営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における業績は、売上収益は87,255百万円(726,520千EUR、前年同四半期比27.6%減)、営業利益は3,272百万円(27,245千EUR、前年同四半期比68.6%減)、税引前四半期利益は1,261百万円(10,502千EUR、前年同四半期比85.7%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は128百万円(1,073千EUR、前年同四半期比97.9%減)となりました(EUR建表示は2020年1月から3月の期中平均レート120.1円で換算しております)。
当社は、工作機械メーカーから機械加工の全プロセスを提供するトータル・ソリューション・プロバイダへの進化を遂げており、事業戦略として、5軸・複合加工機やアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形技術)機(以下、「AM機」)をプラットフォームとした自動化・デジタル化の促進を掲げております。当社はNTTコミュニケーションズ株式会社及びKDDI株式会社と連携して、工場内でのワーク搬送ロボットの自動走行や人工知能(AI)を利用した切屑除去等、5Gを駆使した新たなソリューションの開発実験を進めております。お客様は、ポータルサイト「my DMG MORI」を通じて、保有機のメンテナンス情報や稼働率を確認できる他、オペレーター教育や遠隔での修理復旧サポート等を依頼することができます。オペレーター教育に関しては今年夏に「DMG森精機 デジタルアカデミー」が始動予定であり、いつでも学習可能なeラーニング形式と従来からの加工実習形式を併用することで学習効率を高めます。また、アプリ作成プラットフォームTULIPを活用することで、製造現場のオペレーターは、作業手順書の作成から機器のモニタリングまで実現するアプリをプログラミングの専門知識を用いずに簡単に作成して生産性の向上を図ることができ、既に導入済みの当社工場でも大きな成果を上げております。加えて、2020年代は加工と計測が1台で完結する機内計測が進化する時代になると見据えており、カメラやレーザ等の非接触計測技術の工作機械への活用を念頭に、高い技術を保有する企業との提携を進めてまいります。当社と株式会社ニコンは、当社機のオプション仕様である非接触計測システムに同社製のレーザスキャナを搭載して販売することに合意いたしました。同社から計測やカメラ技術の提供を受けることで、より高精度でデジタル化を加速させる工作機械の開発に繋げてまいります。
2020/05/29 15:47