有価証券報告書-第103期(平成28年12月1日-平成29年11月30日)

【提出】
2018/02/23 16:13
【資料】
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【項目】
106項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、個人消費や物価が伸び悩んでいる中で景気好転の実感が乏しい状況にありましたが、政府の経済対策や金融緩和を背景に企業収益や雇用情勢が改善に転じ、経済は緩やかながら回復基調で推移いたしました。しかし、海外情勢においては米国新政権の政策動向、英国のEU離脱、不安定な中近東情勢、北朝鮮問題など多くの懸念材料を抱え、全体としての経済環境は依然として不確実性の高い経済状況でありました。
このような状況下、当社グループは収益基盤の拡大、事業採算の改善、生産効率改善等事業基盤の強化に注力し事業展開をいたしました。
この結果、当連結会計年度における売上高は建築関連の売上減少の影響があり5,854百万円(前年対比97.2%)となりましたが、経常利益においては354百万円(前年対比103.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は264百万円(前年対比108.4%)となりました。
なお、当社グループは、塗料の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動により522百万円の増加、投資活動により83百万円の減少及び財務活動により89百万円の減少となりました。その結果、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ350百万円増加し1,374百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は522百万円(前連結会計年度は257百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益359百万円及び減価償却費115百万円、仕入債務の減少47百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は83百万円(前連結会計年度は101百万円の減少)となりました。これは主に生産設備の増強・維持更新のための有形固定資産の取得による支出89百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は89百万円(前連結会計年度は104百万円の減少)となりました。これは主に長期借入れによる収入400百万円、長期借入金の返済による支出463百万円等によるものであります。