有価証券報告書-第64期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)

【提出】
2021/05/27 13:13
【資料】
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【項目】
148項目
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在における当社グループの将来に関する見通しおよび計画に基づいた将来予測です。これらの将来予測にはリスクや不確定要素などが包含されており、実際の成果や業績などは、記載の見通しとは異なる可能性があります。
(1) 経営方針
当社は、「美しさと健康とを創りだすことで生活・文化の向上に貢献」することを企業理念とし、化粧品・医薬品・医薬部外品の開発や製造を通して社会の信頼に応えていくとともに、株主の皆様への利益還元を図るため、収益力の向上、企業価値の増大に努めてまいります。
また、当社グループは、自社ブランドを持たない化粧品、医薬品等の製造受託(OEM)/研究開発受託(ODM)メーカーとして、高度な専門技術と豊富な情報力に裏打ちされた高品質で信頼性の高い製品の供給を目指しており、お客様の良きパートナーとして、企画提案をはじめ研究開発から完成品製造まで一貫して受託できる体制を構築しております。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、収益力の向上と財務体質の強化を経営目標の最重要課題としております。競争力のある研究開発力と技術力をベースとした収益性の高い効率経営を目指し、売上高営業利益率及び自己資本比率を高めて参りたいと考えております。
(3) 経営環境、経営戦略および優先的に対処すべき事業上ならびに財務上の課題
当社グループでは、つくば工場の拡張を中核とする「生産能力の増強」および「グローバリゼーションの加速化」を骨子とする「中期事業戦略ビジョン(2017-2021)」のもとで、持続的な事業の拡大と中長期的な企業価値の向上を実現するための戦略に取り組んでまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う行動制限やマスク着用の常態化により、消費者のメイクアップ製品の使用機会が大幅に減少した結果、メイクアップ製品市場に対しては当初予想し得なかったほど影響度が増しており、未だ収束も見えない等、依然として市場は不透明な状況が続くものと思われます。
当社グループとしては、需要の動向並びに顧客メーカーの施策等を慎重に見極めつつ、まずは営業赤字からの早期脱却、そして業績の新型コロナウイルス感染症拡大以前の水準(2019年2月期)への早期回復に向けて、一歩一歩着実に改善を重ね次期中期経営計画に向けた事業基盤構築をはかるべく、以下の重点戦略に取り組んでまいります。
①“ウィズ/アフターコロナ”を勝ち抜く製品開発
・開発リードタイムの短縮
・中国・アジア市場向け処方開発
・スキンケア領域の強化
②提案型営業活動の強化
・顧客メーカーの新製品企画後押し、新規顧客開拓による販路拡大
・オンライン・ミーティングやサンプルキット送付など、非対面営業手法を積極的に活用
[海外顧客向け提案例]
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③グローバリゼーションの加速化
・“メイド・イン・ジャパン”化粧品の強みを活かし、中国・アジア展開を加速する顧客メーカーの営業を強力
にサポート
・日本・フランス両拠点の一層の連携強化
④需要に見合う生産体制の構築
・吹田工場の閉鎖を含む、新型コロナウイルス感染症による受注減に対応した生産体制の再構築
・“ウィズ/アフターコロナ”における化粧品、特にメイクアップ製品の需要の推移と顧客メーカーの販売施策
の動向に合わせ、生産能力を弾力的に調整可能な体制の構築
⑤コスト構造の改革
・生産体制の効率化、生産性向上によるコスト削減
0102010_003.png※「NSF社」:Nippon Shikizai France S.A.S.
※『中期事業戦略ビジョン(2017-2021)』ではFY2021の売上高計画を150億円で設定していましたが、コロナ禍
の影響を受け、92億76百万円にしております。
① 戦略的成長投資
売上高の成長に貢献する生産能力の増強投資
[つくば工場(茨城県つくば市)]
・バルク製造設備の新設とBCP対策 (つくば第3期拡張工事、2019年9月竣工)
・充填・仕上げ・包装ラインの増設および倉庫スペースの拡充
[テプニエ社]
・フランスにおけるメイクアップ事業の拡大と生産効率の向上
・医薬品事業の拡大と生産効率の向上
② 事業のグローバリゼーションの加速化
グループ一体での研究開発・技術開発及びマーケティングのグローバル展開
・当社グループのグローバル戦略の一環として買収した日本色材フランス社との事業シナジーにより、取り
扱い製品の拡充、生産能力の増強ならびにフランスにおけるR&D活動を推進
・日本、フランス両国に生産拠点を有し、“メイド・イン・ジャパン”と“メイド・イン・フランス”が提供
可能な当社独自のグループシナジーを活かして市場優位性を発揮
③ 顧客満足度の向上
長期的かつ持続的な成長を目指した事業基盤の強化
・当社に“強み”のある製品群の市場優位性をさらに強化
・持続的なコスト競争力の向上
・生産能力の増強により顧客のマーケティング戦略に沿った生産体制の実現
④ 経営基盤の強化
(研究・技術開発)
・基礎研究、応用研究体制の充実
・当社独自の充填技術開発(容器開発も含む)
・様々な企業との戦略的アライアンスによる新規性の高い製品開発
(人材)
・各部門の業務スキルに精通し、卓越した技術を要するスペシャリストの育成・確保
・グローバル人材の育成・確保
(ガバナンス)
・コーポレートガバナンスの高度化
⑤ 収益性の追求
(収益性)
・コスト削減によるローコスト・オペレーションを実現し、売上高営業利益率を向上
(株主還元)
・収益性向上、事業の拡大により、継続的かつ安定的な配当を実現

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