有価証券報告書-第66期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 11:40
【資料】
PDFをみる
【項目】
106項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については一時的な余剰資金を安全性の高い金融資産に限定し、資金調達については短期的な運転資金を銀行借入によっております。デリバティブ取引は、リスク回避が目的であり、実需に伴う取引に限定して実施することを原則とし、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、当社は、輸出入取引といった事業活動に係る資金の受け払いを外貨で行う場合、為替変動によるリスクを軽減する目的で、先物為替予約取引を締結する場合があります。投資有価証券は、主に取引先との関係強化による業務の円滑化を目的とした株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金、電子記録債務、未払金のほとんどが1年以内の支払期日であります。また、その一部には、原材料の輸入に伴う外貨建のものがあり、為替変動リスクに晒されております。借入金のうち、短期借入金は主に営業活動に係る資金調達であり、長期借入金は主に設備投資に係る資金調達であります。変動金利の借入金は、金利の変動リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社グループは、販売管理規程に従い、定期的に取引先の財務状況をモニタリングし、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
デリバティブ取引の利用にあたっては、カウンターパーティーリスクを軽減するために、格付けの高い金融機関とのみ取引を行うことになっております。
② 市場リスクの管理
先物為替予約取引を実行する際には、経理部経理2課資金グループで実行管理することになっており、適時に運用状況を報告する体制になっております。
投資有価証券については、定期的に時価及び発行体(取引先企業)の財務状況を把握し、取引先との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
デリバティブ取引を実行する際には、取締役会の承認のもとで経理部経理2課資金グループで実行管理することになっております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社グループは、各部署からの報告に基づき経理部経理2課資金グループが適時に資金繰計画を作成・更新するとともに手許流動性をコントロールしております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません((注2)を参照ください。)。
前連結会計年度(平成26年3月31日)
連結貸借対照表計上額時価差額
(千円)(千円)(千円)
(1)現金及び預金1,669,9421,669,942
(2)受取手形及び売掛金4,623,218
貸倒引当金 (※1)△14,932
4,608,2854,608,285
(3)投資有価証券
その他有価証券809,727809,727
資産計7,087,9557,087,955
(1)支払手形及び買掛金1,977,1741,977,174
(2)電子記録債務902,399902,399
(3)短期借入金
(4)未払金1,692,4661,692,466
(5)長期借入金252,240252,240
負債計4,824,2794,824,279

(※1) 受取手形及び売掛金については対応する貸倒引当金を控除しております。
当連結会計年度(平成27年3月31日)
連結貸借対照表計上額時価差額
(千円)(千円)(千円)
(1)現金及び預金1,477,2501,477,250
(2)受取手形及び売掛金3,640,694
貸倒引当金 (※1)△10,448
3,630,2463,630,246
(3)投資有価証券
その他有価証券974,792974,792
資産計6,082,2896,082,289
(1)支払手形及び買掛金1,211,2501,211,250
(2)電子記録債務641,242641,242
(3)短期借入金210,000210,000
(4)未払金1,410,4741,410,474
(5)長期借入金100,885100,885
負債計3,573,8533,573,853

(※1) 受取手形及び売掛金については対応する貸倒引当金を控除しております。
(注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、並びに(2) 受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
なお、受取手形及び売掛金については、信用リスクを個別に把握することが極めて困難なため、貸倒引当金を信用リスクと見做し、時価を算定しております。
(3)投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。
また、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、「有価証券関係」注記を参照ください。
負 債
(1)支払手形及び買掛金、(2) 電子記録債務、(3) 短期借入金、並びに(4) 未払金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(5)長期借入金
長期借入金の時価については、元利金の合計金額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。但し、変動金利による長期借入金については、金利が一定期間ごとに更新される条件になっているため、時価は帳簿価額にほぼ等しいといえることから、当該帳簿価額によっております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区分平成26年3月31日平成27年3月31日
非上場株式8,0357,800
非連結子会社及び関連会社株式4,82130,354

これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(3)投資有価証券 その他有価証券」には含めておりません。
(注3)金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成26年3月31日)
1年以内(千円)1年超(千円)
現金及び預金1,669,942
受取手形及び売掛金4,623,218
合計6,293,160

当連結会計年度(平成27年3月31日)
1年以内(千円)1年超(千円)
現金及び預金1,477,250
受取手形及び売掛金3,640,694
合計5,117,945


(注4)長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(平成26年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
長期借入金151,35579,68221,203
合計151,35579,68221,203

当連結会計年度(平成27年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
短期借入金210,000
長期借入金79,68221,203
合計289,68221,203