当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け大幅に落ち込みましたが、各国政府の経済対策の効果が奏功し、夏場以降に自動車をはじめとする一部の製造業の生産がボトムから持ち直してきました。但し、新型コロナウイルス感染症第3波の深刻化や足元の車載用の半導体不足が自動車生産に影響するリスクなど、引き続き先行きへの不透明感が高止まりしています。
当社及び連結子会社(以下「当社グループ」という。)の経営環境においても、当社製品に対する需要の大幅減の状況から脱却する動きを確認できました。ステンレス鋼線の月平均販売数量は、上半期に2,513トンと大きく落ち込みましたが、10~12月には3,083トンまで持ち直してきました。また、受注が堅調に推移した超精密ガスフィルター(NASclean®)によって金属繊維は増収となりました。しかし、上半期の販売不振をカバーするには至らず、当第3四半期連結累計期間では売上高240億49百万円(前年同期比8.1%減)となりました。損益については、高機能・独自製品の売上比率が相対的に高い水準で推移したことに加え、ステンレス鋼線の販売数量の回復による粗利増加及び操業度損圧縮の効果が寄与しました。営業利益15億36百万円(同12.3%増)、経常利益17億28百万円(同21.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億14百万円(同21.7%増)となりました。
事業部門別の経営成績は次のとおりであります。
2021/02/10 9:28