四半期報告書-第83期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/07 13:45
【資料】
PDFをみる

注記事項-金融商品、要約四半期連結財務諸表(IFRS)

注9.金融商品及び関連する開示
有価証券、その他の金融資産・負債及び公正価値
① 公正価値の見積りの前提及び方法
財務諸表に計上されている当社グループが保有する金融資産及び負債の公正価値の見積りの前提及び方法は以下のとおりであります。
現金及び現金同等物、売上債権、短期借入金、買入債務
満期までの期間が短いため、要約四半期連結財政状態計算書計上額は見積公正価値と近似しております。
長期債務
当該負債の市場価格、または同様の契約条項での市場金利を使用した将来のキャッシュ・フローの現在価値を見積公正価値としております。
有価証券及びその他の金融資産(長期貸付金を除く)、その他の金融負債
以下「④ 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類」に記載しております。
長期貸付金
同様の貸付形態での追加貸付に係る利率を使用した将来キャッシュ・フローの現在価値を見積公正価値としております。
② 有価証券、その他の金融資産の内訳及び公正価値
当社グループが保有する金融資産の内訳及び公正価値は以下のとおりであります。
(単位:百万円)

前連結会計年度
(2019年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日)
帳簿価額公正価値帳簿価額公正価値
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(FVTPL)
流動
有価証券1,7031,703770770
デリバティブ
先物為替予約契約6611
プット・オプション--6,0616,061
非流動
有価証券1,7341,7341,7251,725
デリバティブ
金利スワップ契約90901717
プット・オプション6,0616,06100
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(FVTOCI)
非流動
有価証券9,9749,97410,02610,026
償却原価で測定する金融資産
流動
短期貸付金17171616
償還期長期債権
一年以内返済予定の長期貸付金2222
非流動
その他の負債性金融資産1,4481,4481,4201,420
長期貸付金654654663663

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する有価証券は、資本性金融資産であります。
③ 金融負債の内訳及び公正価値
当社グループが保有する金融負債の内訳及び公正価値は以下のとおりであります。
なお、当社グループにおいて、当初認識時に純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定された金融負債はありません。
(単位:百万円)

前連結会計年度
(2019年3月31日)
当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日)
帳簿価額公正価値帳簿価額公正価値
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(FVTPL)
流動
デリバティブ
先物為替予約契約----
金利スワップ契約119119156156
銅先物契約--4848
非流動
デリバティブ
金利スワップ契約----
償却原価で測定する金融負債
流動
短期借入金48,84448,84471,52071,520
償還期長期債務
1年内返済予定の長期借入金33,12433,28867,76867,945
1年内償還予定の社債7207202020
非流動
長期債務
長期借入金77,70678,42030,17630,389
社債39,88640,26439,89640,028

④ 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類
当初認識後に経常的に公正価値で測定する金融商品は、測定に用いた指標の観察可能性及び重要性に応じて、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルに分類しております。当該分類において、公正価値ヒエラルキーは以下のように定義しております。
レベル1
同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により測定した公正価値
レベル2
レベル1以外の直接又は間接的に観察可能な指標を使用して測定した公正価値
レベル3
重要な観察可能でない指標を使用して測定した公正価値
公正価値に複数の指標を使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベルの指標に基づいて公正価値のレベルを決定しております。公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期の期首時点で発生したものとして認識しております。
有価証券
市場価格で公正価値を測定できる有価証券は、レベル1に分類されております。レベル1の有価証券には上場株式、国債等の負債性証券、上場投資信託等が含まれております。
有価証券の活発な市場が存在しない場合、類似の有価証券の市場価格及び同一又は類似の有価証券に対する投げ売りでない市場価格、観測可能な金利及び利回り曲線、クレジット・スプレッド又はデフォルト率を含むその他関連情報によって公正価値を決定しております。これらの投資はレベル2に分類されます。レベル2の有価証券には、短期投資と相対で取引される上場株式等が含まれます。
非上場株式等、金融商品の公正価値を測定する為の重要な指標が観測不能である場合、これらの投資はレベル3に分類されます。当社グループは、金融機関により提供された価格情報を用いてこれらの投資を評価しており、提供された価格情報は、独自の評価モデルを用いた収益アプローチあるいは類似金融商品の価格との比較といった市場アプローチにより検証しております。
デリバティブ
投げ売りでない市場価格、活発でない市場での価格、観測可能な金利及び利回り曲線や外国為替及び商品の先物及びスポット価格を用いたモデルに基づき測定されるデリバティブは、レベル2に分類されております。レベル2に分類されるデリバティブには、主として金利スワップ、外国為替及び商品の先物が含まれております。金融商品の公正価値を測定する為の重要な指標が観測不能である場合、これらのデリバティブはレベル3に分類されます。当社グループは、金融機関により提供された価格情報等を用いてこれらのデリバティブを評価しており、提供された価格情報等は、独自の評価モデルを用いた収益アプローチあるいは類似金融商品の価格との比較といった市場アプローチにより検証しております。
償却原価で測定する金融資産及び金融負債
償却原価で測定する金融資産及び金融負債の見積公正価値は、主にレベル2及びレベル3に分類されております。
前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間の継続的に公正価値により測定する金融商品は以下のとおりであります。
(単位:百万円)

前連結会計年度
(2019年3月31日)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
FVTPL(流動)
有価証券1,703--1,703
デリバティブ-6-6
FVTPL(非流動)
有価証券-1,0426921,734
デリバティブ-906,0616,151
FVTOCI(非流動)3,265-6,7099,974
負債
FVTPL(流動)-119-119
FVTPL(非流動)----

(単位:百万円)

当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
FVTPL(流動)
有価証券770--770
デリバティブ-16,0616,062
FVTPL(非流動)
有価証券-1,0376881,725
デリバティブ-17-17
FVTOCI(非流動)3,023-7,00310,026
負債
FVTPL(流動)-204-204
FVTPL(非流動)----

FVTPLで測定する負債(流動及び非流動)は、デリバティブであります。
公正価値ヒエラルキーのレベル3に区分される経常的な公正価値測定について期首残高から期末残高への調整は以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)

FVTPLFVTOCI合計
2018年4月1日6,8507,06513,915
純損益---
その他の包括利益-7171
売却/償還△101△267△368
購入/取得91120
その他14△107△93
2018年12月31日6,7726,77313,545

報告期間末に保有している資産について純損益に計上された未実現損益の変動はありません。
その他の包括利益は、要約四半期連結包括利益計算書上「その他の包括利益を通じて測定する金融資産
の公正価値の純変動額」に含まれております。
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)

FVTPLFVTOCI合計
2019年4月1日6,7536,70913,462
純損益---
その他の包括利益-373373
売却/償還△85△103△188
購入/取得8236118
その他△1△12△13
2019年12月31日6,7497,00313,752

報告期間末に保有している資産について純損益に計上された未実現損益の変動はありません。
その他の包括利益は、要約四半期連結包括利益計算書上「その他の包括利益を通じて測定する金融資産
の公正価値の純変動額」に含まれております。