資本については、親会社の所有者に帰属する四半期利益5,171億円による増加、配当金の支払いによる減少(1,659億円)に加え、在外営業活動体の換算差額の増加(1,784億円)等により、前期末(3兆8,970億円)から6,305億円増加し4兆5,275億円となりました。なお、当期末の親会社の所有者に帰属する持分は4兆741億円となり、親会社の所有者に帰属する持分に対する有利子負債の比率(D/Eレシオ)は0.64倍(劣後ローン・劣後債資本性調整後0.50倍)となりました。
当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益7,482億円に、減価償却費及び償却費(2,510億円)の加算がある一方、持分法による投資損益(891億円)の控除の調整に加え、棚卸資産の増加(3,774億円)、法人所得税の支払(1,922億円)による支出等があり、4,370億円の収入(前年同期は4,220億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入(749億円)等があった一方、有形固定資産及び無形資産の取得による支出(3,311億円)等により、2,531億円の支出(前年同期は1,860億円の支出)となりました。この結果、フリーキャッシュ・フローは1,838億円の収入(前年同期は2,359億円の収入)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の減少(1,103億円)、前期末及び当第2四半期末の配当(1,659億円)等により、2,722億円の支出(前年同期は219億円の収入)となりました。以上により、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は4,922億円となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
2023/02/13 16:30