6594 ニデック

6594
2024/10/07
時価
3兆6945億円
PER 予
19.61倍
2010年以降
6.02-78.68倍
(2010-2024年)
PBR
2.05倍
2010年以降
0.69-4.05倍
(2010-2024年)
配当 予
1.94%
ROE 予
10.44%
ROA 予
5.35%
資料
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製品

【期間】
  • 通期

連結

2018年3月31日
876億9800万
2019年3月31日 +22.98%
1078億5100万
2020年3月31日 +7.25%
1156億7000万
2021年3月31日 +2.26%
1182億8300万
2022年3月31日 +38.12%
1633億6800万
2023年3月31日 +5.82%
1728億7100万
2024年3月31日 +17.49%
2031億600万

有報情報

#1 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
2023年度サステナビリティ委員会の開催履歴
開催年月議題
第6回2023年12月・経営幹部育成計画・2023年度ESG説明会開催計画・SBTに沿ったカーボンニュートラル目標設定と認定取得
第7回2024年3月製品の安全性と品質の追求・ESG説明会開催報告・サステナビリティ推進体制の改編報告
(1)TCFDガイドラインに基づく気候変動対策
①ガバナンス
2024/06/19 15:42
#2 事業の内容
5.2023年4月1日付で、「日本電産リード」セグメントは「ニデックアドバンステクノロジー」セグメントに名称を変更しております。
当社グループの主要な製品の内容に係る当社及び主要な連結子会社の位置づけは次のとおりであります。
主要な製品の内容主要な会社
精密小型モータHDD用モータ当社、ニデックモータ(香港)有限公司、ニデックエレクトロニクスタイランド㈱
その他小型モータ当社、ニデックモータ(香港)有限公司、ニデックインスツルメンツ㈱、ニデックモータ(東莞)有限公司、ニデックCCI股份有限公司、ニデックベトナム㈱、ニデック(上海)国際貿易有限公司、ニデックコンポーネンツ㈱、ニデックアドバンスドモータ㈱、ニデックプレシジョン㈱
車載当社、ニデック(上海)国際貿易有限公司、ニデック自動車モータ(浙江)有限公司、ニデックGPM GmbH、ニデックモータ(大連)有限公司、ニデック自動車モータ・アメリカ合同会社、ニデックモビリティ㈱、ニデックパワートレインシステムズ(ベトナム)会社、ニデックパワートレインシステムズ㈱、ニデックモーターズアンドアクチュエーターズドイツ㈲、ニデックモーターズアンドアクチュエーターズポーランド㈲
家電・商業・産業用ニデックホールディングアメリカ㈱、Nidec ASI㈱、Nidec Control Techniques Limited、Nidec Leroy-Somer Holding、ニデックグローバル・アプライアンス・ブラジル社、ニデックテクノモータ㈱、ニデックテクノモータ(浙江)有限公司
機器装置ニデックインスツルメンツ㈱、ニデックアドバンステクノロジー㈱、ニデックミンスター㈱、ニデックマシンツール㈱、ニデックプレシジョン㈱
電子・光学部品ニデックインスツルメンツ㈱、ニデックコンポーネンツ㈱、ニデックプレシジョン㈱
その他ニデックインスツルメンツ㈱、ニデックグローバルサービス㈱
2024/06/19 15:42
#3 事業等のリスク
(1)経営戦略リスク
①政治・経済状況の変動に係るリスク(特に重要なリスク)
リスク内容
NIDECの製品及びNIDECの製品を搭載した製品はアジア、米州、欧州及び日本で生産、消費されており、これらの国または地域の予期せぬ景気変動、政治・政策動向や消費動向は、NIDECの製品需要や生産状況に悪影響を及ぼす可能性があります。製造部門における設備投資の水準は景気動向によって左右され、その減退がNIDECの産業用製品に係る売上に悪影響を及ぼす恐れがあります。
主要な対応策
②技術環境・産業構造の変化に係るリスク(特に重要なリスク)
主要な対応策
・クラウドサーバー向けHHDD用モータ等、需要の高い製品へ注力することによるビジネスの最適化・新規商材へのリソース集中投下等、ビジネスポートフォリオ転換の早期化
③競合に係るリスク(特に重要なリスク)
リスク内容
NIDECは事業を行う様々な市場で激しい競争にさらされております。特に車載、家電市場においては、新興国の地場メーカーの台頭で競争が激化する傾向があります。NIDECは次のような場合に、市場における競争力が低下したり収益力を損なう可能性があります。・市場がNIDECの予測を超える速度で発展した結果、需要拡大等の市場変化への対応において競合他社がNIDECの能力を上回った場合・NIDECのコスト削減活動が、市場販売価格の減少や原材料費の上昇による悪影響を吸収するには不十分となった場合・競合他社が技術革新、製造効率の改善または研究開発能力の強化を行った結果、NIDECの製品や技術が陳腐化した場合・NIDECの競合企業同士の合併によりNIDECの競争力が相対的に弱まった場合・必要な投資を継続・強化するための財産的、技術的、人的な資源を調達できない場合
主要な対応策
④先行投資に係るリスク(特に重要なリスク)
リスク内容
NIDECは需要の拡大を予想した場合、受注に先駆けて生産設備を拡張したり、リードタイムを考慮して部品や材料を先行発注することがあります。従って、競合他社の開発・市場参入動向、製品の需要動向の変化を正しく見積もることができない場合、NIDECの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす次のようなリスクがあります。・需要が生産能力を下回る場合、稼動損による償却負担の増加または過剰在庫による棚卸資産の評価減が収益を圧迫するリスク・需要を過小に見積もり必要な設備投資を行わなかった場合、顧客の要求を満たせずシェアを失うリスク
主要な対応策
(2)事業運営リスク
2024/06/19 15:42
#4 引当金明細表(連結)
【引当金明細表】
(単位:百万円)
賞与引当金2,1051,9182,1051,918
製品保証引当金-2,153-2,153
(注)貸倒引当金の当期減少額は、洗替による戻入額であります。
2024/06/19 15:42
#5 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
NIDECのオペレーティング・セグメントの内容は次のとおりであります。
名称主要製品
①SPMSHDD用モータ及びその他小型モータ
②AMEC車載用製品
③MOEN家電・商業・産業用製品
④ACIM家電・商業・産業用製品
⑤ニデックインスツルメンツ機器装置、車載用製品、電子部品及びその他小型モータ
⑥ニデックテクノモータ家電・商業・産業用製品
⑦ニデックモビリティ車載用製品
⑧機械事業本部機器装置、工作機械
⑨ニデックアドバンステクノロジー機器装置
⑩その他車載用製品、機器装置、電子部品及びその他小型モータ、その他
(注) 1.2023年4月1日付で、「日本電産サンキョー」セグメントは「ニデックインスツルメンツ」セグメントに名称を変更しております。
2.2023年4月1日付で、「日本電産テクノモータ」セグメントは「ニデックテクノモータ」セグメントに名称を変更しております。
2024/06/19 15:42
#6 注記事項-企業結合、連結財務諸表(IFRS)(連結)
2023年7月3日(米国時間)に、NIDECは米国のHouma Armature Works(法人名TAR,LLC 以下、「ホーマ社」)の出資者から、ホーマ社の持分100%を4,154百万円で取得しました。ホーマ社は、産業機器向けモータ、発電機、制御システムの修理、リビルド品販売、設置、製造、メンテナンス等を行っております。本件取引を通じて、米国の湾岸地域におけるサービス拠点が拡充され、自社製のモータ・発電機等の設備に関するアフターマーケット市場でサービス事業を強化できると考えております。この企業結合によるNIDECの財政状態及び経営成績に与える重要な影響はありません。
2023年8月1日(米国時間)に、NIDECはAutomatic Feed Company、Lasercoil Technologies LLC、及びAutomatic Leasing Company(以下、上記3社を総称して「対象会社」)の出資者から、対象会社の持分100%を3,931百万円で取得しました。対象会社は、プレス周辺機器製造・販売・サービス等を行っております。本件取引を通じて、(1)ニデックアリサ㈲及びニデックミンスター㈱の中型・大型プレス機とのユニット販売によりライン一式で提供(2)北米を拠点とする自動車顧客へのニデックアリサ㈲及びニデックミンスター㈱のプレス機の拡販(3)複雑形状のブランク成形のためのレーザーブランキング技術の取込等、製品・販売・技術面においてシナジーを追求することができます。この企業結合によるNIDECの財政状態及び経営成績に与える重要な影響はありません。
2023年11月20日に、NIDECは㈱TAKISAWA(以下、「TAKISAWA」)の普通株式86.14%を金融商品取引法(昭和23年法律第25号。その後の改正を含みます。)に定める公開買付けにより14,306百万円で取得しました。なお、2024年2月2日の株式併合をもってTAKISAWAは当社の完全子会社となっております。TAKISAWAは、数値制御旋盤、マシニングセンタ及び普通旋盤等の工作機械の製造・販売等を行っております。本件取引を通じて、NIDECとTAKISAWAとの間で売上シナジー(両社の製品が相互補完関係にあることによる顧客ベースの統一と相互活用による販路拡大・クロスセリング等)及びコストシナジー(共通部品調達の相乗り、購買ロット大型化による原価低減、海外調達や海外生産の推進等)などの各種シナジーが実現され、両社において企業価値を最大化させる具体的な蓋然性が高いものと確信しております。この企業結合によるNIDECの財政状態及び経営成績に与える重要な影響はありません。
2024/06/19 15:42
#7 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
連結財務諸表は、2024年3月31日を期末日とし、当社及び当社の連結子会社(以下、「NIDEC」)、並びにNIDECの関連会社に対する持分により構成されております。グループ企業の構成については、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」を参照ください。
NIDECは、主に以下の製品の設計、開発、生産及び販売に従事しております。
①精密小型モータ(HDD用モータ、ブラシレスモータ、ファンモータ、振動モータ、ブラシ付モータ、モータ応用製品等)
2024/06/19 15:42
#8 注記事項-売上収益、連結財務諸表(IFRS)(連結)
2.( )内は、一定の期間にわたり履行義務を充足する工事契約から生じる収益で内数であります。
NIDECは、精密小型モータ、車載製品、家電・商業・産業用製品、機器装置、電子・光学部品等の製造・販売を主な事業内容にしています。これらの事業から生じる収益は、顧客との契約に基づき、計上しております。また、変動対価等を含む収益の額に重要性はなく、重要な金融要素は含まれていません。
①精密小型モータ
2024/06/19 15:42
#9 注記事項-引当金、連結財務諸表(IFRS)(連結)
製品保証引当金
NIDECは、ある一定期間において、一部の製品及びサービスに対する保証を行っております。見積りは主として過去の実績額に基づいております。これらの費用は概ね翌年度に発生するものと見込まれます。
その他の引当金
2024/06/19 15:42
#10 注記事項-棚卸資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
棚卸資産の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度(2023年3月31日)当連結会計年度(2024年3月31日)
製品172,871203,106
原材料224,801232,108
当連結会計年度に費用として認識された棚卸資産の取得価額は主に「売上原価」に含まれております。棚卸資産の評価損の金額は、前連結会計年度9,506百万円、当連結会計年度6,051百万円であります。
2024/06/19 15:42
#11 注記事項-重要性がある会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
製品保証引当金
NIDECは、ある一定期間において、一部の製品及びサービスに対する保証を行っております。見積りは主として過去の実績額に基づいております。これらの費用のほとんどは翌年度に発生するものと見込まれます。
(15)株式に基づく報酬
2024/06/19 15:42
#12 注記事項-関連当事者、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(1)報告期間中に行われた、関連当事者との取引は次のとおりであります。
(製品及びサービスの販売)
(単位:百万円)
2024/06/19 15:42
#13 研究開発活動
(2)AMEC
当セグメントにおいては、脱炭素社会の実現に貢献する電気自動車(EV)向けの駆動用をはじめとする各種車載用モータ等に関する新製品及び新機種量産化、製品の品質向上を目的とした研究開発を行っております。主な研究開発の内容は次のとおりであります。
車載用モータについては、電気自動車(EV)向けの駆動用モータの開発を強化しております。原材料の使用量を大幅に低減すると共に開発・部品調達・生産の現地化を図り、小型・軽量化を実現した第3世代EV向け駆動用モータを開発しております。また同時に、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が脱炭素社会の実現に向けて創立したグリーンイノベーション基金事業として、磁石フリーの次世代EV向け駆動用モータの開発も進めております。その他にも、小型・高性能の次世代パワーステアリング用モータ、パワーステアリング以外のアプリケーション(ブレーキ・クラッチ・シート・サンルーフ等)用のモータ及び付帯する電子制御ユニットの開発と車両熱マネージメントに使用されるポンプアクチュエータ等の開発を行っております。また最近では、電気自動車(EV)向けの駆動用モータや車載用モータを、センサー・制御装置と組み合わせたパッケージ開発を行っております。
2024/06/19 15:42
#14 経営上の重要な契約等
1.目的
対象会社は、米国のオハイオ州を拠点として、中型及び大型プレス機用周辺機器及びプレス用板金切断装置等の製造、販売、サービス等を行っております。本件取引により、(1)過去買収したニデックアリサ㈲及びニデックミンスター㈱の中型・大型プレス機とのユニット販売によりライン一式で提供(2)北米を拠点とする自動車顧客へのニデックアリサ㈲及びニデックミンスター㈱のプレス機の拡販(3)複雑形状のブランク成形のためのレーザーブランキング技術の取込等、製品・販売・技術面においてシナジーを追及することができます。
2.Automatic Feed Company、Lasercoil Technologies LLC、Automatic Leasing Companyの概要
2024/06/19 15:42
#15 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
更にESG関連項目を目標として組み込み、当社事業ごとの持続性を担保していくため、社内外のステークホルダーによる中長期の展望を軸に5つの重要課題(マテリアリティ)を特定しました。「脱炭素社会の実現」「人権の尊重・適正な労働慣行の浸透」「国際競争力が高い人材の確保・育成」など、積極的かつ持続性のある改善活動を進めてきました。特に「脱炭素社会の実現」において、2040年度までにスコープ1・2をカーボンニュートラルとする目標を設定し、CO2削減活動を推進しています。これらの活動が認められ2024年2月に気候変動に関する国際的な非政府組織CDPからBスコアを獲得しました。
当社はこの目標に加え、2024年3月にCO2排出量削減に関する新たな中長期目標を設定しました。2050年度にサプライチェーン全体のCO2排出量のネットゼロを目指し、2030年度までにスコープ1・2での排出量を2022年度に比べて42%削減、スコープ3での排出量も2022年度に比べて25%削減することを目指します。これらの目標は2015年にCOP21で採択されたパリ協定の水準に沿ったものです。当社は再生可能エネルギーの導入や省エネ活動を通じて、事業活動におけるCO2の排出量を削減するとともに、軽薄短小の技術を活かし省資源・省エネルギーの製品を開発することで、サプライチェーンのCO2排出量も削減していきます。
(2)経営環境及び中長期的な会社の経営戦略
2024/06/19 15:42
#16 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
2024年3月期の当社を取り巻く事業環境は、最終市場によって需要の強弱がある一年でした。精密小型モータは、IT関連向けでは巣ごもり特需の反動減が長らく続きましたが、今年度の中盤以降は買替え需要の盛り上がりにより徐々に需要回復の兆しが表れました。加えて、急成長する生成AIを活用したデータセンター向け需要増を取込み水冷モジュールなどの新たな事業機会も生まれ始めています。車載は、半導体等の供給制約緩和に伴いグローバル自動車生産台数が徐々に回復する一方、激しい価格競争の進展によって健全な競争環境が失われつつある中国EV市場では他社に先駆けていち早く収益性最優先へと戦略転換を行いました。家電・商業・産業用は、家電需要の調整は未だ継続していますが、産業やインフラ系の更新需要は堅調に推移しています。機器装置の関連は、景気変動サイクルにおける低迷期が続き製造業関連指数も低調な中、来たる需要回復に向けて体制の整備を進めました。
市場・顧客の求めに応じて良い製品を適正な価格で提供すべくスリー新(新市場、新製品、新顧客)活動の強化や徹底したコスト削減活動をグループ一丸で継続し、当期の売上高、税引前当期利益において過去最高を更新しました。
当連結会計年度における主な経営成績は次のとおりであります。
2024/06/19 15:42
#17 製品及びサービスに関する情報(IFRS)(連結)
(注)1.「精密小型モータ」は、「HDD用モータ」及び「その他小型モータ」により構成されており、「その他小型モータ」は、ブラシレスモータ、ファンモータ、振動モータ、ブラシ付モータ、モータ応用製品等により構成されております。
「車載」は、車載用モータ、自動車部品、トラクションモータシステムにより構成されております。
2024/06/19 15:42
#18 重要な会計方針、財務諸表(連結)
(4)製品保証引当金
販売した製品及びサービスに関する補償費用の支出に備えるため、今後支出が見込まれる金額を計上しております。
4.収益及び費用の計上基準
2024/06/19 15:42