当社のコア・ビジネスである横編機事業の状況について、アジア地域では、主要マーケットである中国香港市場において景気回復の遅れから内需向けの設備投資は低調であるものの、香港系の大手顧客による次世代型ホールガーメント横編機「SWG-XR」の新規投資や、東南アジアの生産拠点に向けた生産効率の高い「N.SVR」など主力機種の販売が伸長しました。一方、先進国向けニット製品の生産拠点であるバングラデシュは下半期以降、政情の影響や外貨不足による信用状(L/C)開設の遅れを受けて設備投資が停滞しました。欧州地域のイタリア市場においては有名ブランドの自社商品開発の動きにともなう設備投資などによりホールガーメント横編機の販売が伸びましたが、横編機全体の売上高は減少しました。中東のトルコ市場においては、国内インフレやユーロ圏の景気減速に加え暖冬の影響によりファストファッションアパレルからの受注が低調となり、コンピュータ横編機は前期に比べ売上高が減少しました。国内市場では、生産性向上に資する設備投資や更新需要によりホールガーメント横編機を中心に売上が伸長しました。これらの結果、横編機事業全体の売上高は186億74百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益33億1百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
デザインシステム関連事業においては、SDS-ONE APEXソフトウェアのサブスクリプションサービスである「APEXFiz」は欧米、国内アパレルブランドを中心にライセンス契約数が新規・更新ともに伸長しました。また自動裁断機「P-CAM」については国内を中心に販売が増加し、売上高は26億89百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益7億20百万円(前年同期比24.1%増)となりました。
手袋靴下編機事業は、売上高は1億62百万円(前年同期比77.9%減)、営業損失3百万円(前年同期は営業利益79百万円)と低調に推移しました。その他事業につきましては、売上高は47億55百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益11億97百万円(前年同期比53.5%増)となりました。
2024/02/14 9:24