有価証券報告書-第106期(2024/01/01-2024/12/31)
対処すべき課題
文中の将来に関する事項は、当連結会計期間末現在において判断したものであります。
(1)経営方針
当社は、2024年10月22日をもちまして、創業から90周年を迎えることが出来ました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援、ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。
来るべき創業100周年に向けて、当社は「精密測定で未来を提案するソリューションカンパニー」となることを目指して「Mitutoyo Vision 100」を策定しております。この第一歩として2020年度からスタートした「中期経営計画2024」では、「“ダントツ”戦略」と「“生き生き”風土改革」を掲げ、新ビジネスモデルの構築やソリューションビジネスの進化、納期改革によるお客様満足度の向上や自社生産拠点のスマートファクトリー化、人財の育成などに取り組んでまいりました。その結果、最終年度となります当連結会計年度では過去最高の連結売上高を記録することが出来ました。
2025年度からは、「変える、つなぐ、超える」をテーマとした「中期経営計画2029」をスタートさせ、更なる業績の向上とものづくりの発展に寄与してまいります。
”変える”
測定機を“生産財”に変え、主戦場を製造現場に拡げる。
”つなぐ”
ミツトヨの強みをつなぎ、つながることでお客様の止まらない工場をサポートする。
“超える”
測れないものを測る、測りづらいものを測りやすくすることで、お客様の期待を超える。
(2)経営環境及び対処すべき課題
当社を取り巻く事業環境は、AI等の急速な技術革新や、クリーンエネルギー中心の社会への構造転換を進めるグリーントランスフォーメーション(GX)の動きなど、目まぐるしく変化しております。また、製造業においては労働人口の減少や資材・エネルギー価格の上昇、地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱など社会的・経済的な影響を大きく受けており、不安定なビジネス環境が続いております。
かかる環境の中、ものづくりの現場では生産の自動化・省人化・高効率化が喫緊の課題となっております。また、様々なデータを活用しての設備の予知保全や品質管理の強化なども課題となっており、測定機に対する要求はますます高まっております。このようなものづくり現場の要求に応えるだけではなく、お客様の期待をさらに超えていくことが当社グループの使命であり経営課題であると認識し、お客様の「不良品を出さない、止まらない工場」の実現に寄与してまいります。
従来は検査室での使用が主流であった測定機は、これからは現場の生産プロセスの中に入り、工作機械やロボットなどと並ぶ生産財として認識されていくものと考えております。単に測定結果を判定するだけではなく、測定データを分析することにより、上流の加工修正や設計の見直しなどお客様の生産プロセス全体の生産性向上に寄与できるようサポートしてまいります。
また、測定データは当社のプラットフォームにつなぐことによってデータ管理や品質向上への活用を促進し、お客様に更なる付加価値を提供してまいります。
そして、当社グループの持つ技術力・課題解決力を集結し、従来測ることが出来なかったものをいかに測るか、測りにくいものをいかに測りやすくするか、というテーマに挑戦し、お客様の期待を超えるような新商品・ソリューションを提供してまいります。
また、経営方針の実現と会社の成長を支える根幹である“人”をグループ最大の財産として、人財育成や労働環境の拡充に引き続き取り組んでまいります。
(1)経営方針
当社は、2024年10月22日をもちまして、創業から90周年を迎えることが出来ました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援、ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。
来るべき創業100周年に向けて、当社は「精密測定で未来を提案するソリューションカンパニー」となることを目指して「Mitutoyo Vision 100」を策定しております。この第一歩として2020年度からスタートした「中期経営計画2024」では、「“ダントツ”戦略」と「“生き生き”風土改革」を掲げ、新ビジネスモデルの構築やソリューションビジネスの進化、納期改革によるお客様満足度の向上や自社生産拠点のスマートファクトリー化、人財の育成などに取り組んでまいりました。その結果、最終年度となります当連結会計年度では過去最高の連結売上高を記録することが出来ました。
2025年度からは、「変える、つなぐ、超える」をテーマとした「中期経営計画2029」をスタートさせ、更なる業績の向上とものづくりの発展に寄与してまいります。
”変える”
測定機を“生産財”に変え、主戦場を製造現場に拡げる。
”つなぐ”
ミツトヨの強みをつなぎ、つながることでお客様の止まらない工場をサポートする。
“超える”
測れないものを測る、測りづらいものを測りやすくすることで、お客様の期待を超える。
(2)経営環境及び対処すべき課題
当社を取り巻く事業環境は、AI等の急速な技術革新や、クリーンエネルギー中心の社会への構造転換を進めるグリーントランスフォーメーション(GX)の動きなど、目まぐるしく変化しております。また、製造業においては労働人口の減少や資材・エネルギー価格の上昇、地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱など社会的・経済的な影響を大きく受けており、不安定なビジネス環境が続いております。
かかる環境の中、ものづくりの現場では生産の自動化・省人化・高効率化が喫緊の課題となっております。また、様々なデータを活用しての設備の予知保全や品質管理の強化なども課題となっており、測定機に対する要求はますます高まっております。このようなものづくり現場の要求に応えるだけではなく、お客様の期待をさらに超えていくことが当社グループの使命であり経営課題であると認識し、お客様の「不良品を出さない、止まらない工場」の実現に寄与してまいります。
従来は検査室での使用が主流であった測定機は、これからは現場の生産プロセスの中に入り、工作機械やロボットなどと並ぶ生産財として認識されていくものと考えております。単に測定結果を判定するだけではなく、測定データを分析することにより、上流の加工修正や設計の見直しなどお客様の生産プロセス全体の生産性向上に寄与できるようサポートしてまいります。
また、測定データは当社のプラットフォームにつなぐことによってデータ管理や品質向上への活用を促進し、お客様に更なる付加価値を提供してまいります。
そして、当社グループの持つ技術力・課題解決力を集結し、従来測ることが出来なかったものをいかに測るか、測りにくいものをいかに測りやすくするか、というテーマに挑戦し、お客様の期待を超えるような新商品・ソリューションを提供してまいります。
また、経営方針の実現と会社の成長を支える根幹である“人”をグループ最大の財産として、人財育成や労働環境の拡充に引き続き取り組んでまいります。