当社グループを取り巻く事業環境は引き続き予断を許さない状況にありますが、2023年度は、社会価値と経済価値の追求による企業価値向上を目指した中期経営計画『ADX 2023』の最終年度となります。3カ年の集大成として、一段上のステージへと邁進するべく、成長に向けた施策を着実に実行していきます。情報・電子化学品では、成長が期待できる半導体分野への投資を加速しており、当第1四半期連結累計期間では、韓国で生産する先端半導体メモリ向け高誘電材料の設備増強を決定し、また、千葉工場で建設を進めてきたEUV(極端紫外線)フォトレジスト向け光酸発生剤の生産設備が竣工しました。ライフサイエンス事業では、化学合成農薬以外の事業ポートフォリオ拡充を目的として、英国のアジュバント等の添加剤やバイオスティミュラントの製造・販売会社であるInteragro (UK) Limitedの全発行株式を、Nichino Europe Co., Ltd.が取得しました。また、インドにおいて、新規水稲用殺虫剤ベンズピリモキサンに加え、複数の農薬原体を製造できるマルチパーパスプラントが竣工しました。サステナビリティの取り組みでは、「2030年:GHG排出量46%削減(2013年比)、2050 年:カーボンニュートラル」の実現に向けて、インターナルカーボンプライシング制度と再生可能由来エネルギーの導入を開始しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期に比べ71億22百万円(前年同期比△7.0%)減収の945億96百万円となり、営業利益は前年同期に比べ16億37百万円(同△18.1%)減益の74億22百万円、経常利益は前年同期に比べ22億86百万円(同△21.9%)減益の81億50百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に比べ10億17百万円(同△16.6%)減益の51億20百万円となりました。
<報告セグメントの概況>(化学品事業)
2023/08/09 13:29