有価証券報告書-第47期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/19 16:06
【資料】
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【項目】
125項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成29年6月19日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告金額及び報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与えるような見積りを必要とします。これらの見積りにつきましては、過去の実績や現在の状況等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、連結財務諸表作成にあたっての重要な会計方針等は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
(2) 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析
(経営成績)
① 売上高
当社グループでは、「LMガイド(直線運動案内:Linear Motion Guide)」をはじめとする当社製品の市場を拡大すべく「グローバル展開」と「新規分野への展開」、「ビジネススタイルの変革」を成長戦略の柱として掲げています。グローバル展開においては、中国をはじめとする新興国ではFA(Factory Automation)の進展などを背景としてマーケットは成長し、先進国でもユーザーの裾野が拡がる中、これらの需要を取り込むべくグローバルで生産・販売体制の拡充に努めています。新規分野への展開においては、自動車や免震・制震装置、医療機器、航空機、ロボット、再生可能エネルギーなど消費財に近い分野で当社製品の採用が拡がる中、従来品のみならず新規開発品の売上高の拡大を図っています。さらに、これらの戦略を推し進めるべく、様々な面でIoT、クラウド、AI、ロボットを徹底的に活用することで、ビジネススタイルの変革を図り、ビジネス領域のさらなる拡大に努めています。
当連結会計年度においては、これまで強化してきた事業体制を活かしてグローバル規模で積極的な拡販に努めました。また、輸送機器関連事業のさらなる拡大を目的として、平成27年8月31日よりTHK RHYTHM AUTOMOTIVE(TRA)4社を連結対象としています。これらの結果、連結売上高は前期に比べて330億9千8百万円(13.8%)増加し2,735億7千7百万円となりました。
② 売上原価、売上総利益
コスト面では、売上原価率は産業機器関連事業に比べて比率の高いTRA4社を連結したことなどにより、前期に比べて2.4ポイント上昇し74.2%となりました。
③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は、比率の低いTRA4社を連結したことなどにより、前期に比べて1.8ポイント低下し16.7%となりました。
④ 営業利益
営業利益は前期に比べて14億8千3百万円(6.4%)増加し246億5千3百万円となった一方、売上高営業利益率は0.6ポイント低下し9.0%となりました。
⑤ 営業外損益
営業外損益では、営業外収益は25億9千6百万円となりました。営業外費用は為替の円高を背景に為替差損が29億4千2百万円となったことなどにより、38億5千1百万円となりました。
これらの結果、経常利益は前期に比べて42億5千7百万円(22.2%)増加し233億9千8百万円となりました。
⑥ 特別損益
特別損益は、固定資産除却損3億4千8百万円などにより、3億4千1百万円の損失となりました。
⑦ 親会社株主に帰属する当期純利益
これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は31億5千5百万円(23.2%)増加し167億3千1百万円となりました。
(財政状態)
① 資産の部
資産の部は、現金及び預金が103億8千万円、電子記録債権が56億9千3百万円、機械装置及び運搬具(純額)が16億1千5百万円、仕掛品が12億5千4百万円、投資有価証券が12億3千6百万円増加しましたが、商品及び製品が37億5千8百万円、建物及び構築物(純額)が22億6千8百万円、受取手形及び売掛金が17億5千9百万円、のれんが15億2千8百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ71億2千2百万円増加の4,149億3千1百万円となりました。
② 負債の部
負債の部は、電子記録債務が40億1千2百万円、未払法人税等が30億5千9百万円、支払手形及び買掛金が20億2百万円増加しましたが、長期借入金が28億円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ61億2千2百万円増加の1,633億9千万円となりました。
③ 純資産の部
純資産の部は、利益剰余金が115億4千1百万円、その他有価証券評価差額金が9億2千万円増加しましたが、為替換算調整勘定が109億6千5百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ10億円増加の2,515億4千万円となりました。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、LMガイド、ボールねじなどの機械要素部品と、リンクボール、サスペンションボールジョイントなどの輸送用機器要素部品を製造販売しており、工作機械、一般機械や半導体製造装置をはじめとする資本財メーカーと輸送用機器メーカーが主要ユーザーであります。現状におきましては当社の業績は主に設備投資動向に伴う資本財メーカーの生産動向及び輸送用機器メーカーの生産動向の影響を受けております。
(4) 経営戦略の現状と見通し
当社グループは、独創的な発想と独自の技術による「LMガイド」を世にない新しいメカニズムとして提案してまいりました結果、日本国内ではその認知度も高く、市場シェアも高水準で推移しています。一方、海外では、「LMガイド」の普及率が日本国内に比べて低いことから、まだ多くの潜在需要が存在すると考えております。とりわけ中国をはじめとした新興国においては先進国と比べて高い経済成長が続き、今後更なるFA(Factory Automation)の進展が見込まれる中、中長期的に当社製品の需要が大幅に増加すると考えております。
また、LMガイドを中心とした製品群の現在の主な顧客は資本財メーカーですが、自動車、住宅といった消費財に近い分野においても膨大な需要が存在すると考えております。
これらの需要を取り込むべく、今後もグローバル展開と新規分野への展開によるビジネス領域の拡大を加速させるとともに、収益性の向上や財務体質の強化を強力に推進し、企業価値の増大を図ってまいります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フロー
当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は1,373億4千5百万円となっており、前連結会計年度と比較して103億8千万円増加いたしました。営業活動によるキャッシュ・フローは401億7千5百万円のキャッシュ・インに、投資活動によるキャッシュ・フローは179億6千万円のキャッシュ・アウトに、財務活動によるキャッシュ・フローは75億4千8百万円のキャッシュ・アウトになりました。
② 資金需要
当社グループの資金需要の主なものは、生産効率及び品質向上、生産能力増強を目的とした設備投資等の長期資金需要と製品製造のための原材料及び部品の購入費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。
③ 資金の流動性の分析
当社グループにおける資金の流動性は、現金及び現金同等物やキャッシュ・フローの状況を勘案し、社債の発行と金融機関からの借入による資金調達を通じて事業活動に必要な運転資金や将来の投資等に向けた充分な資金を確保しております。
また、当社グループでは、日本国内、米州及び欧州の主な関係会社を対象にキャッシュ・マネジメントシステムを導入しており、日本国内においては当社、米州及び欧州においては当社の金融子会社が資金集中管理を実施し、資金効率の向上を図っております。

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