臨時報告書

【提出】
2020/11/24 16:05
【資料】
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提出理由

当社は、2020年11月24日開催の取締役会において、当社の連結子会社である株式会社LIXILが保有する株式会社川島織物セルコン(以下、「川島織物セルコン」)の発行済普通株式の100%を川島織物セルコンの自己株式の買取に応じることにより売却することを決議いたしました。
本件株式譲渡により、川島織物セルコンは当社の特定子会社ではなくなりますので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

親会社又は特定子会社の異動

(1)当該異動に係る特定子会社の名称、住所、代表者の氏名、資本金及び事業の内容
① 名称 :株式会社川島織物セルコン
② 住所 :京都府京都市左京区静市市原町265番地
③ 代表者の氏名:代表取締役社長 木村 弘一
④ 資本金 :9,381百万円(2020年3月31日現在)
⑤ 事業の内容 :<インテリア・室内装飾織物>カーテン、カーペット、壁装、インテリア小物などの製造販売・室内装飾工事
<呉服・美術工芸織物>帯、緞帳、祭礼幕、和装小物などの製造販売
(2)当該異動の前後における当社の所有に係る当該特定子会社の議決権の数及び当該特定子会社の総株主等の議決権に対する割合
① 当社の所有に係る当該特定子会社の議決権の数
異動前: 141,877,506個(うち間接所有分 141,877,506個)
異動後: 0個(うち間接所有分 0個)
② 総株主等の議決権に対する割合
異動前: 100%(うち間接所有分 100%)
異動後: 0%(うち間接所有分 0%)
(3)当該異動の理由及びその年月日
① 異動の理由
当社は、2010年12月に川島織物セルコンの発行済み株式のうち34%を第三者割当増資引き受けにより、残る66%を2011年8月に株式交換により取得することによって、完全子会社化いたしました。これは、事業収益や財務基盤の安定化、販売面でのシナジーの追求に加え、物流・間接業務の協業について効率的な仕組みを構築することによるコスト削減を目指すものでした。
今般、川島織物セルコンより、事業の成長スピードや生産・業務効率を追求する一方で、ブランドの支えとなっている伝統技術の継承に加え、次世代に繋がる新たなデザインや商品・技術の開発などへ挑戦していくべく、川島織物セルコンが有する文化的・商品的・技術的価値を深く理解している現経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)の申し出があり、双方で検討を重ねて参りました。
その結果、当社としても、ガバナンスの強化、生産性と効率性の向上を図るため基幹事業への専念と事業間シナジーの推進、将来成長と財務体質の強化を図るための事業ポートフォリオの最適化など、事業運営における様々な変革を進める中で、川島織物セルコンからの申し出は、当社グループの取り組みの方向性とも合致するものであると判断し、資本提携を発展的に解消するため、保有する同社株式の全部を同社へ譲渡することにいたしました。
② 異動の年月日
2021年1月6日(予定)
以 上