四半期報告書-第12期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2018年4月1日~6月30日)の連結経営成績は以下のとおりとなりました。
①売上収益
売上収益は、前年同期比△2.2%、23億円減収の1,053億円となりました。
・国内医療用医薬品は、関節リウマチなどの治療剤「シンポニー」や麻しん風しん混合ワクチン「ミールビック」の伸長、2017年9月に発売した2型糖尿病治療剤「カナリア」の寄与があったものの、2018年4月の薬価改定や、2017年10月のジェネリック医薬品事業の譲渡などの影響により、前年同期比10.4%減収の716億円となりました。
・海外医療用医薬品は、2017年8月に米国で発売した筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)治療剤「ラジカヴァ」が大きく寄与し、前年同期比118.1%増収の129億円となりました。
・ロイヤリティ収入等は、ノバルティス社に導出した多発性硬化症治療剤「ジレニア」は引き続き伸長しましたが、ヤンセンファーマシューティカルズ社に導出した2型糖尿病治療剤「インヴォカナ」および同剤とメトホルミンの合剤に係るロイヤリティ収入が減少したことに加え、前年同期には導出に係る一時的な収益もあったことから、前年同期比9.6%減収の185億円となりました。
②コア営業利益(※)・営業利益
コア営業利益は、前年同期比△12.2%、26億円減益の193億円となりました。
米国での「ラジカヴァ」の発売が寄与したものの、薬価改定による減収、長期収載品やロイヤリティ収入の減収の影響に加え、後期開発へのステージアップやニューロダーム社の買収などによる研究開発費の増加等により、減益となりました。営業利益は、コア営業利益と同額の193億円(前年同期比△8.3%、17億円減益)となりました。
※当社グループは、国際財務報告基準(以下、IFRS)を適用しており、会社の経常的な収益性を示す段階利益として「コア営業利益」を導入し、経営管理等の重要指標と位置付けております。「コア営業利益」は、営業利益から当社グループが定める非経常的な要因による損益(以下、非経常項目)を除外したものです。非経常項目は、事業譲渡による収益、構造改革費用、製品に係る無形資産の減損損失、災害による損失等であります。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前期末比142億円減少の1兆333億円となりました。前期末からの主な変動要因は以下のとおりです。
・非流動資産は、製品に係る無形資産の為替変動による増加、国内上場株式や年金資産等の公正価値評価による金融資産および退職給付に係る資産の増加等により、前期末比74億円増加の4,695億円となりました。
・流動資産は、法人所得税や配当金の支払などによる現金及び現金同等物の減少が、営業債権やその他の金融資産の増加を上回り、前期末比216億円減少の5,638億円となりました。
・負債は、未払法人所得税や営業債務の減少等により、前期末比202億円減少の1,325億円となりました。
・資本は、四半期利益の計上、為替換算調整勘定の増加、国内上場株式等の金融資産および年金資産の公正価値評価等による増加、剰余金の配当に伴う減少により、前期末比59億円増加の9,008億円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは205億円の支出となり、当第1四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は1,064億円となりました。
・営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益の計上などの収入要因が、営業債権の増加、営業債務の減少、法人所得税の支払などの支出要因を上回り、6億円の収入となりました。
・投資活動によるキャッシュ・フローは、手元資金の運用や設備投資などにより、74億円の支出となりました。
・財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより、145億円の支出となりました。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は196億円となり、売上収益に対する比率は18.7%となりました。当第1四半期連結累計期間の主な臨床開発活動の進捗状況は、以下のとおりです。
承認取得
・2018年6月、抗真菌剤「ジュブリア」の爪白癬について、台湾で承認を取得しました。
承認申請
・MCI-186(エダラボン/米国製品名:ラジカヴァ)のALSについて、2018年4月にカナダで、同年5月に欧州で申請しました。
・2018年6月、MP-214(ドパミンD3/D2受容体パーシャルアゴニスト)の統合失調症について、シンガポールで申請しました。
なお、2018年7月、MP-513(テネリグリプチン/国内製品名:テネリア)の2型糖尿病について、シンガポールで申請しました。
臨床試験の開始
・当第1四半期連結累計期間での臨床試験の開始はありません。
なお、2018年7月、MT-7117の赤芽球性プロトポルフィリン症について、第2相臨床試験を米国で開始しました。
導出品の状況
・2018年5月、FTY720(フィンゴリモド塩酸塩/製品名:ジレニア)の小児・多発性硬化症について、導出先のノバルティス社が米国で承認を取得しました。
当第1四半期連結累計期間(2018年4月1日~6月30日)の連結経営成績は以下のとおりとなりました。
| (単位:百万円) |
| 前第1四半期 連結累計期間 | 当第1四半期 連結累計期間 | 増減 | 増減率 | |
| 売上収益 | 107,708 | 105,351 | △2,357 | △2.2% |
| コア営業利益 | 21,986 | 19,304 | △2,682 | △12.2% |
| 営業利益 | 21,050 | 19,304 | △1,746 | △8.3% |
| 税引前四半期利益 | 21,998 | 19,741 | △2,257 | △10.3% |
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益 | 16,981 | 13,959 | △3,022 | △17.8% |
①売上収益
売上収益は、前年同期比△2.2%、23億円減収の1,053億円となりました。
| (単位:百万円) |
| 前第1四半期 連結累計期間 | 当第1四半期 連結累計期間 | 増減 | 増減率 | |
| 医薬品事業 | 107,708 | 105,351 | △2,357 | △2.2% |
| 国内医療用医薬品 | 79,973 | 71,653 | △8,320 | △10.4% |
| 海外医療用医薬品 | 5,938 | 12,948 | +7,010 | +118.1% |
| ロイヤリティ収入等 | 20,476 | 18,520 | △1,956 | △9.6% |
| 一般用医薬品 | 1,160 | 1,204 | +44 | +3.8% |
| その他 | 161 | 1,026 | +865 | +537.3% |
・国内医療用医薬品は、関節リウマチなどの治療剤「シンポニー」や麻しん風しん混合ワクチン「ミールビック」の伸長、2017年9月に発売した2型糖尿病治療剤「カナリア」の寄与があったものの、2018年4月の薬価改定や、2017年10月のジェネリック医薬品事業の譲渡などの影響により、前年同期比10.4%減収の716億円となりました。
・海外医療用医薬品は、2017年8月に米国で発売した筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)治療剤「ラジカヴァ」が大きく寄与し、前年同期比118.1%増収の129億円となりました。
・ロイヤリティ収入等は、ノバルティス社に導出した多発性硬化症治療剤「ジレニア」は引き続き伸長しましたが、ヤンセンファーマシューティカルズ社に導出した2型糖尿病治療剤「インヴォカナ」および同剤とメトホルミンの合剤に係るロイヤリティ収入が減少したことに加え、前年同期には導出に係る一時的な収益もあったことから、前年同期比9.6%減収の185億円となりました。
②コア営業利益(※)・営業利益
コア営業利益は、前年同期比△12.2%、26億円減益の193億円となりました。
米国での「ラジカヴァ」の発売が寄与したものの、薬価改定による減収、長期収載品やロイヤリティ収入の減収の影響に加え、後期開発へのステージアップやニューロダーム社の買収などによる研究開発費の増加等により、減益となりました。営業利益は、コア営業利益と同額の193億円(前年同期比△8.3%、17億円減益)となりました。
※当社グループは、国際財務報告基準(以下、IFRS)を適用しており、会社の経常的な収益性を示す段階利益として「コア営業利益」を導入し、経営管理等の重要指標と位置付けております。「コア営業利益」は、営業利益から当社グループが定める非経常的な要因による損益(以下、非経常項目)を除外したものです。非経常項目は、事業譲渡による収益、構造改革費用、製品に係る無形資産の減損損失、災害による損失等であります。
(2)財政状態の状況
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度末 (2018年3月末) | 当第1四半期 連結会計期間末 (2018年6月末) | 増減 | |
| 非流動資産 | 462,096 | 469,516 | +7,420 |
| 流動資産 | 585,525 | 563,830 | △21,695 |
| 資産合計 | 1,047,621 | 1,033,346 | △14,275 |
| 負債 | 152,794 | 132,541 | △20,253 |
| 資本 | 894,827 | 900,805 | +5,978 |
| 負債及び資本合計 | 1,047,621 | 1,033,346 | △14,275 |
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前期末比142億円減少の1兆333億円となりました。前期末からの主な変動要因は以下のとおりです。
・非流動資産は、製品に係る無形資産の為替変動による増加、国内上場株式や年金資産等の公正価値評価による金融資産および退職給付に係る資産の増加等により、前期末比74億円増加の4,695億円となりました。
・流動資産は、法人所得税や配当金の支払などによる現金及び現金同等物の減少が、営業債権やその他の金融資産の増加を上回り、前期末比216億円減少の5,638億円となりました。
・負債は、未払法人所得税や営業債務の減少等により、前期末比202億円減少の1,325億円となりました。
・資本は、四半期利益の計上、為替換算調整勘定の増加、国内上場株式等の金融資産および年金資産の公正価値評価等による増加、剰余金の配当に伴う減少により、前期末比59億円増加の9,008億円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
| (単位:百万円) |
| 前第1四半期 連結累計期間 | 当第1四半期 連結累計期間 | 増減 | ||
| 営業キャッシュ・フロー | 7,760 | 609 | △7,151 | |
| 投資キャッシュ・フロー | △15,859 | △7,488 | +8,371 | |
| 財務キャッシュ・フロー | △14,696 | △14,530 | +166 | |
| 現金・現金同等物増減額 | △22,592 | △20,532 | +2,060 | |
| 現金・現金同等物期首残高 | 113,215 | 127,030 | +13,815 | |
| 現金・現金同等物四半期末残高 | 90,625 | 106,498 | +15,873 | |
当第1四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは205億円の支出となり、当第1四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は1,064億円となりました。
・営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益の計上などの収入要因が、営業債権の増加、営業債務の減少、法人所得税の支払などの支出要因を上回り、6億円の収入となりました。
・投資活動によるキャッシュ・フローは、手元資金の運用や設備投資などにより、74億円の支出となりました。
・財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより、145億円の支出となりました。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は196億円となり、売上収益に対する比率は18.7%となりました。当第1四半期連結累計期間の主な臨床開発活動の進捗状況は、以下のとおりです。
承認取得
・2018年6月、抗真菌剤「ジュブリア」の爪白癬について、台湾で承認を取得しました。
承認申請
・MCI-186(エダラボン/米国製品名:ラジカヴァ)のALSについて、2018年4月にカナダで、同年5月に欧州で申請しました。
・2018年6月、MP-214(ドパミンD3/D2受容体パーシャルアゴニスト)の統合失調症について、シンガポールで申請しました。
なお、2018年7月、MP-513(テネリグリプチン/国内製品名:テネリア)の2型糖尿病について、シンガポールで申請しました。
臨床試験の開始
・当第1四半期連結累計期間での臨床試験の開始はありません。
なお、2018年7月、MT-7117の赤芽球性プロトポルフィリン症について、第2相臨床試験を米国で開始しました。
導出品の状況
・2018年5月、FTY720(フィンゴリモド塩酸塩/製品名:ジレニア)の小児・多発性硬化症について、導出先のノバルティス社が米国で承認を取得しました。