有価証券報告書-第61期(平成29年3月1日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/30 11:23
【資料】
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【項目】
113項目

有報資料

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用や所得環境の改善、株高による資産効果等を背景に個人消費に持ち直しの動きが見られる等、緩やかな回復基調が持続しました。国内化粧品市場においては、増加する訪日観光客によるインバウンド需要が再び増勢に転じたことに加え、国内需要も堅調に推移いたしました。海外化粧品市場は、地域・国によりばらつきが見られ、欧州や北米市場では成長が弱含みで推移したものの、中国やアジアでは堅調な成長ペースで推移しました。
このような市場環境のもと、当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)では、今年度よりスタートした「中期事業戦略ビジョン(2017-2021)」のもとで、国内におけるさらなる生産能力の増強ならびにグローバリゼーションの加速化を実現するために、グループシナジーの創出に向けた取り組みを展開してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度における経営成績は次のとおりとなりました。
売上高は、国内では旺盛なアウトソーシング需要を背景とした化粧品メーカー各社からの受注増に加え、フランスでも主力の医薬品製造受託事業が堅調に推移したこと等により、10,395百万円(前期比3.9%増)となりました。利益面では、主に国内における労働需給のひっ迫を背景とした人件費等の増加ならびにつくば工場第2期拡張工事の竣工に伴う減価償却、経費負担増等が影響し、営業利益は646百万円(前期比19.2%減)、経常利益は634百万円(前期比12.1%減)となりました。
以上の結果により、親会社株主に帰属する当期純利益は512百万円(前期比3.8%減)となりました。
当連結会計年度における所在地別セグメントの業績の概況は、次のとおりです。
(日本)
国内の化粧品メーカー各社の業績は、アジア・アセアン地域で人気の高い“日本製化粧品”に対するインバウンド・アウトバウンド需要を取り込んだこともあり、総じて堅調に推移いたしました。また、市場で急増する化粧品需要に対し、商品の安定供給体制の強化を急ぐ国内の大手化粧品メーカーからの当社へのアウトソーシングも増加し、売上高は前年実績を上回る水準で推移いたしました。営業利益については、労働需給のひっ迫に伴う外部委託費用の増加、つくば工場第2期拡張工事の竣工に伴う減価償却、経費負担等が影響し、期初の業績予想を上回る水準は確保できたものの、前期との比較では減益となりました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は8,707百万円(前期比3.6%増)、営業利益は549百万円(前期比18.5%減)となりました。
(仏国)
子会社THEPENIER PHARMA & COSMETICS S.A.S.(以下、テプニエ社という)の所在する欧州経済は、政治面での不透明感が残るものの個人消費や設備投資が堅調に推移しており、景気の回復基調は持続しております。
このような事業環境のもと、テプニエ社では、主力の医薬品の受注が通年で堅調に推移したこと、ならびに夏季長期休業に伴う操業度の低下をその後の量産効果や生産効率の向上等で挽回し、売上高・利益面のいずれもほぼ前年並みの水準となりました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は1,750百万円(前期比0.9%増)、営業利益は103百万円(前期比10.3%減)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は634百万円となり、前連結会計年度末に比べ545百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、488百万円(前連結会計年度は880百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益632百万円、減価償却費460百万円等による増加と、売上債権の増加額190百万円、たな卸資産の増加額34百万円、仕入債務の減少額22百万円、未払消費税等の減少額95百万円、その他の減少額68百万円、法人税等の支払額211百万円等による減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、949百万円(前連結会計年度は864百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出815百万円、子会社株式の取得による支出177百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、95百万円(前連結会計年度は437百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額201百万円、長期借入れによる収入699百万円と長期借入金の返済による支出857百万円、リース債務の返済による支出103百万円、配当金の支払額78百万円等によるものであります。

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