訂正有価証券報告書-第74期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2019/10/01 15:15
【資料】
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【項目】
115項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、個人消費も回復の兆しが見え、また、輸出の持ち直しや公共投資の増加などにより景気は穏やかに回復しております。
しかしながら、新興国の景気減速や米国の経済政策による影響が懸念され、先行き不透明な状況にあります。
かかる情勢の下での当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の経営成績は、用地代・建築コストが依然として高止まりの状況にあることから引き続きマンション建設事業を抑制したことによる売上高の減少、及び前年同期に伸長をした東北の復興需要による型枠製造に係る売上高の反動減の結果、売上高は、8,744百万円と前年同期に比べ1,489百万円(14.6%)減少、営業利益は、594百万円と前年同期に比べ463百万円(43.8%)減少し、経常利益は、574百万円と前年同期に比べて440百万円(43.4%)減少しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益1,349百万円を計上したこともあり、879百万円と前年同期に比べて626百万円(247.0%)の増加となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①製造供給事業
本事業においては、プラスチック押出機及び試験機などの売上は堅調に推移したものの、前年同期に伸長をした東北の復興需要による型枠製造に係る売上高の反動減を補うまでには至らず、売上高は2,887百万円と前年同期に比べ712百万円減少し、セグメント損失は112百万円(前年同期セグメント利益204百万円)となりました。
②住宅関連事業
本事業においては、マンション建設事業を抑制したことにより、売上高は6,177百万円と前年同期に比べ774百万円減少しました。セグメント利益は、防蟻・防水・断熱工事等の住宅関連事業において収益性が向上し、セグメント利益の向上に貢献はしたものの、上記売上高の減少を補うまでには至らず、645百万円と前年同期に比べ56百万円減少しました。
③投資・流通サービス事業
本事業においては、売上高は535百万円と前年同期に比べ25百万円減少し、セグメント利益は、82百万円と前年同期に比べ75百万円の減少となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,479百万円増加し、当連結会計年度末には2,833百万円となりました。
連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の支出は、545百万円(前年同期は727百万円の収入)となりました。
主な要因としては、たな卸資産の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の収入は、1,490百万円(前年同期は1,859百万円の支出)となりました。
主な要因は、投資有価証券売却による収入などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の収入は、535百万円(前年同期は755百万円の収入)となりました。
主な要因は、借入れなどによるものであります。