有価証券報告書-第66期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 11:40
【資料】
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【項目】
106項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
売上高(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)
平成27年3月期21,546556118
平成26年3月期23,393907509
増減率(%)92.161.323.2

当連結会計年度におけるわが国の経済は、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響を受けた個人消費が落ち込みを見せており、景気の先行きは不透明な状況となっております。化粧品業界におきましては、経済産業省の生産動態統計によりますと、平成26年暦年ベースの出荷金額は前年比104.2%と伸長しましたが、消費税引き上げ後の4月から12月の出荷金額は、前年比100.4%とほぼ横ばいとなっております。
このような状況のもと、当社グループの売上高は、前連結会計年度比7.9%減の215億46百万円、経常利益は前連結会計年度比38.7%減の5億56百万円、また当期純利益は76.8%減の1億18百万円となりました。
売上原価は売上の減少により、前連結会計年度の78億47百万円から69億81百万円となり、8億66百万円の減少となりました。
販売費及び一般管理費は、売上減少による販売費等の減少により140億97百万円と前連結会計年度に比べ、6億円の減少となりました。
営業外収益は、受取配当金の増加により、1億9百万円と前連結会計年度に比べ、32百万円の増加となりました。営業外費用は、為替差損の増加により、20百万円と前連結会計年度に比べ、3百万円の増加となりました。
経常利益は、売上高の減少により、前連結会計年度の9億7百万円から5億56百万円(前連結会計年度比38.7%減)となり、減収減益となりました。
税金等調整前当期純利益は4億80百万円(前連結会計年度の税金等調整前当期純利益9億47百万円に比べ4億66百万円の減少)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は3億62百万円(前連結会計年度4億38百万円に比べ75百万円の減少)となりました。その結果、当連結会計年度における当期純利益は1億18百万円(前連結会計年度の当期純利益5億9百万円に比べ3億90百万円の減少)となりました。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ15億59百万円減少し206億19百万円となりました。主なものとしては、受取手形及び売掛金の減少9億82百万円、流動資産と投資その他の資産に含まれております繰延税金資産の減少4億34百万円、たな卸資産の減少2億67百万円、関係会社出資金の増加3億10百万円であります。
負債は前連結会計年度末に比べ16億38百万円減少し87億43百万円となりました。主なものとしては、支払手形及び買掛金と電子記録債務を合わせた仕入債務の減少10億27百万円、未払法人税等の減少3億18百万円、未払金の減少2億81百万円であります。
純資産は前連結会計年度末に比べ79百万円増加し118億75百万円となりました。主なものとしては、当期純利益の計上1億18百万円、剰余金の配当1億18百万円、自己株式の取得1億19百万円、その他有価証券評価差額金の増加1億19百万円、退職給付に係る調整累計額の減少1億49百万円であります。
この結果、1株当たり純資産額は、前連結会計年度に比べ26円16銭増加し、1,515円10銭となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。