四半期報告書-第145期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)

【提出】
2023/02/13 13:16
【資料】
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【項目】
37項目
8.金融商品
(1) 金融商品の公正価値
公正価値の測定に使用されるインプットは、以下の3つのレベルがあります。
・レベル1
測定日現在で当社グループがアクセスできる活発な市場(十分な売買頻度と取引量が継続的に確保されている市場)における同一資産または負債の市場価格を、調整を入れずにそのまま使用しております。
・レベル2
活発な市場における類似の資産または負債の公表価格、活発でない市場における同一の資産または負債の公表価格、資産または負債の観察可能な公表価格以外のインプットおよび相関その他の手法により、観察可能な市場データによって主に算出または裏付けられたインプットを含んでおります。
・レベル3
限られた市場のデータしか存在しないために、市場参加者が資産または負債の価格を決定する上で使用している前提条件についての当社グループの判断を反映した観察不能なインプットを使用しております。当社グループは、当社グループ自身のデータを含め、入手可能な最良の情報に基づき、インプットを算定しております。
公正価値測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しております。
公正価値の測定は、当社グループの評価方針および手続きに従い経理部門によって行われており、金融商品の個々の性質、特徴ならびにリスクを最も適切に反映できる評価モデルにて実施しております。また、公正価値の変動に影響を与える重要な指標の推移を継続的に検証しております。
① 償却原価で測定する金融商品
前連結会計年度および当第3四半期連結会計期間における償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は、次のとおりであります。
前連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:百万円)
帳簿価額公正価値
レベル1レベル2レベル3合計
金融資産
貸付金および
販売金融に係る
貸付金
176,723--169,410169,410
リース投資資産398,090--392,497392,497
金融負債
社債444,303-445,654-445,654
長期借入金763,941-762,404-762,404

(注) 1年内回収、償還および返済予定の残高が含まれております。
当第3四半期連結会計期間(2022年12月31日)
(単位:百万円)
帳簿価額公正価値
レベル1レベル2レベル3合計
金融資産
貸付金および
販売金融に係る
貸付金
242,143--229,812229,812
リース投資資産426,450--405,743405,743
金融負債
社債417,042-413,833-413,833
長期借入金902,308-894,745-894,745

(注) 1年内回収、償還および返済予定の残高が含まれております。
償却原価で測定する短期金融資産および短期金融負債については、公正価値は帳簿価額と近似しているため、注記を省略しております。
貸付金および販売金融に係る貸付金の公正価値は、元利金の合計額を、新規に同様の貸付けを行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
リース投資資産の公正価値は、将来のリース受取料の合計額を、新規に同様のリース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
社債および長期借入金の公正価値は、将来の元利金の合計額を、新規に同様の借入れを行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
② 経常的に公正価値で測定する金融資産および金融負債の公正価値
前連結会計年度および当第3四半期連結会計期間における公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のとおりであります。なお、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産には、負債性金融商品が含まれておりますが、金額的重要性はありません。また、レベル間の振替はありません。
前連結会計年度(2022年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産
デリバティブ資産-24,457-24,457
その他2,769-5,6778,447
その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産
3,570,368846132,4373,703,652
合計3,573,13825,303138,1153,736,557
純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債
デリバティブ負債-8,905-8,905
合計-8,905-8,905

当第3四半期連結会計期間(2022年12月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産
デリバティブ資産-49,540-49,540
その他2,615-6,8589,474
その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産
2,958,021836146,6083,105,467
合計2,960,63650,376153,4673,164,481
純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債
デリバティブ負債-7,738-7,738
合計-7,738-7,738


デリバティブは先物為替予約、通貨オプション、金利スワップ、金利通貨スワップおよび金利オプションに係る取引であります。
先物為替予約の公正価値は、為替相場等観察可能な市場データに基づき算定しております。通貨オプション、金利スワップ、金利通貨スワップおよび金利オプションの公正価値は、観察可能な市場データに基づいて取引先金融機関等が算定したデータを使用しております。
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産である非上場株式、その他の持分証券の公正価値測定は、修正簿価純資産方式により算出しております。非上場株式の公正価値測定で用いている重要な観察不能なインプットである非流動性ディスカウントは、30%で算定しております。
レベル3に分類された金融商品の増減は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
至 2021年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年12月31日)
期首残高112,195138,115
その他の包括利益に含まれている
利得および損失
25,79714,026
購入3441,418
売却△26△70
その他△14△22
期末残高138,295153,467

(注) その他の包括利益に含まれている利得および損失は、決算日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得および損失は要約四半期連結包括利益計算書上「FVTOCIの金融資産に係る評価差額」に含まれております。