有価証券報告書-第67期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/30 10:02
【資料】
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【項目】
122項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得の改善等により緩やかな回復傾向にあったものの、世界経済では、英国のEU離脱や米国の新政権による政策の不安定さ、中国経済の失速懸念等先行きが不透明なまま推移致しました。
このような環境下、当社グループは舞台設備・遊戯機械・昇降機及び保守改修の4部門で業績の向上に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は遊戯機械において大型のテーマパーク案件や新型コースター等が完工したこと、保守改修部門も大口の舞台改修案件の完工が重なったこと、舞台設備ではコンサートやイベント等の開催が活況であったこと等により、29,122百万円(前年比21.4%増)となり、営業利益は増収効果や採算改善等により3,226百万円(同54.9%増)、経常利益は3,396百万円(同52.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,224百万円(同72.3%増)と大幅な増収増益となり、売上・利益とも過去最高額を更新致しました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
(売上高は、セグメント間の内部売上を含んでおりません)
①製品製造関連
製品製造関連は、遊戯機械において国内外の大型テーマパーク向け案件が完工したこと等を主体に、売上高は18,198百万円(同23.5%増)、セグメント利益は、2,693百万円(同56.2%増)となりました。
②保守改修関連
保守改修関連は、商業劇場や公共ホール等の舞台改修案件が堅調に推移し、売上高は10,850百万円(同18.1%増)、セグメント利益は1,583百万円(同23.9%増)となりました。
③その他
その他の売上高は73百万円(同9.3%増)、セグメント利益は運営する遊戯機械オペレーション事業において安全対策工事を実施したことにより10百万円(前年2百万円の利益)の損失となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6,570百万円増加し11,234百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べて4,893百万円増加し6,808百万円となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益3,395百万円、減価償却費731百万円、売上債権の減少1,509百万円、仕入債務の増加607百万円等であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払901百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、135百万円(前連結会計年度は493百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、投資有価証券の売却及び償還による収入456百万円等であり、支出の主な内訳は有形固定資産の取得による支出592百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べて3,374百万円減少し91百万円となりました。収入の主な内訳は長期借入れによる収入1,000百万円であり、支出の主な内訳は、借入金の返済による支出715百万円、配当金の支払による支出367百万円等によるものであります。