有価証券報告書-第88期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
有報資料
文中将来に関する事項が含まれていますが、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「動力機構の高度化を原点として、無限の可能性に挑戦し、優れた技術と価値ある商品の世界への提供を通じて、クリーンでクオリティの高い地球社会の実現に貢献する」ことを企業グループの理念としております。また、ファルテックグループは、「時代をリードする価値ある商品・サービスを提供し、美しく豊かなクルマ社会の実現に貢献する」ことをグループの理念としております。両グループ企業の総力を結集して永続的に発展するべく、努力してまいります。
(2)会社の経営戦略
当社グループは2020年4月から4ヶ年計画として23中期経営計画(以下「23中計」)をスタートしており、基本コンセプトは以下のとおりです。
基本コンセプト
めざす姿・スローガン・戦略

「23中計」の目指す姿は「技術力(Technology)・情熱(Passion)・信頼(Reliance)を基盤として、4本の柱(1の柱 パワトレ商品のダントツNo.1を追求、2の柱 新規事業の積極展開をスピードアップ、3の柱 安全・環境・防災の徹底、4の柱 働き甲斐のある職場づくり)を確立するTPRグループの実現」であります。
財務目標
財務目標としては、最終年度の2024年3月期に売上高1,800億円、経常利益210億円、ROE10%以上、自己資本比率45%以上、株主還元率30%を掲げております。
「23中計」の達成により、企業価値の増大を図ってまいります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
2021年の世界経済はプラス成長を回復する見通しですが、新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)の拡大は未だ沈静化しておらず、経済の先行きは楽観できる状況にはないと考えられます。自動車業界においても、中国を筆頭に自動車販売は堅調に推移しておりますが、コロナ影響に加えて半導体の供給不足懸念もあり、予断を許さない状況が続いております。
こうした中、当社グループでは、引き続き感染予防を徹底すると共に、リモートワーク、時差勤務等の活用、グループリスク管理の徹底などにより、健康・安全の確保とグローバルでの安定操業の維持に徹底して取組んでまいります。
また、コロナの拡大や予期せぬ資金調達リスクに備えるため、コミットメントラインの締結等を進めており、十分な手元流動性の確保に努めております。
さらに、地球環境に対する人々の意識は近時急速に高まっており、カーボンニュートラルの実現に向けた電動化の流れなどCASE/MaaSと呼ばれる「自動車業界の100年に一度の大変革」が加速しております。
このような環境変化に対応して、会社経営の在り方として『SDGsへの貢献』、即ち、“誰ひとり取り残さない持続可能で多様性のある社会の実現”を目指し、23中計のスローガンである目指すアプローチのIEGS(Innovate & Expand、Globally & Speedily)と目指す成長のIEGS(Inclusive/受容性のある、Ecological/環境にやさしい、Game-changing/画期的な、Sustainable/持続可能な)を両輪とした二つのIEGSを掲げ、適切な対応により会社の長期的成長の原動力を培い、持続可能な社会の形成に貢献し、23中計の骨子である以下を中心とした「4本の柱」を確立させるための課題に積極的に取り組んでまいります。
「1の柱」パワートレイン商品の圧倒的な競争力(性能・品質・コスト)の実現
これまで培った技術力・開発力・生産力を活かして、環境適合車をはじめとしたお客様の課題解決に貢献する商品を開発し、良いものをより安く、グローバルに提供することで、SDGs目標の8番(働き甲斐も経済成長も)、9番(産業と技術革新の基盤をつくろう)、13番(気候変動に具体的な対策を)などに貢献していきます。
23中計期間では、グローバルでの最適生産・調達・物流を実現するため、地域特性に応じた最適な技術開発の追求と同時に、国内マザー拠点に有する技能および技術の海外生産拠点への移転を推進致します。
「2の柱」新事業の積極展開加速による新たな成長領域の拡大
当社グループは強みであるパワトレ技術の応用開発、ナノ素材の開発、ゴム・樹脂等の多角化事業、シナジーあるベンチャー事業等に積極的な設備投資・開発投資を行い、固定概念に捕らわれず、自前主義から脱却して幅広くグループ内外にネットワークを作り、協業・協創をベースとした成長領域の拡大を加速します。23中計ではSDGs目標の7番(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、9番(産業と技術革新の基盤をつくろう)、13番(気候変動に具体的な対策を)に貢献できる積極的な開発投資、事業投資を実施してまいります。

「3の柱」グループ経営への本格シフト(安全・環境・経営管理)及びSDGsへの貢献
当社グループは、営業・技術・生産・品質・海外事業・管理等、全ての機能部門において、企業グループ経営の効率化、高度化を図ります。社員が健康・安全であることは、会社が果たすべき責任であり心身ともに健全で楽しく仕事ができるよう安全・衛生、環境方針の目標達成に努めてまいります。
事業継続計画(BCP)については、防災・減災に向けて準備を整えてまいりましたが、今後は災害のみならず感染症拡大等のリスクにも即時対応ができるよう、更なる深掘り・訓練を実施してまいります。
経営の根幹であるコーポレート・ガバナンス、コンプライアンスについても継続的に強化いたします。SDGsでも謳われている“誰ひとり取り残さない持続可能で多様性のある社会の実現”というゴールに向けて、当社グループ「23中計」では、諸施策を再整備し、社員一人ひとりの活躍が当社の持続的成長を可能にし、ひいては国際社会共通の目標達成に貢献することを目指します。
「4の柱」上記を支えるグローバル人材の確保・育成と働き甲斐のある職場づくり
世界六極に展開する当社グループは、性別・国籍・宗教などにかかわらず多様性を重視し、“それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かす”ダイバーシティ&インクルージョンの取組みに努めます。働き方改革としても、同一労働・同一賃金や、ハラスメント撲滅等を徹底するとともに、RPA化による業務改善やテレワークの恒久化に向けたデジタル・トランスフォーメーション(DX)を加速させます。また、人材育成と人材投資を進めてエンゲージメントを強化し、風通しの良い職場、全社員が成長と働き甲斐を実感できる職場づくりを推進いたします。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「動力機構の高度化を原点として、無限の可能性に挑戦し、優れた技術と価値ある商品の世界への提供を通じて、クリーンでクオリティの高い地球社会の実現に貢献する」ことを企業グループの理念としております。また、ファルテックグループは、「時代をリードする価値ある商品・サービスを提供し、美しく豊かなクルマ社会の実現に貢献する」ことをグループの理念としております。両グループ企業の総力を結集して永続的に発展するべく、努力してまいります。
(2)会社の経営戦略
当社グループは2020年4月から4ヶ年計画として23中期経営計画(以下「23中計」)をスタートしており、基本コンセプトは以下のとおりです。
基本コンセプト
めざす姿・スローガン・戦略
「23中計」の目指す姿は「技術力(Technology)・情熱(Passion)・信頼(Reliance)を基盤として、4本の柱(1の柱 パワトレ商品のダントツNo.1を追求、2の柱 新規事業の積極展開をスピードアップ、3の柱 安全・環境・防災の徹底、4の柱 働き甲斐のある職場づくり)を確立するTPRグループの実現」であります。
財務目標
財務目標としては、最終年度の2024年3月期に売上高1,800億円、経常利益210億円、ROE10%以上、自己資本比率45%以上、株主還元率30%を掲げております。
「23中計」の達成により、企業価値の増大を図ってまいります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
2021年の世界経済はプラス成長を回復する見通しですが、新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)の拡大は未だ沈静化しておらず、経済の先行きは楽観できる状況にはないと考えられます。自動車業界においても、中国を筆頭に自動車販売は堅調に推移しておりますが、コロナ影響に加えて半導体の供給不足懸念もあり、予断を許さない状況が続いております。
こうした中、当社グループでは、引き続き感染予防を徹底すると共に、リモートワーク、時差勤務等の活用、グループリスク管理の徹底などにより、健康・安全の確保とグローバルでの安定操業の維持に徹底して取組んでまいります。
また、コロナの拡大や予期せぬ資金調達リスクに備えるため、コミットメントラインの締結等を進めており、十分な手元流動性の確保に努めております。
さらに、地球環境に対する人々の意識は近時急速に高まっており、カーボンニュートラルの実現に向けた電動化の流れなどCASE/MaaSと呼ばれる「自動車業界の100年に一度の大変革」が加速しております。
このような環境変化に対応して、会社経営の在り方として『SDGsへの貢献』、即ち、“誰ひとり取り残さない持続可能で多様性のある社会の実現”を目指し、23中計のスローガンである目指すアプローチのIEGS(Innovate & Expand、Globally & Speedily)と目指す成長のIEGS(Inclusive/受容性のある、Ecological/環境にやさしい、Game-changing/画期的な、Sustainable/持続可能な)を両輪とした二つのIEGSを掲げ、適切な対応により会社の長期的成長の原動力を培い、持続可能な社会の形成に貢献し、23中計の骨子である以下を中心とした「4本の柱」を確立させるための課題に積極的に取り組んでまいります。
「1の柱」パワートレイン商品の圧倒的な競争力(性能・品質・コスト)の実現
これまで培った技術力・開発力・生産力を活かして、環境適合車をはじめとしたお客様の課題解決に貢献する商品を開発し、良いものをより安く、グローバルに提供することで、SDGs目標の8番(働き甲斐も経済成長も)、9番(産業と技術革新の基盤をつくろう)、13番(気候変動に具体的な対策を)などに貢献していきます。
23中計期間では、グローバルでの最適生産・調達・物流を実現するため、地域特性に応じた最適な技術開発の追求と同時に、国内マザー拠点に有する技能および技術の海外生産拠点への移転を推進致します。
「2の柱」新事業の積極展開加速による新たな成長領域の拡大
当社グループは強みであるパワトレ技術の応用開発、ナノ素材の開発、ゴム・樹脂等の多角化事業、シナジーあるベンチャー事業等に積極的な設備投資・開発投資を行い、固定概念に捕らわれず、自前主義から脱却して幅広くグループ内外にネットワークを作り、協業・協創をベースとした成長領域の拡大を加速します。23中計ではSDGs目標の7番(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、9番(産業と技術革新の基盤をつくろう)、13番(気候変動に具体的な対策を)に貢献できる積極的な開発投資、事業投資を実施してまいります。

「3の柱」グループ経営への本格シフト(安全・環境・経営管理)及びSDGsへの貢献
当社グループは、営業・技術・生産・品質・海外事業・管理等、全ての機能部門において、企業グループ経営の効率化、高度化を図ります。社員が健康・安全であることは、会社が果たすべき責任であり心身ともに健全で楽しく仕事ができるよう安全・衛生、環境方針の目標達成に努めてまいります。
事業継続計画(BCP)については、防災・減災に向けて準備を整えてまいりましたが、今後は災害のみならず感染症拡大等のリスクにも即時対応ができるよう、更なる深掘り・訓練を実施してまいります。
経営の根幹であるコーポレート・ガバナンス、コンプライアンスについても継続的に強化いたします。SDGsでも謳われている“誰ひとり取り残さない持続可能で多様性のある社会の実現”というゴールに向けて、当社グループ「23中計」では、諸施策を再整備し、社員一人ひとりの活躍が当社の持続的成長を可能にし、ひいては国際社会共通の目標達成に貢献することを目指します。
「4の柱」上記を支えるグローバル人材の確保・育成と働き甲斐のある職場づくり
世界六極に展開する当社グループは、性別・国籍・宗教などにかかわらず多様性を重視し、“それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かす”ダイバーシティ&インクルージョンの取組みに努めます。働き方改革としても、同一労働・同一賃金や、ハラスメント撲滅等を徹底するとともに、RPA化による業務改善やテレワークの恒久化に向けたデジタル・トランスフォーメーション(DX)を加速させます。また、人材育成と人材投資を進めてエンゲージメントを強化し、風通しの良い職場、全社員が成長と働き甲斐を実感できる職場づくりを推進いたします。