有価証券報告書-第39期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/26 9:13
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有報資料

(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、世界経済は、英国のEU離脱問題や米国の新政権の誕生などがありましたが総体的には堅調に推移し、国内でも個人消費の停滞や急激な為替変動が見られたものの、緩やかな回復基調で推移しました。
このような状況下、当社グループは、平成30年3月期の利益計画「ASEANプロジェクト」の4年目を迎え、「生産能力の増強」「サプライチェーンの構築」「更なる付加価値製品の提供」をテーマに、計画の達成に向けて引き続き取り組んでまいりました。製造子会社であるNISSEY VIETNAM CO.,LTD.においては、表面処理専用の新工場(平成27年9月着工、平成28年6月完成)が本格稼働を開始したことにより、時計関連部品等の一貫生産工場としての効率が大幅に向上しました。また、設備投資の継続による生産能力の増強及び半自動化・オートメーション化を推進してまいりました。同じくNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.の敷地内においては、時計関連の新規製品の受注拡大に向け、平成28年9月より新工場(NISSEY CAMBODIA METAL CO.,LTD.)の建設に着工しました。これらの取り組みと並行して、その他事業における新規分野の受注促進に注力し、ウエアラブル関連や健康器具等の新規顧客との取引が拡大しました。一方、時計関連では取引先の在庫調整などにより受注は減少しており、メガネフレームも販売単価の下落や消費の節約志向などにより、厳しい環境が続いております。
その結果、当連結会計年度の連結売上高は8,072,459千円(前年同期は9,335,894千円)となりました。
損益につきましては、売上総利益は、NISSEY VIETNAM CO.,LTD.及びNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.の人件費などの製造コストの圧縮に努めてまいりましたが、時計関連の取引先の在庫調整などによる受注の減少、そして繰越在庫の減少に加え、上期の円高によるグループ全体の売上の減少などの複数のマイナス要因が重なり1,360,909千円(前年同期は2,166,611千円)となりました。営業損失は、人件費や諸経費など販売管理費の圧縮を行いましたが、売上総利益の減少により357,905千円(前年同期は営業利益281,941千円)となりました。経常損失は、下期の円安による在外子会社の外貨建て債務の為替評価損の計上などにより480,387千円(前年同期は経常利益97,059千円)となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純損失は、平成28年4月に締結した「新規国内時計製造会社との長期安定製品供給に関する契約」に基づく製品安定供給準備金200,000千円を特別利益に計上しましたが、個別の黒字決算による法人税の計上などもあり339,737千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益49,457千円)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
① 時計関連
時計関連の売上高は6,035,199千円となり、前年同期比955,043千円(13.7%)減少しました。このうち、時計バンドは、海外の取引先からは新規モデルの受注などにより約24%の増加となりましたが、国内の取引先については、取引先の在庫調整や上期の円高などの影響もあり約20%の減少となりました。また、同様に時計部品についても、国内の取引先からの受注の減少などにより約16%の減少となりました。
これにより、セグメント損失は390,658千円(前年同期はセグメント利益410,910千円)となりました。
② メガネフレーム
メガネフレームの売上高は1,427,434千円となり、前年同期比524,335千円(26.9%)減少しました。このうち、㈱村井は、新規に投入したブランドは好調なものの、海外売上の減少に加え、国内の市場環境は一層厳しくなっており、取引先の在庫調整等による受注の減少などにより、465,446千円(26.0%)の減少となりました。また、当社のメガネフレーム部門は、国内市場の単価下落による受注の抑制などにより58,888千円(37.1%)の減少となりました。
しかしながら、㈱村井の利益重視の営業活動の実施、円高による仕入コスト及びロイヤルティの減少、販売管理費の圧縮などにより赤字幅は縮小し、セグメント損失は87,993千円(前年同期は186,901千円)となりました。
③ その他
その他の売上高は609,825千円となり、前年同期比215,944千円(54.8%)増加しました。釣具用部品は24,907千円(8.5%)減少しましたが、静電気除去器は11,699千円(26.7%)増加しました。また、新規製品であるウエアラブル関連は117,060千円(357.1%)、同じく健康器具が121,429千円(2931.4%)増加しました。
これにより、セグメント利益は108,670千円(前年同期は43,583千円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度と比較して、267,173千円減少し779,496千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は151,183千円(前連結会計年度は103,453千円)となりました。収入の主な内訳は、減価償却費257,426千円、売上の減少による売上債権の減少165,995千円、たな卸資産の減少176,107千円などであります。一方、支出の主な内訳は、税金等調整前当期純損失の計上286,726千円、売上及び受注減少による仕入債権の減少161,244千円などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は625,497千円(前連結会計年度は742,706千円)となりました。支出の主な内訳は、NISSEY VIETNAM CO.,LTD.における工場建物などの取得に伴う有形及び無形固定資産の取得による支出480,439千円などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は215,137千円(前連結会計年度は1,328,540千円)となりました。収入の主な内訳は、金融機関からの長期借入れによる収入972,245千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入93,160千円などであります。支出の主な内訳は、短期借入金の純減額182,963千円、長期借入金の返済による支出663,810千円などであります。

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