有価証券報告書-第27期(2023/04/01-2024/03/31)
Ⅲ リスク及び機会
1.気候変動関連リスク及び機会と当社の戦略
<気候関連リスク>今後、カーボンプライシング導入をはじめとする気候変動に関する環境規制の強化などが当社の業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。また、近年、洪水・台風に関する被害が激甚化する傾向にあり、気候変動による災害の増加により、生産量低下、サプライチェーンの混乱などが想定されます。
<気候関連機会>気候関連問題の国際的な関心の高まりを背景に、CO2排出量が少ない製品・サービスへの需要が増加しており、耐食性に優れるチタンの需要が中長期的に増加することが期待されます。
(参考:用語解説)
・CFRP : Carbon Fiber Reinforced Plastics(炭素繊維強化プラスチック)
・CCUS技術: Carbon Capture, Usage and Storage(二酸化炭素を固定化し貯蔵、活用する)技術
・DAC技術 : Direct Air Capture(二酸化炭素を直接回収する)技術
(注) 1 産業革命以前に比べて気温上昇を2℃以下に抑えるために必要な対策が講じられた場合のシナリオ
2 平均気温が4℃上昇するシナリオ、気候変動に対し必要な対策が講じられない場合の成り行きシナリオ
2.社会・ガバナンス関連リスク及び機会と当社の戦略
1.気候変動関連リスク及び機会と当社の戦略
<気候関連リスク>今後、カーボンプライシング導入をはじめとする気候変動に関する環境規制の強化などが当社の業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。また、近年、洪水・台風に関する被害が激甚化する傾向にあり、気候変動による災害の増加により、生産量低下、サプライチェーンの混乱などが想定されます。
<気候関連機会>気候関連問題の国際的な関心の高まりを背景に、CO2排出量が少ない製品・サービスへの需要が増加しており、耐食性に優れるチタンの需要が中長期的に増加することが期待されます。
| 当社への影響 | 当社の取組 | |||
| 2℃シナリオ (注1) | 政策・ 法制度 | リスク | カーボンプライシング導入による操業コスト増 | ・製造工程の省エネルギー技術開発 ・クリーンエネルギーの調達 ・CCUS・DAC技術の導入検討 |
| 機会 | カーボンニュートラル関連製品の需要が増え軽量、耐久性に優れるチタン需要の増加 | チタン製造販売促進 | ||
| 市場と 技術移行 | リスク | カーボンニュートラル対応の研究開発、設備投資、操業コストの増加 | ・製造工程の省エネルギー技術開発 ・CCUS・DAC技術の導入検討 | |
| 機会 | 自動車のEV化、航空機のCFRP化 推進に伴うチタン需要の増加 | チタン製造販売促進 | ||
| 評判 | リスク | カーボンニュートラルへの取り組み及び情報開示の遅れによる企業の評判悪化 | 適切な情報開示 | |
| 機会 | カーボンニュートラルへの積極的 取り組みを開示し企業の評判向上 | |||
| 4℃シナリオ (注2) | 異常気象 | リスク | 異常気象による原料調達先の操業停止、サプライチェーンの混乱 | BCPによるリスク回避 |
| 異常気象による工場操業・出荷停止 | ||||
| 機会 | 「国土強靭化」による需要の増加 | チタン製造販売促進 | ||
(参考:用語解説)
・CFRP : Carbon Fiber Reinforced Plastics(炭素繊維強化プラスチック)
・CCUS技術: Carbon Capture, Usage and Storage(二酸化炭素を固定化し貯蔵、活用する)技術
・DAC技術 : Direct Air Capture(二酸化炭素を直接回収する)技術
(注) 1 産業革命以前に比べて気温上昇を2℃以下に抑えるために必要な対策が講じられた場合のシナリオ
2 平均気温が4℃上昇するシナリオ、気候変動に対し必要な対策が講じられない場合の成り行きシナリオ
2.社会・ガバナンス関連リスク及び機会と当社の戦略
| 当社への影響 | 当社の取組 | |||
| 社 会 | 職場安全衛生 環境の整備 | リスク | 災害発生による社会的信用の 喪失、人材流出 | コミュニケーションの活性化を通じた安全ルール遵守の職場風土構築 機械設備のリスクアセスメント推進 製造工程の自動化、省力化の推進 |
| 機会 | 安全文化の醸成 | |||
| 働き方改革 | リスク | 労働生産性低下や人材流出 | 個々人の尊重、柔軟な働き方支援によるワークライフバランスの実現 製造工程の自動化、省力化の推進 | |
| 機会 | 従業員エンゲージメント向上 による組織力向上 | |||
| 人材確保・育成 | リスク | 要員不足、人材ミスマッチによる事業機会の喪失 | 操業を確立/維持するための要員確保 次世代を担うリーダー人材の計画的育成 経営課題に対応する人材の育成・補強 従業員各層を対象とした育成、活性化施策の展開 | |
| 機会 | 従業員の能力、活力、エンゲージメント向上による企業価値向上 | |||
| ダイバーシティ& インクルージョン | リスク | 人材・属性の偏りによる画一的 発想と新たな事業機会喪失 | ダイバーシティ推進体制の一層の充実 多様なソースからの採用推進 | |
| 機会 | 多様な価値観のコラボレーションによる革新的発想の醸成 | |||
| 当社への影響 | 当社の取組 | |||
| ガ バ ナンス | コーポレート・ ガバナンス | リスク | ガバナンス統制不全による企業価値の毀損 | ・取締役会の実効性評価並びに任意の委員会の答申を通じた取締役会の機能強化への継続 取組によるコーポレート・ガバナンスの更なる充実・強化 ・当社事業を取り巻く重要リスク項目の抽出とリスク管理を通じたリスクの予防、発生時の対応強化 |
| 機会 | 意思決定の透明性向上、迅速化による経営基盤確立 | |||
| コンプライアンス | リスク | 抵触事案発生による社会的信用の失墜、企業価値毀損 | コンプライアンス教育、啓発活動の継続実施 従業員意識調査やモニタリング、相談、通報への対応を通じた課題抽出と改善取組 | |
| 機会 | ステークホルダーの信用獲得 従業員エンゲージメント向上 | |||