有価証券報告書-第104期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 戦略
当社グループは2050年カーボンニュートラル達成を目標として、温室効果ガス排出量削減の活動、製品の環境負荷物質低減のための対策、CO2低排出・省エネルギー製品の開発を行っています。気候変動に関するリスクとその影響から見えるビジネス機会に関しては、受注減や工場の操業が停止する事態に陥ることが重大な財務的影響の定義とし、発生の可能性、影響の大きさ、質的影響で分類し、どのくらいのインパクトがあるかを定義しています。下表に示すシナリオ分析により影響度を評価し、事業戦略や経営計画に反映させていきます。
当社グループは2050年カーボンニュートラル達成を目標として、温室効果ガス排出量削減の活動、製品の環境負荷物質低減のための対策、CO2低排出・省エネルギー製品の開発を行っています。気候変動に関するリスクとその影響から見えるビジネス機会に関しては、受注減や工場の操業が停止する事態に陥ることが重大な財務的影響の定義とし、発生の可能性、影響の大きさ、質的影響で分類し、どのくらいのインパクトがあるかを定義しています。下表に示すシナリオ分析により影響度を評価し、事業戦略や経営計画に反映させていきます。
| リスクの分類 | 特定されたリスク | 取組・対応策 | ||
| 物理 | 急性 | 気候変動に起因する自然災害の激甚化 | 2010年7月に東海地区を襲った集中豪雨において、工場の近くを流れる河川が氾濫し被害が生じた。 今後さらに地球温暖化が進むと大型化する台風、高潮などによる水害のリスクが高まることが想定されるとともに、WRIアキダクトでの分析でも一定のリスクがあることが判明している。 | 過去の大水害被害と将来予測を考慮しつつ、考えられる降水量に対する工場敷地内の浸水防止や排水機能強化に向けた取り組みを計画的に毎年継続で行っている。また、河川水位による移動処置のマニュアル化等、災害発生時に備えた活動を進めている。 長期的にはカーボンニュートラル達成による気候変動対応が必須であり、生産活動におけるCO2排出量(Scope1・2)を指標として目標達成に貢献していく。 |
| 移行 | 規制 | 温室効果ガス排出削減に関する規制強化 | 脱炭素へ向けた自動車のEV化が加速する中、ショックアブソーバへは、客先の多様化による要求仕様の多様化や部品のCO2排出量削減、バッテリー搭載による重量増加からの軽量化が、車両の静音化に伴う静音(無音)化への要求などが加速すると想定され、ニーズに応えられない場合、市場から取り残されるリスクがある。 | 技術戦略として、自動車の次世代プラットフォームへの対応、コア技術である振動制御やパワー制御をより深化させ対応を進めている。特に軽量化に関しては、鋼材のハイテン化、アルミ化、樹脂化などの材料置換や、構造的な軽量化などの技術の追求に取り組んでいる。 製品の製造におけるCO2排出量(Scope1・2)を指標とするとともに、製品のライフサイクルのCO2排出量としてScope3排出量を今後指標として設定していく。 |
| 機会の分類 | 特定された機会 | 取組・対応策 | |
| 製品・ サービス | 商品とサービスに対する需要増加に起因する売上増加 | 自動車、建設機械メーカーの電動化への進展、省エネ、GHG排出削減に貢献する技術や製品・サービスの需要拡大による機会がある。予知保全,予防保全可能な製品・システムの開発による機会がある。 | 天然由来のベースオイルを使用した環境作動油サステナルブなどの開発を進めるとともに、建設機械や工場設備などの油圧機器の作動油状態をリアルタイムに診断する油状態診断システムのサービス提供を開始した。製品の付加価値を高めることに、より差別化を図り、優位性を確保し消費者に満足していただけるものづくりを目指している。 製品のライフサイクルのCO2排出量としてScope3排出量を今後指標として設定していく。 |