6370 栗田工業

6370
2024/09/18
時価
6342億円
PER 予
18.59倍
2010年以降
12.33-37.4倍
(2010-2024年)
PBR
1.8倍
2010年以降
0.93-2.54倍
(2010-2024年)
配当 予
1.69%
ROE 予
9.66%
ROA 予
5.79%
資料
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減損損失 - 水処理装置事業

【期間】
  • 通期

連結

2020年3月31日
2900万
2021年3月31日 +999.99%
14億1900万
2022年3月31日 -54.4%
6億4700万

有報情報

#1 事業等のリスク
水処理装置事業における水処理設備において、顧客との契約時に設定する原水条件等の当社グループ側での不備や、設計・施工における過失等に起因する製品・サービスの欠陥や事故による追加原価の発生、またはそれにより顧客へ損害が生じた場合の損害補償の発生の可能性があります。当社グループでは、設計・施工要領書に基づく設計・施工の徹底をしており、工事予算交付前にエンジニアリングレビューという会議体を設置し、その場にて工事単位ごとに品質・コスト・納期・安全・環境等に関する設計の妥当性を確認しております。また受注後から引渡しまで毎月ビジネスプロセスレビューという会議体において、工事進捗度の確認、工事単位ごとの収支管理を行い、工事原価総額の見積りにおいても最新の情報に基づいた見積りを行っております。海外のグループ会社でも同様の取組みを実施しており、大型工事については当社より設計や工程管理に関する支援を行っております。このように、問題情報データの共有等により不適合の未然防止を図っております。
(8) 固定資産の減損損失
①のれん及び無形資産の減損損失
2024/06/27 15:05
#2 報告セグメントの変更に関する事項(IFRS)(連結)
当社の報告セグメントはこれまで提供する製品・サービスの観点で、「水処理薬品事業」および「水処理装置事業」を報告セグメントとしておりましたが、新中期経営計画「PSV-27」の開始年度である当連結会計年度からは、社会やお客様への価値提供の観点で市場毎の特性を深く考察したうえで戦略を策定し、多様な製品・サービスを組み合わせてソリューションの拡大を図るため、「電子市場」および「一般水処理市場」という市場別に変更しております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報についても、この変更を反映したものに組み替えて表示しております。
2024/06/27 15:05
#3 注記事項-その他の費用、連結財務諸表(IFRS)(連結)
その他の費用の項目に含まれている費目および金額の内訳は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
有形固定資産除売却損383176
減損損失7,660-
その他3,0512,615
(注)1.前連結会計年度の減損損失のうち、7,646百万円はクリタ・アメリカ,Inc.(水処理薬品事業)に係る「のれん」を減損したことによるものであります。詳細は、「13.のれん及び無形資産」に記載しております。
2024/06/27 15:05
#4 注記事項-のれん及び無形資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
5年を超える期間については、資金生成単位の属する市場の状況を勘案して決定した成長率0.0%を使用しております。
その結果、回収可能価額は帳簿価額を上回っているため、当連結会計年度において減損損失は認識しておりません。
なお、前連結会計年度では、将来キャッシュ・フローの予測期間は5年であり、割引率は13.5%、成長率は0.0%を使用しておりました。
2024/06/27 15:05
#5 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
4.資本的支出には、使用権資産に係る増加額を含んでおります。
5.減損損失のうち主なものは、のれんの減損損失7,646百万円であります。詳細は、「13.のれん及び無形資産」に記載しております。
6.売上高には、当社の一定期間にわたり収益を認識する取引の収益計上額59,098百万円が含まれております。
2024/06/27 15:05
#6 注記事項-企業結合、連結財務諸表(IFRS)(連結)
2023年7月3日、当社連結子会社であるクリタ・ヨーロッパGmbHを通じて、欧州の水処理装置の製造・販売会社であるアルカデ・エンジニアリングGmbH(以下「アルカデ・ドイツ」という)、アルカデ・インダストリー SAS(以下「アルカデ・フランス」という)及びクリタ・スイス AG(以下「クリタ・スイス」という)の発行済株式の全てを取得しました。また、アルカデ・ドイツとクリタ・スイスの株式取得により、その子会社であるアルカデ・エンジニアリング(アジア) Pte. Ltd.(以下「アルカデ・シンガポール」という)の株式についても取得いたしました。
当社グループは重点市場である電子産業へのグローバルな事業展開に向け、このたびの買収により、欧州での電子産業向け水処理装置事業における現地の製造拠点とサプライチェーンを獲得しました。European Chips Act(欧州半導体法)等を背景とした電子産業向け水処理装置の需要増加に対して、迅速に対応可能な事業基盤を整備し、欧州での電子産業市場への事業展開を推進していきます。また、アルカデ・ドイツ、アルカデ・フランス、クリタ・スイス、およびアルカデ・シンガポールの有する課題解決力に、クリタ・ヨーロッパGmbHならびに当社連結子会社であるクリタ(シンガポール)Pte. Ltd.を中心とした当社グループの有する製品・技術・ビジネスモデルを掛け合わせ、節水・GHG排出削減・廃棄物の資源化に大きく貢献するソリューションの拡充を図ります。
これらの買収を合算した情報は以下のとおりであります。
2024/06/27 15:05
#7 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
栗田工業株式会社は、日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。登記している本店および主要な事業所の住所は、ホームページ(https://www.kurita.co.jp/)で開示しております。
当社グループの主要な事業内容は、水処理薬品事業(水処理薬品および付帯機器の製造販売並びにメンテナンス・サービスの提供)、水処理装置事業(水処理装置の製造販売、水処理装置のメンテナンス・サービス、水供給サービス、エンジニアリング洗浄、精密洗浄、土壌・地下水浄化並びに水処理施設の運転維持管理など)であります。
2024/06/27 15:05
#8 注記事項-有形固定資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
③減価償却累計額及び減損損失累計額
2024/06/27 15:05
#9 注記事項-重要な会計上の見積り及び判断、連結財務諸表(IFRS)(連結)
「のれん」の減損テストで用いる事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積り及び成長率並びに割引率については、外部専門家を交え慎重に判断を行っておりますが、将来の不確実性を伴います。
なお、割引率が増加もしくは成長率が低下した場合には、減損損失が発生する場合があります。
・一定期間にわたり収益を認識する取引の原価総額の見積り(「3.重要性がある会計方針」(14) 収益)
2024/06/27 15:05
#10 注記事項-重要性がある会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
「のれん」は償却を行わず、事業を行う地域および事業の種類に基づいて識別された資金生成単位に配分し、毎年又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。
「のれん」の減損損失は連結損益計算書において認識され、その後の戻入は行っておりません。
「のれん」は取得原価から減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
2024/06/27 15:05
#11 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
以上の結果、当社グループ全体の受注高は390,152百万円(前年同期比4.2%増)、売上高は384,825百万円(前年同期比11.7%増)となりました。利益につきましては、事業利益は42,055百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は41,232百万円(前年同期比41.9%増)、税引前利益は41,686百万円(前年同期比38.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は29,189百万円(前年同期比45.0%増)となりました。
当連結会計年度においては、その他の収益1,968百万円、その他の費用2,791百万円を計上しております。その他の収益は、欧州子会社における為替差益計上などにより前年同期比で404百万円増加しております。その他の費用は、主に前連結会計年度に計上したクリタ・アメリカ, Inc.(水処理薬品事業)ののれんの減損損失7,646百万円がなくなったため、前年同期比で8,304百万円減少しております。この結果、営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は大幅な増益となりました。
(電子)
2024/06/27 15:05
#12 連結キャッシュ・フロー計算書(IFRS)(連結)
④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
税引前利益30,15141,686
減価償却費、償却費及び減損損失37,27632,637
持分法による投資損益(△は益)△179△141
2024/06/27 15:05