世界経済に目を転じますと、中国においては国内の消費市場規模の堅調な拡大が続くものの、金融規制の強化に伴う資金調達コストの上昇や、環境規制の強化による工業生産の減少が影響し、景気は緩やかに減速しました。米国においては継続的な雇用情勢の改善を受けた内需の回復により設備投資も緩やかに回復しておりますが、欧州ではBrexitに伴う経済をめぐる先行き不透明感が依然として根強く、景気回復の重石となっています。以上の各国の景気動向に見られるように、世界経済の回復は依然として緩慢な状況の中で推移しました。
このような経済状況の中、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は、自動車電池事業において国内の新車用需要が好調に推移したほか、当期決算においては、期初よりPanasonicの国内鉛蓄電池事業を連結対象に組み込んだ影響等により、2,969億84百万円と前第3四半期連結累計期間に比べて426億56百万円増加(16.8%)しました。
当第3四半期連結累計期間の利益は、上記のとおり国内の自動車電池事業が堅調に推移したものの、産業電池事業や海外の自動車電池事業において主要材料である鉛価格の高騰により利益が減少したほか、のれん等償却の影響により営業利益は137億21百万円(のれん等償却前営業利益は153億38百万円)と前第3四半期連結累計期間に比べて9億53百万円減少(△6.5%)しました。経常利益は、急激に円高が進行した前第3四半期連結累計期間に対し、当第3四半期連結累計期間は為替が安定的に推移し、為替差損益の改善が見られたものの、上記の営業利益の減少に伴って142億10百万円と前第3四半期連結累計期間に比べて4億46百万円減少(△3.0%)しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、海外関係会社整理損を計上したほか海外関係会社の留保利益に対する繰延税金負債計上に伴い税金費用が増加したことにより62億18百万円(のれん等償却前親会社株主に帰属する四半期純利益は79億71百万円)と前第3四半期連結累計期間に比べて23億54百万円減少(△27.5%)しました。
2018/02/02 15:10