有価証券報告書-第74期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 13:23
【資料】
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【項目】
160項目
(1)会社の経営の基本方針
21世紀は地球環境問題が大きく取り上げられる世紀と認識しております。当社は環境に優しい特性を持つガラスにより、地球環境を汚すこと無く、社会への貢献、事業の拡大発展を図る所存であります。古くて新しいガラスについて、既成概念にとらわれず、大企業では難しい小回りの良さを活かし市場創造を目指します。会社は社員一人ひとりの事を考え、社員は常に何事にもチャレンジして行く活気あふれる会社にしたいと考え、次に掲げる理念を経営の基本方針としております。
①基本理念
特殊ガラスと薄膜で「光の時代」をリードしお客様が感動する商品・サービスを提供し続けます。
②経営理念
常に地球と時代をみつめるダイナミックな経営を行い、社員一人ひとりの人生の充実と会社の発展を目指します。
③行動規範
始まりは、いつも私から。それ、私がやります。Yes, I can.
当社グループは、収益体質を一層堅固なものとするため①経営資源の最適配分、②既存事業の収益安定化、③新規事業の早期立ち上げを進めます。
(2)経営戦略の現状と見通し
当社グループは、これまで高圧水銀灯などバルブ形状の光源を配光制御するガラス製反射鏡とレンズを主力製品としてきました。将来的には、一般照明器具、自動車のヘッドランプ、プロジェクターなどでLED、半導体レーザなどの固体光源化が進む見込です。LED、半導体レーザは水銀灯に比べて発光体の大きさが小さいためレンズによる精密な配光制御ができることもメリットの一つであり、高輝度LED、半導体レーザの近傍の高温下に設置可能で高精度なガラス製レンズの需要は、今後、飛躍的に増加すると考えております。
当社グループのフライアイレンズの量産技術を、こうした固体光源用のガラス製レンズの製造に応用することにより事業拡大を図ります。
今後の主柱事業として、フリット(ガラス粉末)、機能性薄膜事業などの新事業を育成する方針です。フリットについては、多様な顧客ニーズに対応した、多品種小ロット生産に特化することで展開を図ります。
持分法適用関連会社であるJAPAN 3D DEVICES株式会社による薄板精密成型ガラス事業への参入を進めていきます。今後も、当社のガラス技術を競争力として生かせるが、当社単独の経営資源では参入が困難な事業は、協業による事業化を検討いたします。
当社の企業価値・株主共同の利益の向上を図るために、当社グループは、2019年度から2021年度までの中期経営計画を2018年11月に策定いたしました。ここで定めた基本方針の概要は、
1) バランスの取れた事業構造の構築
・プロジェクター向け製品に加え、車載向け製品を主要な事業分野と位置付け、この二つの事業分野で進行している固体光源化に伴い拡大する高精度化・複雑立体形状化のガラス製品への需要を獲得していく。
・社会インフラ(太陽光発電、5G高速通信等)、海洋事業、ビューティー・医療機器向け製品を2021年度までに第3の事業の柱として確立する。
2) 高精度化・複雑立体形状化する製品需要への対応
・これまでの溶融ガラスによるダイレクトプレス製法を応用した、新たな成型プロセスにより、複雑な立体形状の製品を量産化する。
・温度変化領域を狭くし、真空雰囲気において、より緻密なプレス加圧制御を行う、新たな高精度プレス装置の導入により、等温プレス法に迫る高精度製品を、高い生産性で量産化する。
3) 複合化製品による高付加価値化
・固体光源化対応として、PIG(ガラス封止蛍光基板)と高耐久性銀ミラー「Hi-Silver®」の複合製品を展開し、高付加価値化を目指す。
・製品の複合化、更には、モジュールとしての製品供給に対応可能な品質保証体制を構築する。
4) 売上高及び営業利益率の目標
・上記の諸施策を確実に実施することにより、2021年度において、当社連結グループで売上高9,000百万円、売上高営業利益率10%を目指す。
この基本方針に基づき、当社グループはキャッシュフローを生み続ける収益体制の構築を進めてまいります。
(3)会社の対処すべき課題
新型コロナウイルス感染拡大による当社グループへの影響につきましては、サプライチェーンの混乱に起因する出荷の停滞、最終製品の販売低迷に伴う当社グループ製の部品への需要減少などのリスクが見込まれます。当社グループは、キャッシュ・フローを生み続ける収益体質を一層堅固にするため①プロジェクター、自動車ヘッドランプの固体光源化を見据えた事業領域転換、②スリムで効率的な事業体制の構築による固定費の削減、③経営資源の重点配分、④お客様が感動する商品づくりのための商品開発体制、品質保証体制構築を推進してまいります。
① プロジェクター、自動車ヘッドランプの固体光源化を見据えた事業領域転換
プロジェクター、自動車ヘッドランプなどの固体光源化により、光学部品において「耐熱性」、「対候性」、「長寿命」が課題となり、樹脂からガラスへの回帰が進むと予想しております。ヘッドランプ向けの複雑形状のガラスへのニーズ、プロジェクター向けの高精度な内部レンズへのニーズなどを取り込む、開発、生産、販売の体制を構築していきます。
加えて、固体光源化への対応としては、高耐久性銀ミラー(Hi-Silver®)、蛍光体とガラスフリットで基盤を作るPIG(Phosphor in Glass)、紫外領域で高反射率となるLTCCなどの開発・製造・販売を強化してまいります。
このほかに当社グループを取り巻く事業環境の変化として、自動車の自動運転、ADAS(先進運転支援システム) 、LiDAR(Light Detection and Ranging)の発展があります。当社グループは、このような分野に向けて、フィルター、カバーガラスなどの開発・製造・販売を強化してまいります。自動車関係では、電気自動車の航続距離の伸長への寄与が期待される全固体電池向けのガラスフリットの開発、ラグジュアリーな質感を与える自動車インテリア用ガラスの開発にも取り組んでまいります。
② スリムで効率的な事業体制の構築による固定費の削減
今後、プロジェクター向けの当社製品の販売が横ばいあるいは減少傾向となってもこれらの事業単独で引き続き収益が確保できるように、グループ企業を含む陣容及び生産体制の抜本的見直しを行い、人員の適正化に取り組みます。岡本硝子株式会社本社及びその他の拠点の機能分担の見直し、ITシステムによる業務合理化を進めていきます。
③ 経営資源の重点配分
全体視点で優先順位を付け、ヒト・モノ・カネを重点配分することで事業領域転換に必要な経営資源を確保していきます。
④ お客様が感動する商品づくりのための商品開発体制、品質保証体制構築
マーケティング機能を強化し、顧客オリエンテッドな商品開発を図ります。硝材、成型、薄膜の当社保有技術のさらなる深化・成長により新たな事業領域に対応する商品開発を進めます。必要に応じて、買収、アライアンスなどによる外部技術の取り込みで開発を加速化していきます。部品中心の製品構成から、ガラスフリットのような素材、海洋・特機のような装置までの幅広い製品構成へ転換する中で、それぞれの商品特性にあった品質保証体制を一層強化してまいります。

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