 15.8 | 15.2 | - |
| EBITDA(億円) | 62.5 | 68.4 | 71.7 | 4.8% |
| EBITDAマージン(%) | 17.5 | 20.2 | 19.2 | - |
| 経常利益(億円) | 52.1 | 55.7 | 60.0 | 7.7% |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益(億円) | 38.7 | 44.3 | 52.0 | 17.4% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 172.1 | 202.4 | 239.8 | 18.5% |