有価証券報告書-第132期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/26 10:36
【資料】
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【項目】
152項目
④指標と目標
「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」のCO₂排出削減では、2050年度までにあらゆる事業活動のカーボンニュートラル※と、バリューチェーン全体のCO₂排出最小化を目指すことを掲げています。また、そのマイルストーンとなる「2030年度 中期目標」では、2030年度までにブラザーグループから排出するCO₂(スコープ1・2)を2015年度比で65%削減、バリューチェーンの中でも特に排出量の多い製品の調達・使用・廃棄の各ステージで排出されるCO₂(スコープ3のC1・11・12)を2015年度比で30%削減することを目標としています。
このCO₂排出削減に関する「2030年度中期目標」は、国際的なイニシアチブ「Science Based Targets initiative(SBTi)による「1.5℃目標」の認定を取得しています。
また、同じく「ブラザーグループ環境ビジョン2050」の資源循環では2050年に向けて、ブラザーグループは、資源循環の最大化により、資源の持続可能な利用と廃棄物による環境負荷の最小化を目指すことを掲げています。
そのマイルストーンとなる「2030年度 中期目標」では循環経済型ビジネスの拡大と資源の再生利用により、2030年度までに製品に投入する新規資源率を65%以下とすることを目標として掲げています。
さらに「2030年度 中期目標」達成に向けたマイルストーンとして「ブラザーグループ中期環境行動計画2024」において2024年を目標年度とする短期目標を設定し、活動を推進しています。
※ ブラザーグループから排出するCO₂を全体としてゼロにする
マテリアリティ2024年度目標2023年度実績
地球

未来
CO₂
排出削減
[スコープ1,2] 2015年度比47%削減
(2022~2024年度の3年間で9%を削減)
参考)2030年度目標:2015年度比65%削減
[スコープ3] 自助努力での15万t削減対策の実施
参考)2030年度目標:2015年度比30%削減
・[スコープ1,2]電力使用の効率化や太陽光発電の導入などの省エネ・創エネ施策を実施し、2023年度の削減目標を達成見込み
・[スコープ3]新製品の省エネ性向上を中心とした施策を計画通り実施するとともに、2024年度の追加対策を検討
資源循環製品に投入する新規資源率 81%以下
参考)2030年度目標:65%以下
・一部製品におけるリサイクル材使用やリサイクル可能な緩衝材への変更などの施策を実施し、2023年度目標を達成見込み

なお、上記のうちCO₂排出削減(スコープ1,2)については、その目標達成度を役員に対する株式報酬における業績連動指標として採用しています。(詳細に関しては「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (4)役員の報酬等」をご参照下さい。