有価証券報告書-第81期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 14:53
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【項目】
105項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、世界的な製造業サイクルの改善を受けて輸出が増加するなか、国内需要も持ち直しており、回復基調が続いております。企業収益は改善基調にやや陰りがみられますが、経常利益は過去最高水準にあります。個人消費は、雇用所得環境の改善を背景に持ち直しておりましたが、天候不順や物価上昇による実質所得の伸び悩みを受けて夏場以降一進一退の動きとなっております。消費者物価はエネルギー価格の上昇に加え、宿泊料や外食など一部サービス価格の上昇を受けて前年比1.0%まで伸びを高めました。
当社グループの属する業界も、異業種を含む大手企業の新規参入など更なる競合激化は続いており、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しいものとなっております。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ14百万円増加し、14,335百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ502百万円減少し、4,533百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ516百万円増加し、9,801百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高10,800百万円(前年同期比1.5%減)、営業利益545百万円(前年同期比27.6%増)、経常利益560百万円(前年同期比26.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益394百万円(前年同期比63.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ヘルスケア事業
当セグメントにおきましては、機能性表示食品「ヘルスエイド®シリーズ」が前年同期と比べ減収となりましたが、機能性素材の販売強化により、売上高は、8,105百万円と前年同期と比べ354百万円の増収となりました。
損益面では、回転率の悪い商品を評価減するなど在庫の整理をしましたが、効率的なプロモーション活動等により、売上高が好調に推移するなか、当連結会計年度のセグメント利益は、584百万円と前年同期と比べ533百万円の増益となりました。
カプセル受託事業
当セグメントにおきましては、医薬品カプセルやその他の受託については前年同期並みに推移しましたが、フレーバーカプセルの受託の落ち込みにより、売上高は、2,670百万円と前年同期と比べ520百万円の減収となりました。
損益面では、効果的な研究開発投資に努めましたが、当連結会計年度のセグメント利益は、0百万円と前年同期と比べ497百万円の減益となりました。
その他
当セグメントにおきましては、売上高は、24百万円と前年同期並みに推移しました。
損益面では、当連結会計年度のセグメント損失は、40百万円となりましたが、創薬事業の知財取得に費用を支出した前年同期と比べ81百万円の増益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ780百万円減少し、2,097百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は454百万円(前連結会計年度は1,301百万円の収入)となりました。その主な変動要因は、税金等調整前当期純利益529百万円、減価償却費616百万円、返品調整引当金の減少113百万円、売上債権の増加172百万円、たな卸資産の増加159百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は618百万円(前連結会計年度は227百万円の支出)となりました。その主な変動要因は、設備更新投資など有形固定資産の取得による支出275百万円、投資有価証券の取得による支出306百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は616百万円(前連結会計年度は216百万円の収入)となりました。その主な変動要因は、長期借入による収入100百万円、長期借入金の返済による支出562百万円、配当金の支払152百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)
ヘルスケア事業7,036△16.0
カプセル受託事業2,143△21.7
合計9,180△17.4

(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)
ヘルスケア事業654△20.4117△41.7
カプセル受託事業2,924△11.6441△19.8
合計3,578△13.3558△25.7

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)
ヘルスケア事業8,1054.6
カプセル受託事業2,670△16.3
その他24△0.5
合計10,800△1.5

(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)
三菱商事プラスチック(株)1,82016.61,36012.6

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第一部 第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は14,335百万円と、前連結会計年度末と比べ14百万円(0.1%)の増加となりました。その内訳は、資産の内訳は、流動資産が5,473百万円と前連結会計年度末と比べ503百万円(8.4%)の減少となり、固定資産が8,861百万円と前連結会計年度末と比べ517百万円(6.2%)の増加となりました。流動資産の主な変動要因は、現金及び預金の減少によるもので、固定資産の主な変動要因は、減価償却の進捗による固定資産の減少によるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末の負債合計は4,533百万円と前連結会計年度末と比べ502百万円(10.0%)の減少となりました。その内訳は、流動負債が2,347百万円と533百万円(18.5%)の減少となり、固定負債が2,186百万円と31百万円(1.5%)の増加となりました。流動負債の主な変動要因は、借入金の約定返済が進んだことによる減少であり、固定負債の主な変動要因は、長期借入金の借換による増加であります。
(純資産合計)
当連結会計年度末の純資産合計は9,801百万円となり、前連結会計年度末と比べ516百万円(5.6%)の増加となりました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、当社独自の機能性素材であるローズヒップ及びサラシアの販売が功を奏しましたが、一方「ヘルスエイド®シリーズ」及びフレーバーカプセルの受託を中心に前年同期と比べ減収となり、前連結会計年度に比べ1.5%減の10,800百万円となりました。そのうち、国内売上は9,246百万円、海外売上高は1,553百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、前連結会計年度に比べ0.2%増の5,183百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、効率的なプロモーション活動及びコストダウン諸施策により、前連結会計年度に比べ1.3%減の5,185百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ63.5%増の394百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、主に異業種を含む大手企業の新規参入など、市場の競合激化などであります。
これらについて、当社グループとしては、「伝統と技術と人材力を価値にする」をビジョンとして、引き続き積極的な営業活動を展開するとともに、通販ECサイトの拡充、当社独自の機能性素材販売の拡大施策、アジア・ASEAN地域を中心とした海外事業の拡大などに取り組んでまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性
1)キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
2)財務政策
当社グループは健康関連商品の製造販売事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金を主に銀行借入により調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。

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