有価証券報告書-第105期(2023/01/01-2023/12/31)
③ 戦略
気候変動関連の事業リスクと機会については、2℃シナリオで起こる「低炭素経済への移行に関連したリスク」と、世界のCO2排出量削減未達により4℃シナリオに至った場合に起こる「気候変動に伴う物理的影響に関連したリスク」のふたつのシナリオにて検討しております。
事業を取り巻く環境を整理し、当社の重要性を考慮したうえで事業活動への影響を「大」「中」「小」の3段階で評価しております。
気候変動関連の事業リスクと機会については、2℃シナリオで起こる「低炭素経済への移行に関連したリスク」と、世界のCO2排出量削減未達により4℃シナリオに至った場合に起こる「気候変動に伴う物理的影響に関連したリスク」のふたつのシナリオにて検討しております。
事業を取り巻く環境を整理し、当社の重要性を考慮したうえで事業活動への影響を「大」「中」「小」の3段階で評価しております。
| シナリオ (リスクと機会) | 想定される社会の変化 | 具体的に起こり得ること | 影響度 | ||
| 2℃ | リスク (移行リスク) | 法規制 | 脱炭素の導入 | - 炭素系燃料の調達コスト増により、製造・物流等のコストが増加する | 中 |
| 各国の規制強化 | - プラスチック代替材料への置き換えとリサイクルの高度化等の対応コストが増加する - 規制範囲の従来製品が出荷できなくなることにより需要が減少する | 中 | |||
| 市場 | 電力・原油価格の状況 | - 石油系燃料の調達コスト増により、製造・物流等のコストも増加する | 大 | ||
| お客様の要求の変化 | - 環境配慮型製品の開発コストが増加する - お客様の要求への対応遅れにより需要が減少する | 大 | |||
| EV化 | - 内燃機関向け測定機の需要が減少する | 大 | |||
| 機会 | 法規制 | 各国の規制強化 | - 環境配慮型製品への買い替えにより需要が増加する | 中 | |
| 市場 | 電力価格の上昇 | - 省エネルギー設備導入により電力価格の上昇を相殺する以上にコスト削減となる | 大 | ||
| 原油価格の上昇 | - 製造コストを低減するための設計・生産技術の実現、輸送ルート、輸送方法の再構築が進む | 大 | |||
| 炭素系燃料価格の上昇 | - 炭素系燃料から自然由来エネルギーへの切り替えによる差異化で需要が増加する | 中 | |||
| EV化 | - 新規のEV需要に対してニーズにマッチした商品を展開することにより需要が増加する | 大 | |||
| 技術 | お客様の要求の変化 | - お客様の省エネルギー化要求へ対応するための技術革新が進む | 大 | ||
| 4℃ | リスク (物理的リスク) | 自然 | 異常気象の激甚化 | - 生産拠点の被災による操業停止・生産減少で設備復旧のコストが発生する - 操業停止・生産減少により商品供給が滞り、お客様の生産工程の遅延や停止を招く - サプライチェーンの寸断により原材料や部材の調達が不安定になり、調達コストの増加や生産減少が発生する | 大 |
| 降水量の減少 | - 製造に必要な水の確保ができず、操業停止・生産減少が発生する | 中 | |||
| 気温の上昇 | - 従業員の健康被害が増加し、操業停止・生産減少が発生する - 夏季の通勤や休業(時期や期間)等の働き方の更なる見直しが必要となる | 中 | |||