有価証券報告書-第72期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

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2019/06/27 14:00
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注記事項-初度適用、連結財務諸表(IFRS)

32.初度適用
(1)IFRSに基づく報告への移行
当連結会計年度からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しております。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2018年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであります。移行日は2017年4月1日であります。
IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」(以下「IFRS第1号」という。)では、IFRSを初めて適用する企業に対して、IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めておりますが、基準の要求事項の一部については任意に適用可能な遡及適用の免除規定を設けており、当社グループは以下の免除規定を適用しております。
① 企業結合
初度適用企業は、IFRS移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下「IFRS第3号」という。)を遡及適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんの額については、日本基準に基づく移行日時点での帳簿価額によっております。なお、移行日時点で日本基準におけるのれんの償却は完了しており、帳簿価額はありません。
② 株式報酬取引
IFRS第1号では、2002年11月7日以後に付与され、IFRS移行日前に権利確定した株式報酬に対して、IFRS第2号「株式に基づく報酬」(以下「IFRS第2号」という。)を適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に権利確定した株式報酬に対して、IFRS第2号を遡及適用しないことを選択しております。
③ 在外営業活動体の為替換算差額の累積額
IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められております。当社グループは、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しており、移行日現在の累積為替換算差額の全額を利益剰余金に含めております。
④ 以前に認識した金融商品の指定
IFRS第1号では、IFRS第9号「金融商品」(以下「IFRS第9号」という。)における分類について、当初認識時点で存在する事実及び状況ではなく、移行日時点の事実及び状況に基づき判断することとされております。また、移行日時点に存在する事実及び状況に基づき資本性金融商品の公正価値の変動をその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定することが認められております。
当社グループは、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき判断を行っており、資本性金融商品についてその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定しております。
なお、移行日現在での会計上の見積りは、従前の日本基準に従って行われた見積り(会計方針の相違を反映するための修正後)と首尾一貫したものとしております。また、金融資産及び金融負債の認識の中止については、移行日より将来に向かって適用しております。
(2)日本基準からIFRSへの調整
日本基準からIFRSへの移行による影響は、以下のとおりであります。
なお、調整表上の「表示科目の組替調整」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「連結範囲の差異」にはIFRSに基づいて連結の範囲を検討した結果による日本基準との差異を、「認識・測定の差異調整」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。
① 移行日(2017年4月1日)の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示
科目の
組替調整
連結
範囲の
差異
認識
・測定の
差異調整
IFRS
表示科目金額金額注記表示科目
(資産の部)資産
流動資産流動資産
現金及び預金185,247△103,36249-81,934A現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金28,4851,817△146△49329,663B,M営業債権及びその他の債権
有価証券21,886△21,886---D
商品及び製品4,7424,211813219,356C棚卸資産
仕掛品2,815△2,815---C
原材料及び貯蔵品1,334△1,334---C
未収入金4,351△4,351---B,E
繰延税金資産1,692△1,692---G
125,253-△11125,242Dその他の金融資産
その他2,2162,467109△6304,163Eその他の流動資産
貸倒引当金△6363---
流動資産合計252,709△1,63193△813250,358流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産44,027△94523,46547,935N有形固定資産
無形固定資産1,5659143351,923無形資産
投資有価証券26,451△26,451---F
26,926△55915926,527Fその他の金融資産
退職給付に係る資産15--△15-
繰延税金資産6281,692-△6321,688G,R繰延税金資産
その他1,326△50310△294540Fその他の非流動資産
貸倒引当金△2727---
固定資産合計73,9871,692△833,01878,613非流動資産合計
資産合計326,69661102,205328,971資産合計

(単位:百万円)
日本基準表示
科目の
組替調整
連結
範囲の
差異
認識
・測定の
差異調整
IFRS
表示科目金額金額注記表示科目
(負債の部)負債
流動負債流動負債
支払手形及び買掛金11,3885,167△11-16,544H営業債務及びその他の債務
未払法人税等3,763---3,763未払法人所得税
8--8その他の金融負債
繰延税金負債105△105---G
賞与引当金1,664△1,664---
役員賞与引当金98△98---
その他6,451△3,351212713,392I,O,Pその他の流動負債
流動負債合計23,471△441027123,707流動負債合計
固定負債非流動負債
繰延税金負債6,300105-△4046,002G,R繰延税金負債
退職給付に係る負債257--355613O退職給付に係る負債
その他372--7411,113Pその他の非流動負債
固定負債合計6,931105-6927,728非流動負債合計
負債合計30,402611096331,435負債合計
(純資産の部)資本
株主資本
資本金9,404---9,404資本金
資本剰余金11,223354--11,578資本剰余金
利益剰余金321,493--6,479327,973T利益剰余金
自己株式△58,903---△58,903自己株式
新株予約権354△354---
その他有価証券評価差額金7,371--1127,484その他の資本の構成要素
退職給付に係る調整累計額40--△40-O
為替換算調整勘定5,309--△5,309-S
296,293--1,242297,536親会社の所有者に帰属する持分合計
純資産合計296,293--1,242297,536資本合計
負債純資産合計326,69661102,205328,971負債及び資本合計

② 前連結会計年度(2018年3月31日)の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示
科目の
組替調整
連結
範囲の
差異
認識
・測定の
差異調整
IFRS
表示科目金額金額注記表示科目
(資産の部)資産
流動資産流動資産
現金及び預金186,566△117,24373-69,396A現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金29,9982,085△52△53031,502B,M営業債権及びその他の債権
有価証券13,099△13,099---D
商品及び製品6,7874,99313327712,191C棚卸資産
仕掛品3,252△3,252---C
原材料及び貯蔵品1,661△1,661---C
未収入金4,922△4,922---B,E
繰延税金資産2,046△2,046---G
130,353-△15130,338Dその他の金融資産
その他2,8412,76371△1,3874,289Eその他の流動資産
貸倒引当金△6363---
流動資産合計251,113△1,968225△1,655247,716流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産52,036△152053,97756,203N有形固定資産
無形固定資産1,89715333222,267無形資産
投資有価証券32,976△32,976---F
32,950△47916932,640Fその他の金融資産
退職給付に係る資産49--△49-
繰延税金資産6922,046-△8151,925G,R繰延税金資産
その他718010△301427Fその他の非流動資産
貸倒引当金△2626---
固定資産合計88,3442,047△2313,30393,462非流動資産合計
資産合計339,45879△61,648341,178資産合計

(単位:百万円)
日本基準表示
科目の
組替調整
連結
範囲の
差異
認識
・測定の
差異調整
IFRS
表示科目金額金額注記表示科目
(負債の部)負債
流動負債流動負債
支払手形及び買掛金13,1686,393△34-19,527H営業債務及びその他の債務
未払法人税等4,945---4,945未払法人所得税
繰延税金負債20△20---G
賞与引当金2,210△2,210---
役員賞与引当金153△153---
その他7,730△3,949282834,092I,O,Pその他の流動負債
流動負債合計28,22958△628328,564流動負債合計
固定負債非流動負債
繰延税金負債6,59020-△5206,092G,R繰延税金負債
退職給付に係る負債467--201669O退職給付に係る負債
その他386--7481,134Pその他の非流動負債
固定負債合計7,44520-4297,895非流動負債合計
負債合計35,67579△671236,459負債合計
(純資産の部)資本
株主資本
資本金9,404---9,404資本金
資本剰余金11,463210--11,674資本剰余金
利益剰余金328,489--6,015334,505T利益剰余金
自己株式△58,316---△58,316自己株式
新株予約権210△210---
その他有価証券評価差額金7,308--1447,452その他の資本の構成要素
退職給付に係る調整累計額△142--142-O
為替換算調整勘定5,365--△5,365-S
303,783--936304,719親会社の所有者に帰属する持分合計
純資産合計303,783--936304,719資本合計
負債純資産合計339,45879△61,648341,178負債及び資本合計

③ 前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)の損益及び包括利益に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示
科目の
組替調整
連結
範囲の
差異
認識
・測定の
差異調整
IFRS
表示科目金額金額注記表示科目
売上高125,280△1101△29125,143J,M売上収益
売上原価67,509△296△815267,357M,N,
O,Q
売上原価
売上総利益57,7711869△18157,786売上総利益
販売費及び一般管理費29,121△1109710629,214J,N,
O,Q
販売費及び一般管理費
501△2619494K,Pその他の収益
1,070△112441,002Lその他の費用
営業利益28,649△273△2△31228,064営業利益
営業外収益1,768△1,768---
営業外費用1,184△1,184---
特別損失842△842---
9723△70905K金融収益
957-△3954L金融費用
税金等調整前当期純利益28,392-1△37928,015税引前利益
法人税等合計8,865-1418,908R法人所得税費用
当期純利益19,526--△42019,107当期利益
当期利益の帰属
親会社株主に帰属する当期純利益19,526--△42019,107親会社の所有者

(単位:百万円)
日本基準表示
科目の
組替調整
連結
範囲の
差異
認識
・測定の
差異調整
IFRS
表示科目金額金額注記表示科目
当期純利益19,526--△42019,107当期利益
その他の包括利益その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
退職給付に係る調整額△182--92△90O確定給付制度の再測定
その他有価証券評価差額金△62--56△6その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品
純損益に振り替えられる可能性のある項目
為替換算調整勘定55--△2530在外営業活動体の換算差額
△18△18その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品
その他の包括利益合計△189--105△85税引後その他の包括利益合計
包括利益19,337--△31519,022当期包括利益合計
当期包括利益合計額の帰属
親会社株主に係る包括利益19,337--△31519,022親会社の所有者

(3)調整に関する注記
① 表示科目の組替調整
IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っております。主な内容は、以下のとおりであります。
A)現金及び現金同等物
日本基準において、現金及び預金に含めて表示していた預入期間が3ヶ月を超える定期預金等を、その他の金融資産(流動)として表示しております。
B)営業債権及びその他の債権
日本基準において、区分掲記していた受取手形及び売掛金、未収入金のうち未収消費税等を除く額及び貸倒引当金はIFRSにおいては、営業債権及びその他の債権として表示しております。
C)棚卸資産
日本基準の商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品をIFRSでは棚卸資産として表示しております。
D)その他の金融資産(流動)
日本基準において、現金及び預金に含めて表示していた預入期間3ヵ月超の定期預金、有価証券などを、IFRSにおいては、その他の金融資産(流動)として表示しております。
E)その他の流動資産
日本基準において、未収入金に含めて表示していた未収消費税等を、IFRSにおいては、その他の流動資産として表示しております。
F)その他の金融資産(非流動)
日本基準において、その他(投資その他の資産)に含めていた預入期間1年超の定期預金、投資有価証券などを、IFRSにおいては、その他の金融資産(非流動)として表示しております。
G)繰延税金資産・繰延税金負債
繰延税金資産及び繰延税金負債を、IFRSにおいては、すべて非流動資産及び非流動負債へ組み替えております。
H)営業債務及びその他の債務
日本基準において、区分掲記していた支払手形及び買掛金、その他(流動負債)に含めて表示していた未払金等を、IFRSにおいては、営業債務及びその他の債務として表示しております。
I)その他の流動負債
日本基準において、区分掲記していた賞与引当金及び役員賞与引当金を、IFRSにおいては、その他の流動負債に含めて表示しております。また、その他(流動負債)に含めて表示していた未払金などを、営業債務及びその他の債務に含めて表示しております。
J)売上収益及び販売費及び一般管理費
日本基準において、一部の販売手数料等は販売費及び一般管理費に表示しておりましたが、IFRSにおいては売上収益より控除して表示しております。
K)その他の収益及び金融収益
日本基準において区分掲記していた営業外収益及び特別利益を、IFRSにおいては受取利息、受取配当金、為替差益等を金融収益として表示し、それ以外をその他の収益として表示しております。
L)その他の費用及び金融費用
日本基準において区分掲記していた営業外費用及び特別損失を、IFRSにおいては為替差損等を金融費用として表示し、それ以外をその他の費用として表示しております。
② 連結範囲の差異
日本基準では連結範囲に含めず持分法を適用していた重要性の低い一部の子会社について、IFRSでは連結範囲に含めております。
③ 認識・測定の差異調整
M)収益認識時期
日本基準においては主として出荷基準により収益を認識しておりましたが、IFRSにおいては顧客へ引渡した時点で収益を認識しております。
N)減価償却
日本基準における有形固定資産の減価償却方法については、一部の連結子会社で定率法を採用しておりましたが、IFRSにおいては主として定額法を採用しております。また、一部の有形固定資産について耐用年数及び残存価額の見直しを行っております。
O)従業員給付
日本基準において、会計処理が求められていなかった未消化の有給休暇及び一定の勤務年数を条件として付与される特別休暇や報奨金については、IFRSにおいては負債計上を行っております。
また、日本基準において、数理計算上の差異については、発生時にその他の包括利益として認識し、発生の翌連結会計年度に費用処理しておりますが、IFRSにおいては、数理計算上の差異を含む確定給付制度債務の現在価値と制度資産の公正価値の再測定に伴う調整額は、発生時にその他の包括利益として認識し、直ちに利益剰余金に振替えております。
P)政府補助金
日本基準では政府補助金を受け入れ時に一括して収益認識しておりますが、IFRSでは資産に関する政府補助金について繰延処理を行い、対象資産の耐用年数にわたって定額で収益認識していることにより生じる債務をその他の流動負債及びその他の非流動負債として計上しております。
Q)賦課金
賦課金について、日本基準では主に時の経過に伴って発生する費用として処理しておりましたが、IFRSでは支払義務が生じた時点の費用としております。
R)繰延税金資産・繰延税金負債
収益認識や従業員給付、その他のIFRSへの調整により、一時差異が新たに発生しております。
また、未実現損益の消去に伴う税効果について、日本基準では売却会社の実効税率を使用して計算しておりますが、IFRSにおいては購入会社の実効税率を使用して計算しております。
なお、すべての繰延税金資産の回収可能性に関してIFRSに基づき検討しております。
S)在外営業活動体の為替換算差額
IFRS第1号に規定されている免除規定を選択して、IFRS移行日における在外営業活動体の為替換算差額の累計額(その他の資本の構成要素に含まれる)をゼロとみなし、すべて利益剰余金に振替えております。
T)利益剰余金
上記調整による利益剰余金に対する影響は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
IFRS移行日
(2017年4月1日)
前連結会計年度
(2018年3月31日)
M)収益認識時期△112△140
N)減価償却2,4532,121
P)政府補助金△482△466
S)在外営業活動体の為替換算差額5,3095,309
その他△689△809
合計6,4796,015

(4)前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)の連結キャッシュ・フロー計算書に対する重要な調整項目
日本基準に基づく連結キャッシュ・フロー計算書と、IFRSに基づく連結キャッシュ・フロー計算書との間に重要な差異はありません。
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