有価証券報告書-第157期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)
有報資料
(1) 業績
当期のわが国経済は、企業収益や雇用情勢に改善の動きが続く中、個人消費が持ち直すなど、全体としては緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループが主に事業を展開する国内一般用消費財業界においては、販売単価の上昇が続きましたが、販売個数は減少に転じました。
このような環境のもと、当社グループは、収益力の向上を最優先目標とした中期経営計画「V-2計画(Vision(ビジョン)2020 Part(パート)-2)」における4つの戦略テーマ「国内事業の質的成長」、「海外事業の量的成長」、「新しいビジネス価値の開発」、「組織学習能力の向上」にもとづく施策を推進しました。
国内事業では、歯磨、歯刷子、デンタルリンス、制汗剤、柔軟剤等において新製品を導入するとともに、高付加価値品を中心に積極的なマーケティング施策により育成を図りました。
海外事業では、オーラルケア、ビューティケア等のパーソナルケア分野を中心に、重点ブランドの育成を行い、事業規模の拡大を図りました。
以上の結果、当期の連結業績は、売上高4,104億8千4百万円(前年同期比3.8%増、為替変動の影響を除いた実質前年同期比2.5%増)、営業利益272億6百万円(同11.0%増)、経常利益291億2千6百万円(同10.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益198億2千7百万円(同24.3%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 一般用消費財事業
当事業は、「オーラルケア分野」、「ビューティケア分野」、「ファブリックケア分野」、「リビングケア分野」、「薬品分野」、「その他の分野」に分かれており、全体の売上高は、前年同期比1.3%の増加となりました。セグメント利益は、原材料価格が上昇しましたが、高付加価値品の伸長などにより前年同期比19.7%の増加となりました。
[売上高の分野別状況]
(オーラルケア分野)
歯磨は、“0才からはじめる予防歯科”の実践を提案し、新たな香味を追加した「クリニカKid’s(キッズ)ジェルハミガキ」が堅調に推移するとともに、口臭ケアの新ブランド「NONIO(ノニオ)ハミガキ」がお客様のご好評をいただき、全体の売上は前年同期を上回りました。
歯刷子は、コンパクトタイプを追加発売した「ビトイーン贅沢Care(ケア)」が好調に推移するとともに、子どもの成長に合わせて、歯みがきの習慣化から永久歯の上手なケアまでをサポートする「クリニカKid’s(キッズ)ハブラシ」が前年同期比3倍増となり、全体の売上は前年同期を上回りました。
デンタルリンスは、「システマハグキプラス デンタルリンス」が堅調に推移するとともに、菌の増殖を長時間抑制し、口臭を防ぐ「NONIO(ノニオ)マウスウォッシュ」がお客様のご好評をいただき、全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
(ビューティケア分野)
ハンドソープは、「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」が順調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
ボディソープは、保湿とサラサラ感を両立した新製品や新しい香りを追加した「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」が好調に推移し、全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
制汗剤は、ワキ汗をしっかり抑え、サラサラした使用感の新製品「Ban(バン)汗ブロックスティック プレミアムラベル」を発売しましたが、全体の売上は前年同期比微減となりました。
(ファブリックケア分野)
柔軟剤は、衣類についた汗臭や体臭をしっかり消臭する「香りとデオドラントのソフラン プレミアム消臭プラス」がお客様のご好評をいただき、全体の売上は前年同期を上回りました。
洗濯用洗剤は、新開発の“プレミアム抗菌処方”で抗菌効果を向上させた超コンパクト液体洗剤「トップ HYGIA(ハイジア)」が好調に推移しましたが、市場規模の縮小が続く粉末洗剤が前年同期を下回り、全体の売上は前年同期を下回りました。
(リビングケア分野)
台所用洗剤は、食器洗い機専用洗剤「CHARMY(チャーミー)クリスタ」が好調に推移するとともに、すばやい水切れで食器の乾きが速い新製品を追加した「CHARMY(チャーミー)Magica(マジカ)」が堅調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
住居用洗剤は、浴室用カビ防止剤「ルック おふろの防カビくん煙剤」が好調に推移しましたが、浴室用洗剤が前年同期を下回り、全体の売上は前年同期比微減となりました。
(薬品分野)
解熱鎮痛薬は、「バファリンプレミアム」が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
点眼剤は、「スマイル40EX(イーエックス)」が前年同期を下回ったことに加え、競争激化の影響を受け、全体の売上は前年同期を下回りました。
(その他の分野)
通信販売商品は、「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」が堅調に推移しましたが、全体の売上は前年同期比微減となりました。
ペット用品は、猫用トイレの砂「ニオイをとる砂」が順調に推移するとともに、オーラルケア用品が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
② 産業用品事業
当事業は、タイヤの防着剤等を取り扱う「自動車分野」、2次電池向け導電性カーボン等の「電気・電子分野」、施設・厨房向け洗浄剤等の「業務用洗浄剤分野」等で構成されており、全体の売上高は、前年同期比2.6%の増加となりました。セグメント利益は、原材料価格の上昇などにより前年同期比9.5%の減少となりました。
自動車分野では、タイヤの防着剤が堅調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
電気・電子分野では、半導体搬送材料向け導電樹脂が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
業務用洗浄剤分野では、厨房向け消毒用アルコールが好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
また、新たに食品工場向けにマイクロバブルオゾン技術を活用した野菜洗浄システムの販売を開始しました。
③ 海外事業
海外は、タイ、マレーシア等の東南アジア、韓国、中国等の北東アジアにおいて事業を展開しており、全体の売上高は、前年同期比8.3%の増加(為替変動の影響を除いた実質前年同期比3.4%の増加)となりました。セグメント利益は、原材料価格の上昇や市場地位向上に向けた競争費用の増額などにより前年同期比3.3%の減少となりました。
[地域別売上状況]
(地域別の状況)
東南アジア全体の売上高は、前年同期比10.2%の増加となりました。
タイでは、「システマ」歯磨が順調に推移するとともに、「植物物語」ボディソープが好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
また、マレーシアでは「トップ」洗濯用洗剤が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を上回りました。
北東アジア全体の売上高は、前年同期比4.1%の増加となりました。
韓国では、「キレイキレイ」ハンドソープが好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
また、中国では、「システマ」歯刷子が堅調に推移するとともに、E コマースチャネルでの販売が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
④その他
その他では、全体の売上高は、305億6千5百万円(前年同期比13.8%増)となりました。セグメント利益は、13億3千6百万円(前年同期比46.1%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、当連結会計年度期首に比べ136億6千1百万円の資金の増加(前連結会計年度は164億6千1百万円の資金の増加)となり、当連結会計年度末残高は914億1百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益等により、285億6千2百万円の資金の増加(前連結会計年度は322億6千9百万円の資金の増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、87億5千万円の資金の減少(前連結会計年度は78億4千5百万円の資金の減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当の支払いによる支出等により、67億5千4百万円の資金の減少(前連結会計年度は74億3千7百万円の資金の減少)となりました。
当期のわが国経済は、企業収益や雇用情勢に改善の動きが続く中、個人消費が持ち直すなど、全体としては緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループが主に事業を展開する国内一般用消費財業界においては、販売単価の上昇が続きましたが、販売個数は減少に転じました。
このような環境のもと、当社グループは、収益力の向上を最優先目標とした中期経営計画「V-2計画(Vision(ビジョン)2020 Part(パート)-2)」における4つの戦略テーマ「国内事業の質的成長」、「海外事業の量的成長」、「新しいビジネス価値の開発」、「組織学習能力の向上」にもとづく施策を推進しました。
国内事業では、歯磨、歯刷子、デンタルリンス、制汗剤、柔軟剤等において新製品を導入するとともに、高付加価値品を中心に積極的なマーケティング施策により育成を図りました。
海外事業では、オーラルケア、ビューティケア等のパーソナルケア分野を中心に、重点ブランドの育成を行い、事業規模の拡大を図りました。
以上の結果、当期の連結業績は、売上高4,104億8千4百万円(前年同期比3.8%増、為替変動の影響を除いた実質前年同期比2.5%増)、営業利益272億6百万円(同11.0%増)、経常利益291億2千6百万円(同10.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益198億2千7百万円(同24.3%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 一般用消費財事業
当事業は、「オーラルケア分野」、「ビューティケア分野」、「ファブリックケア分野」、「リビングケア分野」、「薬品分野」、「その他の分野」に分かれており、全体の売上高は、前年同期比1.3%の増加となりました。セグメント利益は、原材料価格が上昇しましたが、高付加価値品の伸長などにより前年同期比19.7%の増加となりました。
| 当連結会計年度(百万円) | 前連結会計年度(百万円) | 増減率 | |
| 売上高 | 290,893 | 287,028 | 1.3% |
| セグメント利益 | 18,934 | 15,817 | 19.7% |
[売上高の分野別状況]
| 当連結会計年度(百万円) | 前連結会計年度(百万円) | 増減率 | |
| オーラルケア分野 | 68,277 | 63,596 | 7.4% |
| ビューティケア分野 | 24,548 | 22,333 | 9.9% |
| ファブリックケア分野 | 79,547 | 80,240 | △0.9% |
| リビングケア分野 | 20,789 | 20,763 | 0.1% |
| 薬品分野 | 39,022 | 40,958 | △4.7% |
| その他の分野 | 58,708 | 59,135 | △0.7% |
(オーラルケア分野)
歯磨は、“0才からはじめる予防歯科”の実践を提案し、新たな香味を追加した「クリニカKid’s(キッズ)ジェルハミガキ」が堅調に推移するとともに、口臭ケアの新ブランド「NONIO(ノニオ)ハミガキ」がお客様のご好評をいただき、全体の売上は前年同期を上回りました。
歯刷子は、コンパクトタイプを追加発売した「ビトイーン贅沢Care(ケア)」が好調に推移するとともに、子どもの成長に合わせて、歯みがきの習慣化から永久歯の上手なケアまでをサポートする「クリニカKid’s(キッズ)ハブラシ」が前年同期比3倍増となり、全体の売上は前年同期を上回りました。
デンタルリンスは、「システマハグキプラス デンタルリンス」が堅調に推移するとともに、菌の増殖を長時間抑制し、口臭を防ぐ「NONIO(ノニオ)マウスウォッシュ」がお客様のご好評をいただき、全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
(ビューティケア分野)
ハンドソープは、「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」が順調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
ボディソープは、保湿とサラサラ感を両立した新製品や新しい香りを追加した「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」が好調に推移し、全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
制汗剤は、ワキ汗をしっかり抑え、サラサラした使用感の新製品「Ban(バン)汗ブロックスティック プレミアムラベル」を発売しましたが、全体の売上は前年同期比微減となりました。
(ファブリックケア分野)
柔軟剤は、衣類についた汗臭や体臭をしっかり消臭する「香りとデオドラントのソフラン プレミアム消臭プラス」がお客様のご好評をいただき、全体の売上は前年同期を上回りました。
洗濯用洗剤は、新開発の“プレミアム抗菌処方”で抗菌効果を向上させた超コンパクト液体洗剤「トップ HYGIA(ハイジア)」が好調に推移しましたが、市場規模の縮小が続く粉末洗剤が前年同期を下回り、全体の売上は前年同期を下回りました。
(リビングケア分野)
台所用洗剤は、食器洗い機専用洗剤「CHARMY(チャーミー)クリスタ」が好調に推移するとともに、すばやい水切れで食器の乾きが速い新製品を追加した「CHARMY(チャーミー)Magica(マジカ)」が堅調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
住居用洗剤は、浴室用カビ防止剤「ルック おふろの防カビくん煙剤」が好調に推移しましたが、浴室用洗剤が前年同期を下回り、全体の売上は前年同期比微減となりました。
(薬品分野)
解熱鎮痛薬は、「バファリンプレミアム」が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
点眼剤は、「スマイル40EX(イーエックス)」が前年同期を下回ったことに加え、競争激化の影響を受け、全体の売上は前年同期を下回りました。
(その他の分野)
通信販売商品は、「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」が堅調に推移しましたが、全体の売上は前年同期比微減となりました。
ペット用品は、猫用トイレの砂「ニオイをとる砂」が順調に推移するとともに、オーラルケア用品が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
② 産業用品事業
当事業は、タイヤの防着剤等を取り扱う「自動車分野」、2次電池向け導電性カーボン等の「電気・電子分野」、施設・厨房向け洗浄剤等の「業務用洗浄剤分野」等で構成されており、全体の売上高は、前年同期比2.6%の増加となりました。セグメント利益は、原材料価格の上昇などにより前年同期比9.5%の減少となりました。
| 当連結会計年度(百万円) | 前連結会計年度(百万円) | 増減率 | |
| 売上高 | 55,763 | 54,330 | 2.6% |
| セグメント利益 | 2,316 | 2,560 | △9.5% |
自動車分野では、タイヤの防着剤が堅調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
電気・電子分野では、半導体搬送材料向け導電樹脂が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
業務用洗浄剤分野では、厨房向け消毒用アルコールが好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。
また、新たに食品工場向けにマイクロバブルオゾン技術を活用した野菜洗浄システムの販売を開始しました。
③ 海外事業
海外は、タイ、マレーシア等の東南アジア、韓国、中国等の北東アジアにおいて事業を展開しており、全体の売上高は、前年同期比8.3%の増加(為替変動の影響を除いた実質前年同期比3.4%の増加)となりました。セグメント利益は、原材料価格の上昇や市場地位向上に向けた競争費用の増額などにより前年同期比3.3%の減少となりました。
| 当連結会計年度(百万円) | 前連結会計年度(百万円) | 増減率 | |
| 売上高 | 120,091 | 110,933 | 8.3% |
| セグメント利益 | 4,413 | 4,566 | △3.3% |
[地域別売上状況]
| 当連結会計年度(百万円) | 前連結会計年度(百万円) | 増減率 | |
| 東南アジア | 83,251 | 75,544 | 10.2 % |
| 北東アジア | 36,839 | 35,389 | 4.1 % |
(地域別の状況)
東南アジア全体の売上高は、前年同期比10.2%の増加となりました。
タイでは、「システマ」歯磨が順調に推移するとともに、「植物物語」ボディソープが好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
また、マレーシアでは「トップ」洗濯用洗剤が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を上回りました。
北東アジア全体の売上高は、前年同期比4.1%の増加となりました。
韓国では、「キレイキレイ」ハンドソープが好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
また、中国では、「システマ」歯刷子が堅調に推移するとともに、E コマースチャネルでの販売が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。
④その他
その他では、全体の売上高は、305億6千5百万円(前年同期比13.8%増)となりました。セグメント利益は、13億3千6百万円(前年同期比46.1%増)となりました。
| 当連結会計年度(百万円) | 前連結会計年度(百万円) | 増減率 | |
| 売上高 | 30,565 | 26,867 | 13.8% |
| セグメント利益 | 1,336 | 915 | 46.1% |
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、当連結会計年度期首に比べ136億6千1百万円の資金の増加(前連結会計年度は164億6千1百万円の資金の増加)となり、当連結会計年度末残高は914億1百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益等により、285億6千2百万円の資金の増加(前連結会計年度は322億6千9百万円の資金の増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、87億5千万円の資金の減少(前連結会計年度は78億4千5百万円の資金の減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当の支払いによる支出等により、67億5千4百万円の資金の減少(前連結会計年度は74億3千7百万円の資金の減少)となりました。