有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 【人材戦略に関する基本方針等】
① 人材戦略
当社グループは、NGKグループ理念及びNGKグループビジョン Road to 2050(以下、グループビジョン)のもと、カーボンニュートラルとデジタル社会への貢献を成長の方向性と位置付け、事業構成転換を通じた持続的な企業価値向上を重要な経営課題としております。
事業構成転換を着実に推進するためには、技術・市場などの外部環境の変化を的確に捉えながら、新たな価値を生み出し続ける人材と組織へと進化していくことが不可欠であり、当社グループは人的資本を事業構成転換の実現を支える基盤として捉えております。
事業構成転換を進める中で、将来の成長領域を担う人材の確保・育成、事業・組織構造の変化に対応した人材配置・活用の高度化、並びに変化を前向きに捉え、自律的に挑戦し続ける組織・風土の形成は、重要な経営課題となっております。
当社グループは、NGKグループ理念及びグループビジョンを踏まえ、人材育成と社内環境整備の両面から人的資本経営に関する基本的な考え方を整理し、「NGKグループ人的資本経営方針」を定めております。
当該方針に基づくこれまでの取組みを通じ、事業を支える基礎的なスキルや協働の力については一定の水準が確保されている一方で、事業構成転換をより確実に進めていく観点からは、自ら考え行動する姿勢や、新たな価値創造に向けて果敢に取り組む行動について、さらなる強化が重要であると認識しております。また、多様な人材が意欲と活力をもって力を発揮できる環境についても、一層の充実を図っていく必要があると考えております。
こうした認識のもと、堅実な企業文化と挑戦と活気を併せ持つ組織・風土を形成し、既存事業の深化と新たな価値創造の両立を図る観点から、以下の三つを柱として人材戦略を推進しております。
イ.事業深化と新事業創出を担う多様な人材の育成
当社グループは、既存事業の深化と新たな価値創造の両立に向け、多様な経験・価値観を備えた経営人材及び重点領域を支える専門性を有する人材の確保・育成を進めております。
事業構成転換の実行に向けて、事業を牽引する人材に求められる要件を明確化し、選抜教育及び戦略的配置を通じた育成体系の再構築を進め、変革を推進できる人材層の強化を図っております。あわせて、グローバル、DX、PMI、エンジニアリング等、今後の事業運営に重要となる専門スキルについては、社内育成に加え社外連携も活用し、獲得・高度化を進めております。
事業構成の変化や求められる役割・スキルの変化を踏まえ、従業員のスキル及び志向等を把握し、事業ニーズとのギャップを踏まえた戦略的な育成と計画的なリスキリングを両輪で推進することにより、事業変化に対応できる人材の育成を進めてまいります。自律的な学びを支える基盤として、e-ラーニングを活用した学習機会の提供・拡充及び学習管理システム(LMS)の整備を進めており、これまでに延べ1,250人超の従業員がe-ラーニングを活用してリスキルに取り組んでおります。
人材確保に向けては、採用チャネルの多様化・高度化を推進しており、海外でのキャリアフォーラムの活用や海外大学等との連携を通じて学生との接点を拡充するとともに、日本でのインターンシップ受入等により選考機会の拡充に取り組んでおります。
加えて、海外業務を担う人材の育成・支援として、海外赴任候補者に対する海外のグループ会社での約半年間の海外実務研修や、異文化理解・語学・各国エリアスタディ等の研修機会を提供しております。
ロ.多様な人材が挑戦し、力を発揮するための成長機会の拡大
当社グループは、従業員一人ひとりの能力発揮を促し、組織全体としての価値創出力の向上を図るとともに、自律的なキャリア形成を支える環境整備を推進しております。
多様なバックグラウンドや視点・価値観を持つ人材が能力を発揮し、協働する環境を整えることが、企業の持続的な成長につながるとの考え方のもと、管理職層における女性比率等の構成を、成長・登用機会の広がりを捉える上での一つの視点として位置付けております。この考え方のもと、女性を含む多様な人材の成長領域への登用・配置、個の意志と適性を踏まえたキャリア自律支援並びに組織・国・事業を越えた越境経験の機会提供を通じ、挑戦と能力発揮につながる成長機会の拡大を図ってまいります。事業・組織構造の変化に伴い求められる役割やスキルが高度化・多様化する中、従業員のスキル及び志向等を踏まえ、戦略的な配置・活用を推進してまいります。こうした配置・活用を実効的な成長機会につなげるため、会社主導による異動だけでなく従業員自らキャリアを選択できる機会を拡大することで人材の流動性を高め、多様な経験を通じた学びを深めることにより、事業変化への対応力を高め、人材の継続的な能力向上と事業成果の創出につなげてまいります。
当社は、適所適材の推進及び自律的なキャリア形成を支える仕組みとして、管理職のジョブディスクリプション(JD)を設定・公開し、社内公募制度の拡大及びスカウト制度の開始、FA登録制度等を通じて、人材とジョブのマッチングの質向上と成長機会の拡大を図っております。
ハ.挑戦とエンゲージメントが共鳴する文化の醸成
当社グループは、挑戦を称え、多様な人材が協働して新たな価値を生み出す文化の形成に取り組むとともに、自律的な学びと成長を通じて、持続的に変革する人と組織へと進化することを目指しております。
中核となる取組みとして、2025年度に管理職の人事制度を改定し、年齢や在籍年数にとらわれない多様な人材の活躍と自律的な行動を促進する仕組みを整備いたしました。新制度のコンセプトである「透明性・公平性・納得性の向上」「自律的な行動促進」「挑戦の後押し」のもと、等級体系の複線化や成果に加えて行動も評価する枠組みを導入し、管理職に求められる行動を評価して処遇に反映することにより、変革に向けた自律的な挑戦や多様性が尊重される豊かで活気あふれる職場づくりを後押ししております。
当社は、従業員の声やコンディションを定期的に把握し、必要なフォロー・改善につなげる仕組みとして、パルスサーベイを実施し、希望者に対しては社内外のカウンセリング等の支援機会を提供しております。また、職場単位の対話(ワークショップ)等を通じて課題とありたい姿を共有し、具体的な改善行動へつなげる取組みを推進するとともに、従業員が安心して挑戦できる環境の整備及び協働による知の融合の促進を図っております。
従業員一人ひとりの挑戦や努力が会社の成長に結び付いているという「貢献実感」を高めることが、エンゲージメントの向上につながるとの考え方に基づき、職場環境の整備を推進してまいります。
なお、当社グループの人的資本経営に関する基本的な考え方及び方針については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
② 従業員の給与等の額及び内容の決定に関する方針
イ.給与等の額の決定方針
当社は、NGKグループ理念及び長期経営計画に基づく事業構成転換を着実に推進し、持続的な企業価値向上を実現するため、従業員の給与等の額については、経営戦略・人材戦略と整合した、公正かつ合理的な水準とすることを基本方針としております。具体的には、
・各職務における役割、責任の大きさ、専門性、経験・能力
・当社グループの業績及び中長期的な経営状況
・個人の成果及び発揮された能力、挑戦
・外部労働市場における競争力ある水準
等を総合的に勘案し、適切な給与水準を設定するとともに、年齢や在籍年数にとらわれない評価・処遇を通じて、多様な人材が自律的に挑戦できる環境の整備を進めてまいります。
ロ.給与等の内容の決定方針
当社の給与等は、「基本給」「賞与」及び各種手当等により構成されており、それぞれの性質及び支給目的を明確にした上で決定することを基本方針としております。
・基本給は、職務の役割・責任、専門性、経験・能力等をもとに設定し、中長期的に安定した生活基盤を整えつつ、継続的な能力発揮と自律的な成長を促すものとしております。
・賞与は、NGKグループ業績との連動性を重視しつつ、個人の成果や行動に対する評価を反映することで、企業価値向上への貢献度を処遇に適切に反映するものとしております。
上記の給与等につながる人事評価については、成果のみならず、挑戦を後押しする行動、変革への取組み、協働を通じた価値創出等、人材戦略で重視する行動や姿勢を評価対象として位置づけ、従業員一人ひとりの自律的な成長や挑戦を推進しております。これらの取組みにより、従業員の挑戦や努力が会社の成長につながっているという「貢献実感」を高め、透明性・公平性・納得性の高い処遇を通じて、エンゲージメントの向上と、持続的な組織力強化を図ってまいります。
また当社は、金銭報酬に加え、一定の条件を満たす管理職を対象として、譲渡制限付株式インセンティブ制度を導入しております。本制度は、管理職の人事制度の改定を支える施策の一つとして位置付けており、社員が株主としての視点を持ち、中長期的な企業価値の向上に向けて主体的に挑戦し、行動するよう促すことを目的としております。
なお、従業員の給与等の額及び内容の決定に関する方針は、事業活動の特性等を踏まえ、本項目においては、提出会社である当社に係る決定方針について記載しております。
① 人材戦略
当社グループは、NGKグループ理念及びNGKグループビジョン Road to 2050(以下、グループビジョン)のもと、カーボンニュートラルとデジタル社会への貢献を成長の方向性と位置付け、事業構成転換を通じた持続的な企業価値向上を重要な経営課題としております。
事業構成転換を着実に推進するためには、技術・市場などの外部環境の変化を的確に捉えながら、新たな価値を生み出し続ける人材と組織へと進化していくことが不可欠であり、当社グループは人的資本を事業構成転換の実現を支える基盤として捉えております。
事業構成転換を進める中で、将来の成長領域を担う人材の確保・育成、事業・組織構造の変化に対応した人材配置・活用の高度化、並びに変化を前向きに捉え、自律的に挑戦し続ける組織・風土の形成は、重要な経営課題となっております。
当社グループは、NGKグループ理念及びグループビジョンを踏まえ、人材育成と社内環境整備の両面から人的資本経営に関する基本的な考え方を整理し、「NGKグループ人的資本経営方針」を定めております。
当該方針に基づくこれまでの取組みを通じ、事業を支える基礎的なスキルや協働の力については一定の水準が確保されている一方で、事業構成転換をより確実に進めていく観点からは、自ら考え行動する姿勢や、新たな価値創造に向けて果敢に取り組む行動について、さらなる強化が重要であると認識しております。また、多様な人材が意欲と活力をもって力を発揮できる環境についても、一層の充実を図っていく必要があると考えております。
こうした認識のもと、堅実な企業文化と挑戦と活気を併せ持つ組織・風土を形成し、既存事業の深化と新たな価値創造の両立を図る観点から、以下の三つを柱として人材戦略を推進しております。
イ.事業深化と新事業創出を担う多様な人材の育成
当社グループは、既存事業の深化と新たな価値創造の両立に向け、多様な経験・価値観を備えた経営人材及び重点領域を支える専門性を有する人材の確保・育成を進めております。
事業構成転換の実行に向けて、事業を牽引する人材に求められる要件を明確化し、選抜教育及び戦略的配置を通じた育成体系の再構築を進め、変革を推進できる人材層の強化を図っております。あわせて、グローバル、DX、PMI、エンジニアリング等、今後の事業運営に重要となる専門スキルについては、社内育成に加え社外連携も活用し、獲得・高度化を進めております。
事業構成の変化や求められる役割・スキルの変化を踏まえ、従業員のスキル及び志向等を把握し、事業ニーズとのギャップを踏まえた戦略的な育成と計画的なリスキリングを両輪で推進することにより、事業変化に対応できる人材の育成を進めてまいります。自律的な学びを支える基盤として、e-ラーニングを活用した学習機会の提供・拡充及び学習管理システム(LMS)の整備を進めており、これまでに延べ1,250人超の従業員がe-ラーニングを活用してリスキルに取り組んでおります。
人材確保に向けては、採用チャネルの多様化・高度化を推進しており、海外でのキャリアフォーラムの活用や海外大学等との連携を通じて学生との接点を拡充するとともに、日本でのインターンシップ受入等により選考機会の拡充に取り組んでおります。
加えて、海外業務を担う人材の育成・支援として、海外赴任候補者に対する海外のグループ会社での約半年間の海外実務研修や、異文化理解・語学・各国エリアスタディ等の研修機会を提供しております。
ロ.多様な人材が挑戦し、力を発揮するための成長機会の拡大
当社グループは、従業員一人ひとりの能力発揮を促し、組織全体としての価値創出力の向上を図るとともに、自律的なキャリア形成を支える環境整備を推進しております。
多様なバックグラウンドや視点・価値観を持つ人材が能力を発揮し、協働する環境を整えることが、企業の持続的な成長につながるとの考え方のもと、管理職層における女性比率等の構成を、成長・登用機会の広がりを捉える上での一つの視点として位置付けております。この考え方のもと、女性を含む多様な人材の成長領域への登用・配置、個の意志と適性を踏まえたキャリア自律支援並びに組織・国・事業を越えた越境経験の機会提供を通じ、挑戦と能力発揮につながる成長機会の拡大を図ってまいります。事業・組織構造の変化に伴い求められる役割やスキルが高度化・多様化する中、従業員のスキル及び志向等を踏まえ、戦略的な配置・活用を推進してまいります。こうした配置・活用を実効的な成長機会につなげるため、会社主導による異動だけでなく従業員自らキャリアを選択できる機会を拡大することで人材の流動性を高め、多様な経験を通じた学びを深めることにより、事業変化への対応力を高め、人材の継続的な能力向上と事業成果の創出につなげてまいります。
当社は、適所適材の推進及び自律的なキャリア形成を支える仕組みとして、管理職のジョブディスクリプション(JD)を設定・公開し、社内公募制度の拡大及びスカウト制度の開始、FA登録制度等を通じて、人材とジョブのマッチングの質向上と成長機会の拡大を図っております。
ハ.挑戦とエンゲージメントが共鳴する文化の醸成
当社グループは、挑戦を称え、多様な人材が協働して新たな価値を生み出す文化の形成に取り組むとともに、自律的な学びと成長を通じて、持続的に変革する人と組織へと進化することを目指しております。
中核となる取組みとして、2025年度に管理職の人事制度を改定し、年齢や在籍年数にとらわれない多様な人材の活躍と自律的な行動を促進する仕組みを整備いたしました。新制度のコンセプトである「透明性・公平性・納得性の向上」「自律的な行動促進」「挑戦の後押し」のもと、等級体系の複線化や成果に加えて行動も評価する枠組みを導入し、管理職に求められる行動を評価して処遇に反映することにより、変革に向けた自律的な挑戦や多様性が尊重される豊かで活気あふれる職場づくりを後押ししております。
当社は、従業員の声やコンディションを定期的に把握し、必要なフォロー・改善につなげる仕組みとして、パルスサーベイを実施し、希望者に対しては社内外のカウンセリング等の支援機会を提供しております。また、職場単位の対話(ワークショップ)等を通じて課題とありたい姿を共有し、具体的な改善行動へつなげる取組みを推進するとともに、従業員が安心して挑戦できる環境の整備及び協働による知の融合の促進を図っております。
従業員一人ひとりの挑戦や努力が会社の成長に結び付いているという「貢献実感」を高めることが、エンゲージメントの向上につながるとの考え方に基づき、職場環境の整備を推進してまいります。
なお、当社グループの人的資本経営に関する基本的な考え方及び方針については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
② 従業員の給与等の額及び内容の決定に関する方針
イ.給与等の額の決定方針
当社は、NGKグループ理念及び長期経営計画に基づく事業構成転換を着実に推進し、持続的な企業価値向上を実現するため、従業員の給与等の額については、経営戦略・人材戦略と整合した、公正かつ合理的な水準とすることを基本方針としております。具体的には、
・各職務における役割、責任の大きさ、専門性、経験・能力
・当社グループの業績及び中長期的な経営状況
・個人の成果及び発揮された能力、挑戦
・外部労働市場における競争力ある水準
等を総合的に勘案し、適切な給与水準を設定するとともに、年齢や在籍年数にとらわれない評価・処遇を通じて、多様な人材が自律的に挑戦できる環境の整備を進めてまいります。
ロ.給与等の内容の決定方針
当社の給与等は、「基本給」「賞与」及び各種手当等により構成されており、それぞれの性質及び支給目的を明確にした上で決定することを基本方針としております。
・基本給は、職務の役割・責任、専門性、経験・能力等をもとに設定し、中長期的に安定した生活基盤を整えつつ、継続的な能力発揮と自律的な成長を促すものとしております。
・賞与は、NGKグループ業績との連動性を重視しつつ、個人の成果や行動に対する評価を反映することで、企業価値向上への貢献度を処遇に適切に反映するものとしております。
上記の給与等につながる人事評価については、成果のみならず、挑戦を後押しする行動、変革への取組み、協働を通じた価値創出等、人材戦略で重視する行動や姿勢を評価対象として位置づけ、従業員一人ひとりの自律的な成長や挑戦を推進しております。これらの取組みにより、従業員の挑戦や努力が会社の成長につながっているという「貢献実感」を高め、透明性・公平性・納得性の高い処遇を通じて、エンゲージメントの向上と、持続的な組織力強化を図ってまいります。
また当社は、金銭報酬に加え、一定の条件を満たす管理職を対象として、譲渡制限付株式インセンティブ制度を導入しております。本制度は、管理職の人事制度の改定を支える施策の一つとして位置付けており、社員が株主としての視点を持ち、中長期的な企業価値の向上に向けて主体的に挑戦し、行動するよう促すことを目的としております。
なお、従業員の給与等の額及び内容の決定に関する方針は、事業活動の特性等を踏まえ、本項目においては、提出会社である当社に係る決定方針について記載しております。