世界経済に目を転じますと、中国においては、過剰債務・過剰設備を抱える民間企業の設備投資の減速に加え、雇用調整の動きの拡大から個人消費が鈍化したことにより、景気の減速基調が続いております。米国では、新政権による経済政策への期待の高まりから、個人消費を中心に景気は緩やかな回復基調を維持しました。欧州においては、個人消費が堅調に推移しましたが、英国のEU離脱決定に伴い景気の不透明感が高まっており、先行きが懸念されます。
このような経済状況の中、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は、2,543億28百万円と前第3四半期連結累計期間に比べて109億80百万円減少(△4.1%)しました。第2四半期連結会計期間末からPanasonicの国内鉛蓄電池事業を連結対象に組み込んだことにより国内自動車電池事業の売上が増加したものの、主として年度の半ばまで続いた為替の円高による影響に伴い海外セグメントの売上が減少しました。
当第3四半期連結累計期間の利益は、上記のとおり為替の円高の影響があるものの、年度の半ばまで鉛相場が下落したことに伴う原価の低減により、営業利益は146億74百万円と前第3四半期連結累計期間に比べて5億21百万円増加(3.7%)しました。経常利益は、海外持分法適用会社におけるのれんの償却等により持分法投資利益が減少しましたが、期末における円安に伴い為替差損が減少したことで146億57百万円と前第3四半期連結累計期間に比べて3億88百万円増加(2.7%)しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、連結子会社の事業清算による整理損が減少したことにより、85億72百万円と前第3四半期連結累計期間に比べて19億45百万円増加(29.4%)しました。
2017/02/03 10:35