インダストリアル事業の主要市場であるLNG、次世代エネルギー関連市場は、足元では欧州地域などで天然ガス価格が高止まりするなか、中長期的なエネルギー確保、低・脱炭素化の動きは継続し、設備投資需要は伸長しています。航空機市場は、小型機(単通路機)の需要が活況のなか、中型機の需要も徐々に回復方向にありますが、サプライチェーンの再構築に時間を要しており、航空機産業全体の生産量の回復は遅れています。メディカル事業の主要市場である血液透析市場は、国内需要は堅調に推移、海外は市場拡大の著しい中国が引き続き好調に推移しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループ業績は、受注高 98,510百万円(前年同期比13.6%減)、売上収益 87,219百万円(同0.4%減)、営業利益 26百万円(前年同期は営業損失286百万円)、税引前四半期利益は、主に円安による為替差益の計上により 5,444百万円(同67.6%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は 3,873百万円(同102.6%増)となりました。
なお、2022年12月期第2四半期連結累計期間の当社グループ業績には、2022年8月から連結対象外となったLEWA GmbH および Geveke B.V.の業績が含まれていますが、その両社の業績を除くと、2023年12月期第2四半期連結累計期間のインダストリアル事業全体の受注高、売上収益、営業利益は対前年同期比で大きく増加しています。
2023/08/14 15:10