有価証券報告書-第79期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/19 14:05
【資料】
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【項目】
193項目
②戦略
当社グループは、当社グループの事業にとって重要と考えられるリスクと機会、キードライバー(当社グループの事業に影響を与えると思われる要因)、気候変動が中長期で当社事業にもたらすインパクトを、以下のとおり想定しております。
また、IPCCやIEAのシナリオに基づき、事業や財務に及ぼす影響を分析し、その対応策を立案、推進しております。今回も昨年と同様に、パリ協定の目標に沿って気候変動対策が実施される「1.5/2℃」と、気候変動対策が実施されず、気候変動の影響が生じる「4℃」の2つのシナリオ※1を用い、TCFDが例示する典型的なリスクと機会を参考に分析を行いました。
「1.5/2℃シナリオ」(パリ協定の2℃目標が達成された世界)
炭素税の導入に伴う事業コスト増加については、中から大の財務への影響が確認された一方、エネルギー(電力、ガス、ガソリン等)価格変動の影響については、事業コスト減少による中程度の影響が確認されました。
「4℃シナリオ」(現在のペースでCO2が増え続け、地球温暖化が進む世界)
河川氾濫や高潮により、生産や物流拠点が被災し、復旧にかかる費用、事業・操業停止による利益の減少が想定されますが、これらの財務への影響はともに小さいことが確認されました。
リスク/機会キードライバー
(要因)
事業インパクト期間※2財務インパクト※3当社グループの対応
分類項目1.5℃
シナリオ
4℃
シナリオ
移行
リスク
政策/
法規制
炭素税の導入炭素税の導入により事業コストが増加中期⦅中⦆
コスト増加
・計画的な省エネ/再エネ設備への投資の実施
・再生可能エネルギー比率の向上
・排出権取引の導入
長期⦅大⦆
コスト
増加
⦅中⦆
コスト
増加
対象法令の拡大/複雑化法令遵守対応のためのコストが増加短~
長期
⦅中⦆
コスト増加
・法規制に対応する技術/製品開発への取組み
・専任スタッフによる各国法規制の動向注視/対応
技術省エネ製品/サービスへの市場ニーズの高まり市場競争力維持/向上のための研究開発費が増加中~
長期
⦅中⦆
コスト増加
市場/業界動向を踏まえた技術/製品開発
環境配慮型製品の開発遅れによる売上高の減少⦅中⦆
売上減少
市場原材料コストの上昇エネルギー(電力、ガス、ガソリン等)価格の変動中期⦅中⦆
コスト
減少
⦅中⦆
コスト
増加
再生可能エネルギー比率の向上
長期⦅中⦆
コスト
減少
⦅中⦆
コスト
増加
評判ステークホルダーからの脱炭素化に向けた要求の高まり(温室効果ガス排出量削減に向けた社会的要請の高まり)脱炭素に向けた取組みや情報開示を怠った場合、投資家の投資判断が悪化短~
長期
⦅大⦆
企業価値減少
顧客要請、ESG関連情報開示基準に基づく適切な情報開示
外部要請への対応遅れによる評価、売上に対するマイナス影響の発生⦅大⦆
売上減少


リスク/機会キードライバー
(要因)
事業インパクト期間財務インパクト当社グループの
対応
分類項目2℃
シナリオ
4℃
シナリオ
物理的
リスク
急性自然災害の激甚化自社工場や従業員の被災(台風や洪水等)等により、操業/営業停止等の損失が発生中期⦅小⦆
売上減少
・生産拠点の水害リスク評価を実施するとともに、事業継続計画(BCP)を策定
・原材料の調達先や供給体制、輸送ルート等におけるリスクの分散化
長期⦅小⦆
売上減少
建物/生産設備の損壊により設備復旧のコストが増加(高潮、河川氾濫、洪水)中期⦅小⦆
コスト増加
長期⦅小⦆
コスト増加
部品調達先の操業不能により部品供給が停止短~
長期
⦅小⦆
売上減少
慢性海面の上昇海抜の低い生産/物流拠点の操業停止中~
長期
⦅小⦆
売上減少
平均気温の上昇空調設備の負荷上昇により運転コストが増加短~
長期
⦅小⦆
コスト増加
省エネルギー対策、高効率な空調設備の導入
機会製品/サービス環境配慮型製品の需要拡大環境配慮型製品の需要拡大による売上高の増加中~
長期
⦅大⦆
売上増加
環境配慮型製品の創出
低炭素サービス・ソリューションの需要拡大CO2排出量削減に資するDXビジネスの創出による売上高の増加中~
長期
⦅大⦆
売上増加
新領域事業としてDXビジネス(セルフ・遠隔接客・無人店舗ソリューション等)の創出推進

※1 使用したシナリオ
評価内容使用したシナリオ
炭素税、エネルギー価格IEA WEO2022/NZE,APS,STEPS
自然災害IPCC:AR6/RCP2.6,RCP4.5,RCP8.5

※2 期間の定義
区分期間備考
短期~2026年度まで当社グループの「2026中期経営計画」期間
中期~2030年度まで2030年までの中期環境目標を設定済
長期~2050年度までネットゼロを想定した2050年までの長期環境目標を設定済

※3 財務インパクトの定義
評価結果影響金額
10億円以上
1億円以上10億円未満
1億円未満

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