3Dプリンタ事業では、パーソナル3Dプリンタは価格下落傾向が顕著であり、価格競争の激しさは増しています。このような環境の中、当社は価格下落の影響はあるものの、ブランド力と製品ラインアップの強化を目的として製品開発に注力し、今後の事業拡大への先行投資を推進してまいりました。当初目標を上回るペースで出荷が続く熱溶融積層(FDM)方式のパーソナル3Dプリンタ「Value 3D MagiX」では、MFシリーズとして製品ラインアップを強化、期前半にはダブルヘッドを搭載した「MF-2000」を、期後半には高速・高精細出力を可能にした自社開発ヘッドを搭載したエントリーモデル「MF-500」の発売を開始いたしました。さらに、プロダクションモデルの製品展開も積極的に行ない、期後半には産学共同開発によるアーク溶接方式を採用した金属3Dプリンタの試作モデルを発表いたしました。この金属3Dプリンタは他に例のないアーク溶接方式を採用することにより、低価格・低ランニングコスト・ハイスピードを実現したことで、大きな反響を得ています。また、3Dプリンタ事業のさらなる拡大のため3Dプリントサービスのトータルソリューションとなる着せ替え3Dフィギュアプリントサービス「バリュー3Dフィギュアワールド」をスタートさせ、専業子会社を新たに設立し、チェーン展開並びに各種イベントにおける出店活動を開始いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、為替環境の好転など当社グループを取巻く事業環境の改善はあるものの、一部の製品出荷遅延と先行投資の拡大などの影響から、売上高は234億75百万円(前年同期比1.6%増)となり、営業利益は13億6百万円(前年同期比19.9%減)、経常利益は13億54百万円(前年同期比32.8%減)となりました。なお、厚生年金基金代行部分(過去分)返上による代行返上益27億51百万円を特別利益に計上したことに伴い当期純利益は26億84百万円(前年同期比11.8%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
2015/06/29 13:36