四半期報告書-第77期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)

【提出】
2023/08/10 15:26
【資料】
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【項目】
41項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、政府は2023年5月上旬に新型コロナウイルス感染症の位置づけを5類感染症へ移行し、結果、様々な行動制限が解除され、社会経済活動の正常化が進みました。一方、エネルギー価格や原材料価格の上昇、海外経済の不確実性や半導体の供給不足による経済活動への影響等、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、積極的な営業活動に取り組み、技術開発力の強化、経費の削減等諸施策を展開いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高28億46百万円(前年同期比3.8%増)、経常利益は3億58百万円(同76.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億42百万円(同71.8%増)となりました。
セグメントの業績を示すと次のとおりです。
(鋼製品関連事業)
鋼製品関連事業の売上高は7億65百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は1億74百万円(前年同期比14.1%増)となりました。耐火金庫では指紋・静脈認証耐火金庫に次いで最もセキュリティーを強化した虹彩・顔認証耐火金庫の拡販に努めました。また、操作履歴機能付指紋認証キーボックス等高付加価値製品の販売促進等積極的な営業展開に努めましたが、前年同期実績を下回りました。
(デンタル関連事業)
デンタル関連事業の売上高は10億36百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益は1億67百万円(前年同期比は105.1%増)となりました。各種歯科用ユニット等の新規開拓及び買替需要に対する営業活動等積極的に展開いたしました結果、前年同期実績を上回りました。
(書庫ロッカー関連事業)
書庫ロッカー関連事業の売上高は9億30百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は81百万円(前年同期比222.2%増)となりました。札幌工場・川島工場の生産性向上、新規開拓推進等に努めましたが、売上高は前年同期実績を下回りました。営業利益は原材料価格の見直し、経費の削減等により、前年同期を上回りました。
(不動産賃貸関連事業)
不動産賃貸関連事業の売上高は67百万円(前年同期と同額)、営業利益は53百万円(前年同期比5.5%増)となりました。
(その他)
その他の売上高は46百万円(前年同期比5.8%減)、営業利益は11百万円(前年同期比17.1%減)となりました。
②財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は56億27百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億83百万円増加しました。
(流動資産)
流動資産は25億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ、現金及び預金の減少7億20百万円、受取手形及び売掛金の増加1億85百万円、電子記録債権の増加87百万円、原材料の増加30百万円等により、4億16百万円減少しました。
(固定資産)
固定資産は30億77百万円となり、前連結会計年度末に比べ、土地の増加4億50百万円、機械装置及び運搬具の増加60百万円、退職給付に係る資産の増加1億52百万円、敷金及び保証金の減少69百万円等により、6億円増加しました。
(流動負債)
流動負債は13億円となり、前連結会計年度末に比べ、支払手形及び買掛金の減少97百万円、未払金の減少31百万円、未払法人税等の増加56百万円、その他の流動負債の増加82百万円等により、4百万円減少しました。
(固定負債)
固定負債は4億71百万円となり、前連結会計年度末に比べ、繰延税金負債の増加45百万円等により、47百万円増加しました。
(純資産)
純資産は38億55百万円となり、前連結会計年度末に比べ、利益剰余金の増加1億92百万円、自己株式の増加63百万円等により、1億40百万円増加しました。
③キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、4億95百万円と前連結会計年度末に比べ7億20百万円の減少(59.3%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益3億58百万円、退職給付に係る資産の増加△1億52百万円、売上債権の増加△1億70百万円、棚卸資産の増加△35百万円、仕入債務の減少△97百万円、法人税等の支払額△13百万円等により、1億8百万円の支出(前年同期は1億11百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出△5億65百万円、投資有価証券の取得による支出△2百万円等により、4億98百万円の支出(前年同期は32百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得△63百万円、配当金の支払△49百万円等により、1億13百万円の支出(前年同期は52百万円の支出)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において支出した研究開発費の総額は84百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。