有価証券報告書-第95期(2025/04/01-2026/03/31)
(4)マテリアリティに関するリスクと機会及び主な取り組み
当社グループは、社会や地球環境との調和を図りながら、製品やサービスを通じて世界の人々に喜びや豊かさ、幸福感を提供し続けていくことを目指しています。これらを実現するために、適正な企業統治のもと、社会から信頼される企業として、革新的な製品やサービスを通じ、社会の課題解決と持続的発展に貢献してまいります。なお、当社グループのマテリアリティに関する状況は以下のとおりです。
当社グループは、社会や地球環境との調和を図りながら、製品やサービスを通じて世界の人々に喜びや豊かさ、幸福感を提供し続けていくことを目指しています。これらを実現するために、適正な企業統治のもと、社会から信頼される企業として、革新的な製品やサービスを通じ、社会の課題解決と持続的発展に貢献してまいります。なお、当社グループのマテリアリティに関する状況は以下のとおりです。
| マテリアリティ | リスク | 機会 | 主な取り組み |
| 環境保全への 取り組み | ・気候変動対応や環境規制強化に伴うコスト増加 ・省エネルギー、脱炭素への対応遅れによる競争力低下 ・環境配慮不足による企業評価、ブランド価値の低下 | ・環境対応技術、省エネ技術の高度化による他社との差別化 ・エネルギー使用削減によるコスト削減、収益性向上 ・環境先進企業として顧客、投資家からの信頼獲得 | ・工場の省エネルギー化 使用電力量の「見える化」による重点管理、休日の待機電力削減。DX活用による生産性向上とエネルギー原単位改善 ・再生可能エネルギー導入 水力発電によるCO₂フリー電力、太陽光エネルギーの活用 ・排出物、廃棄物削減 汚泥排出方法の見直し、設備、工程改善による廃棄物発生抑制 ・緑化推進活動 工場内「ふるさとの森」づくりによる生物多様性、環境意識向上 |
| 次世代製品の 開発 | ・環境規制、市場変化への対応遅れ ・技術革新の停滞による競争優位性の喪失 ・海外市場における技術、規制対応リスク | ・脱炭素、省エネ市場の拡大による新需要獲得 ・新市場、新用途の開拓 ・知財戦略による市場独占、参入障壁構築 | ・水素、バイオ燃料製品の開発 水素専焼エンジンコンプレッサ、水素燃料電池式発電装置、バイオ燃料対応発電機の研究開発、実証試験を推進 ・高効率、省エネ技術 新歯形設計によるエアエンドの超高効率化、インバータ制御や次世代制御による最適運転を実現 ・新市場向け製品 リーファーコンテナ用発電機の性能向上、市場投入を進め、国内実績を基盤に海外展開を検討 ・知財戦略の実践 次世代製品、海外関連技術を中心に特許、意匠出願を強化し、保有件数を2025年度403件から2027年度415件へ拡大予定 ・研究開発体制の強化 技術開発部門を新設し、グループ会社とも連携した研究開発体制を構築。水素技術試験場を新設、次世代製品の開発を加速 |
| マテリアリティ | リスク | 機会 | 主な取り組み |
| 海外展開の強化 | ・海外市場の法規制、商習慣への対応不足 ・代理店、パートナーとの関係悪化 ・為替変動、地政学リスク ・海外向け製品の品質、仕様不適合 | ・新興国、海外市場の需要獲得 ・事業ポートフォリオの改革による安定成長 ・海外でのブランド力のさらなる向上 ・グローバル人材による多様性創出 | ・代理店との関係強化 定期的な情報共有、技術研修、共同マーケティングを通じ、販売力と信頼関係を強化 ・海外向け製品開発 現地の使用環境、法規制、顧客ニーズに対応した製品ラインアップの開発 ・M&A、資本業務提携 現地企業との提携により、販売網、サービス体制、人材を迅速に拡充 ・グローバル人材育成 海外駐在、現地採用、語学教育を通じ、海外事業を担う人材を育成 |
| 人的資本経営の 推進 | ・少子高齢化による労働力不足 ・技能、ノウハウの断絶 ・モチベーション低下による人材流出 ・多様性不足による組織硬直化 | ・働きやすい環境整備による採用競争力の強化 ・若手育成、技能継承による技術力の強化 ・多能工化による事業運営の柔軟性向上 ・ダイバーシティ推進によるイノベーション創出 ・戦略的人材配置による事業効率向上 | ・若手育成、技能継承 若手社員への段階的教育プログラムやOJTを通じ、熟練社員の技能、ノウハウを体系的に継承 ・多能工化の推進 製造現場における複数工程対応を可能にする教育を実施し、柔軟な人員配置と生産性向上を実現 ・ダイバーシティの推進 女性、外国人、キャリア採用の拡大、管理職登用の促進、女性活躍推進に関する研修の実施 ・働きやすい職場環境整備 製造現場の自動化を推進し、年齢、性別を問わず作業しやすい環境を整備。働き方改革や安全、健康への配慮を通じた定着率向上 ・戦略的人事管理 65歳以上の雇用制度導入や、海外戦略を見据えた人員再配置。将来の組織体質強化を見据えた新入社員の計画的配属 |
| 高品質な製品の 安定供給 | ・製品品質、安全性の問題による信頼低下 ・納期遅延による顧客信頼の喪失 ・サプライチェーンの寸断 ・生産設備、資材の老朽化 | ・高品質、安定供給による信頼強化、受注拡大 ・生産性向上による収益性改善 ・サプライチェーン強化による事業安定性向上 ・ブランド力向上による新規受注 | ・品質管理の徹底 品質マネジメントシステムを確立、運用し、製品品質の維持、向上を継続的に改善 ・クレーム削減活動 不良要因の分析と再発防止策を講じ、不良率、クレーム件数の低減を推進 ・生産性、能力向上 生産ラインの改善や設備投資により、稼働率向上と納期遵守を実現 ・サプライチェーン管理 サプライヤーとの定期的な情報共有や品質基準のすり合わせ |
| マテリアリティ | リスク | 機会 | 主な取り組み |
| 風通しの良い ガバナンス体制 | ・情報の分断による経営判断の遅れ、誤り ・コンプライアンス違反、不祥事の顕在化 ・海外拠点、グループ会社の統治不全 ・従業員エンゲージメントの低下 | ・迅速かつ質の高い意思決定の実現 ・現場知見を活かした新規事業、M&A機会の創出 ・ステークホルダーからの信頼獲得 ・社員の主体性、組織活性化の促進 | ・情報集約、数値管理 経営企画室が中心となり、各部門、グループ会社の業績、KPIを一元管理し、経営会議へ定期的に報告 ・全社横断的な情報共有 部門間会議やプロジェクト横断ミーティングを定例化し、現場課題や改善提案を経営層と共有 ・提案制度の運用 社員からのボトムアップ提案を受け付け、実行状況や成果を社内で可視化 ・ガバナンス、内部統制強化 コーポレートガバナンス・コードに則ったガバナンス体制の構築、内部統制システム基本方針の運用、情報セキュリティ規程の整備 ・海外拠点対応 海外拠点の事業計画進捗を定期的にモニタリングし、現地経営と本社の連携を強化 |