設備投資額 - 建築ガラス
- 【期間】
- 通期
連結
- 2023年12月31日
- 247億100万
有報情報
- #1 事業の内容
- なお、以下の区分とセグメント情報における事業区分とは、同一です。2024/03/28 14:03
上記製品の他、当社グループは、セラミックス製品、物流・金融サービス等も扱っています。報告セグメント 主要製品 建築ガラス フロート板ガラス、型板ガラス、網入り磨板ガラス、Low-E(低放射)ガラス、装飾ガラス、建築用加工ガラス(断熱・遮熱複層ガラス、防災・防犯ガラス、防・耐火ガラス等)等 オートモーティブ 自動車用ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス等
前連結会計年度のセグメント情報は、当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。 - #2 事業等のリスク
- セグメントごとの状況は、以下のとおりです。2024/03/28 14:03
(ⅰ)建築ガラス
建築ガラスセグメントでは、日本・アジア、欧州のそれぞれに開発・生産拠点を構築し、グローバルに製品を提供しています。製品の需要は、地域ごと、国ごとの景気により変動する建設投資に連動しており、同事業の収益も当該需要変動の影響を受ける可能性があります。 - #3 報告セグメントの変更に関する事項(IFRS)(連結)
- 一方、「建築ガラス 欧米」、「建築ガラス アジア」カンパニーについては、フロート及び建築加工に係る技術開発や生産に関する情報の共有、気候変動問題に対するGHG削減や製品貢献等の社会的価値創出及び長期的な収益指標等への共通の取り組みを、建築用ガラス事業一体となって進めていること、また、製品及び販売市場の類似性等から、経済的特徴を共有していると判断しております。2024/03/28 14:03
上記の結果、事業展開上で考慮すべき共通項目が減少し、建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業の両事業の戦略の独自性及び意思決定の迅速性を重視した事業運営へのシフトを鑑み、当連結会計年度より、「建築ガラス 欧米」及び「建築ガラス アジア」の2つのカンパニーを集約して「建築ガラス」セグメントとし、また「オートモーティブ」カンパニーを「オートモーティブ」セグメントとして、報告セグメントを見直しております。
この他、2023年1月1日付で「化学品」カンパニーを「化学品」及び「ライフサイエンス」カンパニーに分割したため、この組織変更に伴い、当連結会計年度より、「化学品」セグメントを「化学品」及び「ライフサイエンス」セグメントとして、報告セグメントを見直しております。 - #4 従業員の状況(連結)
- (1) 連結会社の状況2024/03/28 14:03
注 従業員数は就業人員であり、臨時従業員については[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。2023年12月31日現在 セグメントの名称 従業員数(名) 建築ガラス 14,502 [2,782] オートモーティブ 16,961 [1,042]
(2) 提出会社の状況 - #5 株式の保有状況(連結)
- ア.特定投資株式2024/03/28 14:03
銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無 株式数(株) 株式数(株) 貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円) 331 347 ㈱村上開明堂 37,200 239,000 主に建築ガラスセグメントにおいて取引を行っており、中長期的な関係の維持・強化を図り、企業価値向上に繋げるため、保有しています。 有 153 582
注 1 「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しています。銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無 株式数(株) 株式数(株) 貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
2 定量的な保有効果については秘密保持の観点から記載が困難ですが、保有の目的及び保有に伴うリスクや - #6 注記事項-収益、連結財務諸表(IFRS)(連結)
- (1)収益の分解2024/03/28 14:03
当社グループは、「注記4 事業セグメント」に記載のとおり、「建築ガラス」「オートモーティブ」「電子」「化学品」「ライフサイエンス」の5つを報告セグメントとしております。また、売上高は製品群別及び地域別に分解しております。これらの分解した売上高と各報告セグメントの売上高との関係は以下のとおりであります。
なお、当連結会計年度より報告セグメントの見直しを行っており、前連結会計年度の「ガラス」を「建築ガラス」と「オートモーティブ」に、「化学品」を「化学品」と「ライフサイエンス」に分割しております。前連結会計年度のセグメント情報は、当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。 - #7 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
- AGC株式会社(以下、「当社」という。)は、日本に所在する企業であります。当社グループの連結財務諸表は2023年12月31日を期末日とし、当社及び子会社、並びに関連会社の持分等により構成されております。2024/03/28 14:03
当社グループは、主に建築ガラス、オートモーティブ、電子、化学品、ライフサイエンスなどの事業を行っております。詳細については、「注記4 事業セグメント」に記載しております。 - #8 注記事項-減損損失、連結財務諸表(IFRS)(連結)
- (単位:百万円)2024/03/28 14:03
バイオ医薬品原薬及び遺伝子・細胞治療医薬品の開発製造の受託を事業とするAGC Biologics A/Sの買収に伴うのれん、前連結会計年度末32,245百万円、当連結会計年度末35,737百万円及びAGC Biologics S.p.A.の買収に伴うのれん、前連結会計年度末15,581百万円、当連結会計年度末17,304百万円については、ライフサイエンスセグメントの金額に含まれております。当該のれんの減損テストにおいては、バイオ医薬品市場の平均成長率(8%を想定)及び遺伝子・細胞治療医薬品の開発製造の受託に関する新型培養設備の導入による生産能力の拡大に当社グループのシナジー効果による成長性を加味した5年間の将来キャッシュ・フローに、以後の永続価値を加えて使用価値を算出しております。また、減損テストの判定に使用した割引率(税引前)は、AGC Biologics A/Sの買収に伴うのれんにおいては、前連結会計年度15%、当連結会計年度15%及びAGC Biologics S.p.A.の買収に伴うのれんにおいては、前連結会計年度20%、当連結会計年度18%であります。仮に将来見込んでいる成長率を下回った場合、又は、割引率が、AGC Biologics A/Sの買収に伴うのれんで、前連結会計年度にて14%、当連結会計年度にて20%を超えて上昇した場合、もしくは、AGC Biologics S.p.A.の買収に伴うのれんで、前連結会計年度にて3%、当連結会計年度にて6%を超えて上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。報告セグメント 前連結会計年度末(2022年12月31日) 当連結会計年度末(2023年12月31日) 建築ガラス 23,690 25,724 オートモーティブ 1,494 1,494
前連結会計年度において、(1)減損損失に記載のとおり、電子セグメントに含まれているスーパーハイエンドCCL事業及び産業用フィルム事業(プリント基板材料事業等)並びにディスプレイ事業並びに建築ガラスセグメントに含まれているロシアにおける建築用ガラス事業について減損損失を認識し、当該事業ののれんについては、スーパーハイエンドCCL事業及び産業用フィルム事業(プリント基板材料事業等)で24,535百万円、ディスプレイ事業で4,317百万円、ロシアにおける建築用ガラス事業で289百万円の減損損失を計上しております。 - #9 研究開発活動
- 当連結会計年度における、コーポレートの研究開発費は20,105百万円でした。2024/03/28 14:03
(2) 建築ガラス
当事業の研究開発部門では、板ガラスに関する商品設計や新技術開発、生産技術開発を行っています。また、省エネ効果の高い建築用ガラスに関する技術開発を行っています。 - #10 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- 当社グループは、2021年2月に長期経営戦略「2030年のありたい姿」を策定しました。この戦略では、長期安定的な収益基盤となる「コア事業」と高成長分野である「戦略事業」を両輪として、最適な事業ポートフォリオへの転換を図り、継続的に経済的・社会的価値を創出することを目指します。この長期経営戦略「2030年のありたい姿」を確実に実現するため、同年に2023年を最終年度とする中期経営計画 AGC plus-2023 を策定しました。当計画においては、コア事業の深化と戦略事業の探索を実現する“両利きの経営”を更に追求するとともに、サステナビリティ経営の推進とDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速による競争力の強化を主要な戦略として設定しました。2024/03/28 14:03
この戦略に沿って、当連結会計年度(2023年1月1日から2023年12月31日まで)においては、日本でのフッ素関連製品、EUV露光用フォトマスクブランクスの製造能力増強を決定しました。一方で、ロシアでの建築ガラス、オートモーティブ事業について譲渡の検討を開始するとともに、ディスプレイ事業において関西工場高砂事業所における液晶用ガラス基板製品の生産を終了するなど、最適な事業ポートフォリオへの転換を着実に実行しています。
このような事業環境の下、当連結会計年度の業績においては、戦略事業では、エレクトロニクスは、オプトエレクトロニクス用部材の出荷は減少したものの、EUV露光用フォトマスクブランクス等の出荷が堅調に推移しました。ライフサイエンスは、バイオ医薬品の受託売上減少の影響を受けました。コア事業では、オートモーティブは、半導体を中心とした部品供給不足の影響の緩和により自動車生産台数が回復し、当社グループの出荷も増加するとともに、販売価格も上昇しました。一方で、エッセンシャルケミカルズは塩化ビニル樹脂等の販売価格が下落しました。 - #11 設備の新設、除却等の計画(連結)
- 当連結会計年度後1年間の設備投資(設備の新設・増強・合理化等)は2,500億円であり、セグメントごとの内訳は次のとおりであります。2024/03/28 14:03
(2) 設備の除却計画セグメントの名称 2024年度計画金額(億円) 設備等の主な内容・目的 資金調達方法 建築ガラス 350 生産能力増強、合理化、維持更新等 自己資金及び借入金 オートモーティブ 200 生産能力増強、合理化、維持更新等 電子 400 ・電子部材関連製品の生産能力増強等・合理化、維持更新 化学品 1,160 ・東南アジアにおけるクロールアルカリ関連製品の生産能力増強及び日本におけるフッ素関連製品の生産能力増強等・合理化、維持更新 ライフサイエンス 370 ・医薬品開発製造受託設備の増強等・合理化、維持更新
経常的な設備の更新を除き、計画している重要な設備の除却計画はありません。 - #12 設備投資等の概要
- 当社グループにおける当連結会計年度の設備投資は、グループ全体で231,715百万円となりました。セグメント別の概要は以下のとおりです。2024/03/28 14:03
建築ガラスにおいては、24,701百万円の設備投資を実施しました。
オートモーティブにおいては、26,250百万円の設備投資を実施しました。