(2)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における経済環境は、貿易摩擦問題等の懸念材料を含みつつも、北米と欧州では個人消費や設備投資の増加を背景に景気拡大が継続し、中国でも政策効果による景気持ち直しの動きが続きました。日本経済においては、好調な企業収益の下で雇用情勢が着実に改善し、設備投資も増加する等、景気は緩やかな拡大基調で推移しました。こうした中、当社では本年4月1日より「2018年中期経営計画」をスタートさせました。本計画の長期的なあるべき姿を「独自性のある技術、人と組織のパフォーマンスで成長する高収益企業」と設定し、計画初年度は「成長戦略の実現」「働き方改革の推進」及び「財務体質の強化」の3つを基本方針として掲げております。本計画においては、新たな開発コンセプトとなる「サンケン パワーエレクトロニクス プラットフォーム」を構築し、競争力のある新製品のタイムリーな市場投入による売上拡大を図っております。また、在庫管理の取り組みを強化し、在庫と有利子負債の削減を通じた財務体質の改善にも努めております。これらの新たな取り組みを加えて、業績の伸長に注力した結果、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、半導体デバイス事業の製品販売は堅調に推移した一方、パワーシステム事業において不採算製品の販売を抑制したことにより、売上高は426億80百万円と、前年同四半期に比べ12億28百万円(3.0%)の増加に留まりました。損益面につきましては、前期の構造改革実施による効果から、営業利益は25億29百万円と、前年同四半期比4億92百万円(24.2%)の増加、経常利益は18億3百万円と、前年同四半期比2億89百万円(19.1%)の増加となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億63百万円と、前年同四半期比15百万円(2.9%)の増加となりました。
事業セグメント別の概況につきましては、次の通りです。
2018/08/10 14:09