有価証券報告書-第67期(2024/03/01-2025/02/28)
③戦略
当社グループは、化石燃料を含めた原燃料として化学製品や石油製品等を製造・販売しており、気候変動問題はリスクとしても機会としても非常に重要な課題と認識しています。
1.MORESCOが直面している主要な気候変動関連のリスクと機会(シナリオ分析)
気候変動に関しては、主要国の温暖化対策の動向等により様々なシナリオが考えられます。当社グループでは、①移行リスクシナリオ(1.5℃以下シナリオ)、②物理的リスクシナリオ(4.0℃シナリオ)、の2つの代表的なシナリオを想定し、2030年代までを中心に、当社の主力事業である特殊潤滑油、素材、ホットメルト、その他新規事業に及ぼすリスクと機会を検討しました。リスクと機会の選出と特定にあたっては、サステナビリティ推進室が中心となり、主要事業部への意識調査に基づく検討会を事業部ごとに実施し、外部有識者の意見も踏まえて決定しました。
主要なリスクと機会として認識している課題は、以下の通りです。
当社グループは、化石燃料を含めた原燃料として化学製品や石油製品等を製造・販売しており、気候変動問題はリスクとしても機会としても非常に重要な課題と認識しています。
1.MORESCOが直面している主要な気候変動関連のリスクと機会(シナリオ分析)
気候変動に関しては、主要国の温暖化対策の動向等により様々なシナリオが考えられます。当社グループでは、①移行リスクシナリオ(1.5℃以下シナリオ)、②物理的リスクシナリオ(4.0℃シナリオ)、の2つの代表的なシナリオを想定し、2030年代までを中心に、当社の主力事業である特殊潤滑油、素材、ホットメルト、その他新規事業に及ぼすリスクと機会を検討しました。リスクと機会の選出と特定にあたっては、サステナビリティ推進室が中心となり、主要事業部への意識調査に基づく検討会を事業部ごとに実施し、外部有識者の意見も踏まえて決定しました。
主要なリスクと機会として認識している課題は、以下の通りです。
| リスク | 予想されるイベント | 顕現する 時期 | 重要なリスク | 対応策 |
| 1.5℃シナリオ | 炭素価格上昇 | 中期 | ・カーボンニュートラル政策対応によるコスト増加 | ・生産性向上による省エネ推進、再生可能エネルギーの活用、非石化由来材料の活用 |
| 原燃料価格高騰・調達難 | 短期~中期 | ・原料・燃料高騰によるコスト競争力の低下 | ・グローバル調達・サステナビリティ調達 | |
| 競争環境の変化 | 短期~中期 | ・競合他社による高付加価値製品等の展開 | ・高付加価値製品(MGS)の開発・販売 | |
| 顧客の行動変化 | 短期 | ・競争環境や産業構造の抜本的変化 | ・環境対応製品(MGS)の研究・開発 | |
| 循環型経済への対応 | 短期~中期 | ・内外における資源リサイクルや廃棄物管理・処理に関する法制の強化 | ・リサイクル・リユース材料の活用 | |
| 投資家・金融機関の意識変化 | 短期 | ・投資家や金融機関による投資引き上げや融資条件悪化の可能性 | ・環境負荷低減の取組の積極的・継続的な情報開示 | |
| 4.0℃シナリオ | 平均気温上昇 | 短期~長期 | ・平均気温の上昇に伴う就業環境の悪化と生産性低下 | ・自動化による生産環境/労働環境の改善 |
| 異常気象の激甚化 | 短期~長期 | ・サプライヤー・物流網の被災によるサプライチェーン寸断 | ・サプライチェーンネットワークの強化 | |
| 海面上昇 | 短期~長期 | ・高潮などによる生産拠点の被災リスク | ・生産拠点の水害対策、在庫の分散、生産拠点の分散 | |
| 水資源、資源リサイクル、 排水・廃棄物管理 | 短期~中期 | ・資源リサイクルや廃棄物管理・処理に関する法制の強化 | ・代替原材料の開発、リサイクル・リユース材料の活用 |
| 機会 | 予想されるイベント | 顕現する 時期 | 重要な機会 | 対応策 |
| 1.5℃シナリオ | 炭素価格上昇 | 中期 | ・省エネ製品群への代替が促進する可能性 | ・リサイクル油、高付加価値製品の開発 |
| 原燃料価格高騰・調達難 | 短期~中期 | ・需要地に近接した工場やBCP対応の優れた企業・工場の競争力増大 | ・原材料ソースの多様化による安定調達 | |
| 競争環境の変化 | 短期~中期 | ・高付加価値製品の需要増大 | ・環境対応製品(MGS)の開発・販売、価格競争力の強化 | |
| 顧客の行動変化 | 短期 | ・環境負荷低減製品、GHG排出量抑制生産プロセスを活用した製品の需要増加 | ・環境対応製品(MGS)の研究・開発 | |
| 循環型経済への対応 | 短期~中期 | ・潤滑油のリサイクル、長寿命化などのニーズの高まり | ・環境対応製品(MGS)の開発・販売、リサイクル・リユース材料の活用 | |
| 投資家・金融機関の意識変化 | 短期 | ・ESG関連株式指標への採用、長期投資家の保有増大とレピュテーション向上 | ・環境負荷低減の取組の積極的・継続的な情報開示 | |
| 4.0℃シナリオ | 平均気温上昇 | 短期~長期 | ・耐熱性に優れた製品の需要拡大 | ・新規需要に適した製品開発 |
| 異常気象の激甚化 | 短期~長期 | ・安定した操業供給により顧客や投資家からの満足度・信頼度が向上 | ・サプライチェーンネットワークの強化 | |
| 海面上昇 | 短期~長期 | ・水害などの災害に強い工場や供給体制の構築による信頼性向上 | ・ハザード分析、災害対応BCPの策定 | |
| 水資源、資源リサイクル、 排水・廃棄物管理 | 短期~中期 | ・製品のリサイクルおよびリサイクル材料の利用による顧客拡大 | ・代替原材料の開発、リサイクル・リユース材料の活用 |