有価証券報告書-第60期(平成29年3月1日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/30 14:58
【資料】
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【項目】
114項目

有報資料

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、輸出や生産の持ち直しにより、緩やかな回復基調が継続しました。また、世界経済の回復を背景に、当社グループの進出地域である中国、東南アジア、米国経済についても総じて堅調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、売上高は27,922百万円(前期比4.7%増)となりました。利益面では、増収および有利購買の推進や製品収率向上等コスト低減活動による原価抑制により売上総利益は増益を確保したものの、減価償却費およびシステム関連費用等の販売費及び一般管理費が増加したことにより、営業利益は2,330百万円(前期比1.9%減)、経常利益は2,600百万円(前期比2.2%減)となりました。また、法人税等の減少により、親会社株主に帰属する当期純利益は1,623百万円(前期比1.4%増)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、インド子会社であるMORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITEDにおいて先行費用が発生したことに伴い、報告セグメントを「日本」、「中国」、「東南アジア」および「北米」の4区分から、「日本」、「中国」、「東南/南アジア」および「北米」の4区分に変更しております。
① 日本
(特殊潤滑油)
主要顧客である自動車関連では国内生産台数が前期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、切削油剤および難燃性作動液が既存顧客での増販、新規顧客の獲得および高付加価値品の増販により好調に推移しました。また熱間鍛造潤滑剤は顧客における自動車鍛造部品の輸出増に支えられ好調に推移しました。その一方で、連結子会社のエチレンケミカル株式会社での自動車用ケミカル製品の売上は、顧客での在庫調整および輸出の減少により前期を下回りましたが、特殊潤滑油全体では前期を上回る実績となりました。
(合成潤滑油)
高温用合成潤滑油は、当社顧客による自動車ベアリング用グリースの輸出増に支えられ堅調に推移しました。その一方で、近年のハードディスクドライブ出荷台数減少の影響を受け、ハードディスク表面潤滑剤の売上が下期は低調に推移したことにより、合成潤滑油全体では前期を下回る実績となりました。
(素材)
流動パラフィンは販売数量が全般的に堅調に推移したことに加え、原材料価格上昇に伴う販売価格の改定により、売上は前期を上回りました。
(ホットメルト接着剤)
粘着および空気清浄機フィルター向けの売上は、既存顧客での増販および新規顧客獲得により好調に推移した一方で、主力の衛生材用途での売上が顧客での販売減の影響を受け、下期に伸び悩んだことにより、ホットメルト接着剤全体では前期を下回る実績となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は20,787百万円(前期比1.6%増)、セグメント利益は1,465百万円(前期比4.4%減)となりました。
② 中国
自動車生産台数が前期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、作動油および切削油剤等特殊潤滑油の売上は前期を上回りました。また、ホットメルト接着剤についても、空気清浄機フィルター向けの売上が前期を大幅に上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は3,629百万円(前期比23.8%増)、セグメント利益は363百万円(前期比33.2%増)となりました。
③ 東南/南アジア
タイおよびインドネシアにおける自動車生産台数が総じて前期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、作動油および切削油剤等特殊潤滑油の売上は前期を上回りました。また、ホットメルト接着剤についても新製品の投入および新規顧客の獲得等により、売上は前期を上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は4,437百万円(前期比8.6%増)となり、セグメント利益は447百万円(前期比3.8%増)となりました。
④ 北米
自動車販売台数が前期比減で推移する中で、主力のダイカスト用油剤の売上は前期並みで推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は842百万円(前期比1.4%増)となりましたが、人員増による人件費の増加および企業買収に係る費用の発生等により、セグメント利益は1百万円(前期比98.2%減)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて949百万円増加し、3,430百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは2,376百万円の収入(前期は2,842百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは1,138百万円の支出(前期は1,104百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは346百万円の支出(前期は1,296百万円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出や配当金の支払額等によるキャッシュ・アウト・フローが、長期借入れによる収入等によるキャッシュ・イン・フローを上回ったことによるものです。

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