減損損失
連結
- 2018年3月31日
- 35億9800万
- 2019年3月31日 +47.78%
- 53億1700万
- 2020年3月31日 -72.41%
- 14億6700万
- 2021年3月31日 +343.22%
- 65億200万
有報情報
- #1 注記事項-のれん及び無形資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
- 当社グループは、のれん、商標権及び仕掛中の研究開発については年次で、製品に係る無形資産を含むその他の無形資産については兆候がある場合に、それぞれ減損テストを実施しております。2021/06/28 15:01
のれん及び商標権は全て、当社グループの資金生成単位の1つである米国セグメントに配分されます。回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値に基づいています。当該公正価値は、当連結会計年度末における予測最終成長率2.2%及び税引前加重平均資本コスト9.6%を基礎として、将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引く形で算定され、レベル3の公正価値に区分されます。承認した財務上の予算・予測に基づくキャッシュ・フローの予測期間は5年2か月であり、将来キャッシュ・フローには、販売価格、原価、研究開発、市場規模、競争など、さまざまな仮定が含まれます。主要仮定の数値は、関連する業種の将来の趨勢に関する経営陣の評価を反映し、外部情報及び内部情報の両方から得られた過去のデータを基礎としております。これらの仮定に変更が生じると、減損損失の額に影響を与える可能性があります。
当連結会計年度末において、回収可能価額は帳簿価額を33,038百万円上回っております。経営者は、予測最終成長率が1.9%低下するか、税引前加重平均資本コストが2.4%上昇した場合には、帳簿価額が回収可能価額を超えると考えております。 - #2 注記事項-有形固定資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
- 得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額2021/06/28 15:01
前連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) - #3 注記事項-重要な会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
- 企業結合により生じたのれんは、取得価額から減損損失累計額を控除した価額で表示しております。2021/06/28 15:01
のれんは、償却を行わず、期待されるシナジーに基づいて資金生成単位又は資金生成単位グループに配分し、減損の兆候がある場合にはその都度、及び減損の兆候の有無にかかわらず毎年一定の時期に減損テストを実施しております。のれんの減損損失は純損益として認識され、その後の戻入れは行っておりません。
(14) 無形資産 - #4 注記事項-金融商品、連結財務諸表(IFRS)(連結)
- ② 信用エクスポージャー2021/06/28 15:01
当社グループが保有する金融資産の信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財務諸表で表示している減損損失控除後の帳簿価額となりますが、過年度において重要な貸倒損失を認識した実績はありません。
③ 貸倒引当金の増減 - #5 税効果会計関係、財務諸表(連結)
- 1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳2021/06/28 15:01
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳(単位:百万円) 製品安全性評価引当金 - 261 減損損失 143 143 その他 703 467
- #6 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- 米国事業においては、成長戦略を加速するため、2019年に創業100周年となったUSLを通じて米国市場への進出を果たしており、USLの持分20%を所持している住友商事株式会社の米国子会社である米州住友商事と共にUSLの新たな成長戦略実現に取り組んでおります。中計では中長期ビジョン達成に向け、この3年間を「USLを基盤としたグローバル企業化への加速」の期間と位置付け、当社とUSLとの双方の強みを活かした連携を重点課題に設定し、取り組んでおります。2021/06/28 15:01
米国におけるジェネリック医薬品業界は、卸・薬局等の統合により3大購買グループのシェアが約90%を占めていること、米国食品医薬品局(FDA)による医薬品簡略承認申請(ANDA)承認件数が高い水準を記録したこと等により、ジェネリック医薬品価格は直近では持ち直しの兆しがみられるものの、下落基調となっている中、主力ブランド品であるQudexy®へのジェネリックの参入を含む主力品への競合他社の参入があり、2019年に取得したTosymra ™ の販売が新型コロナウイルス感染症の流行によるマイナス影響によって販売が伸び悩んだことによって、5,572百万円の減損損失が発生する等、経営環境は厳しいものとなっております。
このような環境におきまして、上市製品の拡充に取り組み、ジェネリック医薬品としては、2020年6月に『エタクリン酸錠』、7月に『プロパフェノン塩酸塩徐放カプセル』、12月に『ラメルテオン錠』を発売しました。ブランド医薬品としては、同年8月にAmbioPharm, Inc.と米国における『コルチコトロピン注射剤』の開発・販売パートナーシップ契約を締結しました。